必要な荷物と不要な荷物、その末路は… | とある働き人の聖書のお話

とある働き人の聖書のお話

東京で牧師をしておりました。
7年前子供が小学生に上がるまで離れていましたがぴったりの時に新しい働き(子ども関係)に招かれ、伝道させていただいています。

「わたしの目にはあなたは高価で尊い。わたしはあなたを愛している」

フランクリンの探検隊は、北極海を横断する航路を発見しようと、1845年に英国を発ちましたが、不幸な最期を遂げました。この探検隊は、帆船2隻大量の荷物を積み込みましたが、その多くは不要な物でした。千冊以上の書物、最高級の陶磁器やグラス、各々のイニシャルが持ち手に刻まれた上級隊員用の銀食器などです。

 

この帆船には、蒸気エンジンが補助的に装備されていましたが、信じがたいことに、彼らはたった12日分の石炭しか積み込んでいませんでした。船は広大な氷原で動きが取れなくなり、数ヶ月後にフランクリンは亡くなりました。乗組員たちは小隊に分れて生き延びようと決めましたが、生還できた人はいませんでした。

 

ふたりの上級隊員の遺体が発見されましたが、そのエピソードは、この人たちがいかに愚かであったかを示しています。彼らは大きなそりを引いて100キロ以上も引き返しましたが、そこに積まれていたのは、銀のスプーンやフォーク類だったのです。

 

不要な物を積んでいたために、彼らは自らの死期を早めたのですが、私たちも同じようなことをしていないでしょうか。不必要な荷物を抱えて、人生の航路を進んでいないでしょうか。意地悪な考え、悪い癖、恨みなどが、前進を阻んでいないでしょうか。さあ、「いっさいの重荷とまつわりつく罪」(ヘブル12:1)を捨てる決心をしましょう。キリストを人生から押し出すものすべてを人生から閉め出しましょう。

 

ーデイリーブレッドー

 

何より私達はイエス様の救い、罪の赦し、神様との和解による永遠の命という最高の荷、プレゼントを我が内に持ち続けよう。不要などと思わず。神様が御子イエス様の命と共にすべてを備えてくださっている、嵐の時であろうとなんだろうと、私たちと共に進んでくださる神様に信頼し、歩ませていただこうではありませんか。