リハビリの本当の意味 | とある働き人の聖書のお話

とある働き人の聖書のお話

東京で牧師をしておりました。
7年前子供が小学生に上がるまで離れていましたがぴったりの時に新しい働き(子ども関係)に招かれ、伝道させていただいています。

「わたしの目にはあなたは高価で尊い。わたしはあなたを愛している」

先日ある本を読んでいて、リハビリの本質を教えられました。

元々は中世ヨーロッパの宗教裁判で使われた言葉で、魔女とされた人たちが再び人間として認定される時に、Re Habilis(再び 人間)と使われていたそうです。

そう、リハビリとは人間性を取り戻す作業なわけです。

やがて1980年代に、傷がいの当事者から就労の可否や社会参加の有無で差別してはいけない、という声があがって、今のリハビリの目的は社会的な権利と自己の尊厳を取り戻すことだとされているそうです。

一方で、回復を当事者の努力に委ねると、その方を追い込むことになるそうです。

 

私たちは自身の手で人間性を取り戻すことはこんなんです。

様々な社会、関係の中であるべき姿は周りの影響を受けてしまいます。

しかし、神様は私たちをもう一度回復させてくださる、神様があなたに持っておられるイメージ、最高の姿に回復させるため、御子イエス様のいのちにあって私たちの人間性・というか本来の姿に回復させてくださるのです。一歩一歩。

神様は私たちの努力によって、仕方ない、と回復させるのではなく、一方的な恵みによって、愛によって取り戻される。イエス様の命をもってまで。それがどれだけすごいことなのか、私たちは改めて覚えたいものです。