ある家族の和解 | とある働き人の聖書のお話

とある働き人の聖書のお話

東京で牧師をしておりました。
7年前子供が小学生に上がるまで離れていましたがぴったりの時に新しい働き(子ども関係)に招かれ、伝道させていただいています。

「わたしの目にはあなたは高価で尊い。わたしはあなたを愛している」

イギリスの作家ジェフェリー・アーチャーという人が「ケインとアベル」という小説をある時書きました。

 

銀行の頭取ケインとアメリカのホテル王であったアベルが、ふとしたことで反目し合い、憎しみながら生活するようになりましたが、このケインの娘とアベルの息子が愛し合い、親の反対を押し切って結婚してこどもが生まれました。

 

それがウィリアム・アベル・ケインです。この子の誕生をきっかけに長らく続いていた憎しみと復讐心の歩みに終止符が打たれ、真の和解がもたらされました。

 

これはなかなか素敵な物語でした。

 

ところで、聖書では、カインとアベル兄弟の、人類初の殺人事件が記されていますが、

兄のカインは弟アベルに嫉妬(弟アベルのいけにえが神様に受け入れられ、自分のいけにえは受け入れられなかったことに腹を立てた)し殺害しました。神様はそれでもその時、弟アベルを殺そうとするアベルに何とか怒りを治めるようにおっしゃるのですが、彼は結局弟アベルに手をかけました。

ただ、彼が自分が復讐されることを恐れると、神様は彼のために家族を備え、また彼に復習する者は7倍の復讐を受ける、と神様は彼が帰ってくることを願い、その御手を伸ばされていました。ただ、彼は結局神様から離れていき、一族は堕落の一途をたどり、ノアの洪水時に結局一族は滅びることになるのですが。

 

本当の意味での和解は、神様が結ばせてくださる。

神様が私たちを敵意あるものから、イエス様を十字架にかけてくださり、身代わりに罰せられ死なせたことによって、また復活させてくださったことによって、このイエス様の十字架の前に悔い改め立ち返る全ての人の罪を赦しされた、その敵は破棄され、平和が結ばれるのです。

 

↑のウィリアム・アベル・ケインではありませんが、憎しみの子ではなく、

まさに神様の家族として私たちはイエス様にあって受け入れられるのです。そのしるしがまさに、イエス様でした。

私たちはこの神様の愛のしるし、究極の愛、イエス様を受け入れていますか?

神様はこのイエス様にってあなたを平和のうちへと招かれています。さてあなたは?

 

「こういうわけで、あなたがたは、もはや他国人でも寄留者でもなく、今は聖徒たちと同じ国民であり、神の家族なのです」

エペソ人への手紙2章19節