あるいじめを受けていた小学生の作文 | とある働き人の聖書のお話

とある働き人の聖書のお話

東京で牧師をしておりました。
7年前子供が小学生に上がるまで離れていましたがぴったりの時に新しい働き(子ども関係)に招かれ、伝道させていただいています。

「わたしの目にはあなたは高価で尊い。わたしはあなたを愛している」

ある小学校で、T君という少年がクラスでいじめられていました。

「くさい」「にぶい」「耳だれ」

いつもいじめられていました。

 

ある日我慢できなくなって彼は喧嘩をしました。

その日、担任の先生が作文の時間に、

「赤ちゃんの頃のことを書く」

という課題を出しました。

 

T君の作文が発表されました。

「ぼくは生まれて1か月で高い高い熱を出したそうです。

 お父さんとお母さんは夜も寝ないで一生懸命に僕の看護をしてくれました。

 死にそうになりましたが助かりました。でも、目と耳が悪くなりました。

 右目は全然見えません。

 この学校に引っ越してきましたが、クラスの友達に目と耳のことでいじめられている

 ことを、

 もし両親が知ったら、どんなに悲しむかもしれません。

 僕の命を助けるために命を懸けてくれた両親だからです。」

 

この作文が発表されたとき、クラスはシーン、となり、それ以来クラスはがらりと変わりました。いじめはなくなりました。

 

あなたの隣の人は、あなた自身は、神様の目には高価で尊い、と言われ、なお神様が作られた大切な存在です。そして、御子イエス様が死刑囚や、裏切った弟子たち、十字架にかけた張本人たちを目の前にして、なお、「父よ、彼らをお赦しください。彼らは自分たちでは何をしているのかわからないのです。」と赦しを懇願され、その命懸けであなたを罪から、サタンの手から救い出された、それがあなたという人です。人を裁くのは簡単、でも愛する、という選択も一つ覚えておきましょう。何より、神様に頼ろう。神様は担任の先生どころか、あなたの命を、心を、守ってくださるから。かくまって下さるから。