時間がない?使い方の問題です | とある働き人の聖書のお話

とある働き人の聖書のお話

東京で牧師をしておりました。
7年前子供が小学生に上がるまで離れていましたがぴったりの時に新しい働き(子ども関係)に招かれ、伝道させていただいています。

「わたしの目にはあなたは高価で尊い。わたしはあなたを愛している」

【時間がない? 使い方の問題です】

 

もしあなたが、「時間がない」と言うなら、神様はちゃんとお与えになったのに、

あなたの使い方が間違っていたに違いないのだ。

ーチャールズ・スポルジョンー

 

「父はご自分の太陽を悪人にも善人にも昇らせ、正しい者にも正しくない者にも雨を降らせてくださるからです。」(マタイによる福音書5章45節)

 

このみ言葉は、イエス様が、「敵を愛せ」という教えのあとに、その根拠として言われたもので、なぜなら神様は善人も悪人も分け隔てなく愛しておられ、太陽、雨、空気などの自然の恵みも、平等にお与えになるからだ、と諭されたものです。その恵みの中には、当然ながら「時間」も入っています。

 

永遠の神様は、ご自身の創造のみわざの初めに、まず「時空=時間・空間」をお創りになりました。それは、その創造のみわざの完成としてお創りになった人間に、この天地と共に、「時間」を正しく管理する務めをもお与えになるためでした。創造されたときの人間は、その時間を管理しつつ、自らは永遠に生きるはずのものでしたが、罪を犯してしまったために、「死」が入り込みました。そこで人間は、限りある自分の時間を、より一層の注意をもって、最大限に生かすべき責任が増し加わったのです。

 

けれど多くの人は、そのようなことは考えたこともなく、ただ巡りくるその日その日を、無為に過ごしています。そんな中で、神様の恵みとあわれみによって救われ、生かされている私たちは、この「時間管理人」の務めの大切さを、今一度考えなければなりませんね。

 

神様は、まさしく正しい人にも悪い人にも、一日24時間を平等にお与えくださっています。けれど、その管理の良しあしによって、ある人には、ついどうでもいいことに時間を費やし、やるべきことがほとんどできないで、まるで一日が10時間しかないように短く感じられ、ある人には、優先順位をきちんと決めて、普通の人の2倍も3倍もの仕事をこなせ、特別に40時間与えていただいているかのように、意義ある一日を生きることもできるのです。

 

「時間がない」「忙しい」は、主に在る私たちの“禁句”にしましょう。そして、神様の恵みの時を十分に生かせていなかった罪を悔い改め、「神の国と神の義」を第一にした生活のスケジュールを立て直しましょう。約束された永遠の世界に想いを馳せつつ、今与えられている「神様の時は、本当に美しい」と感謝できるように―。

 

「神のなさることは、すべて時にかなって美しい。神はまた、人の心に永遠を与えられた。」

(伝道者の書3:11)

 

ー解説:小川政宏さん(元ワーナー・ブラザース映画会社の製作室長)ー