アメリカのある病院の話:一人ではない | とある働き人の聖書のお話

とある働き人の聖書のお話

東京で牧師をしておりました。
7年前子供が小学生に上がるまで離れていましたがぴったりの時に新しい働き(子ども関係)に招かれ、伝道させていただいています。

「わたしの目にはあなたは高価で尊い。わたしはあなたを愛している」

病院で、お医者さんや看護師さんが患者さんに声を掛けますね?

「今日は、どんな具合ですか?」と。

英語に直せば、「How are you?」

 

ところが、アメリカの病院では、「How are "we"?」というそうです。

「私たちは、今日は、どんな具合でしょう?」って。

 

面白い話ですね。でもこれ真面目な話。

看護師さんがやってきて、患者さんに対して「今日はどんな具合でしょう?How are you?」と聞かず、

「How are we?」と。

 

これは、あなた一人の病気ではありません。私が一緒にその病気を負っているはずです。あなた一人が戦っているのではありません。私があなたと一緒に戦っているのです。あなたの苦しみは、私がともに追っている苦しみです。私たちは、今朝、どんな具合でしょうか?今日の午後、私たちはどうでしょうか?という思いを込めて、How are we?と尋ねるんです。

 

暖かいですね。すばらしいでしょう?キリスト教国といっても、いろんな問題がありますが、こういう風なことを見ると、ああすごいなあ、さすがだなあ、という気がしませんか?

 

イエス様は、私たちに対して「How are you?」ではなく、「How are we?」と尋ねてくださるのです。「私たちは、今日はどうでしょうか?私たちは、今日は元気でしょうか。私たち。あなたと私。私とあなたとは。」

こういう心でイエス・キリスト様は、私たちを今日も迎えてくれます。あなたは一人ではない、これをどうか忘れないでください。

 

ーある伝道者K先生のコラム集よりー