これはある幼稚園の先生と、ある障がいをもった女の子Yちゃんの話。
1円玉、5円玉、10円玉、50円玉、100円玉、500円玉、このコインについてYちゃんに先生は教えに教えました。卒園式の日、先生は質問しました。「一番大事なのは、この6つの中のどれ?」Yちゃんは10円玉を取り出しました。先生は、失望しました。もう一度教え、もう一度質問しました。やっぱり彼女は10円玉を取りました。
Yちゃんはこう言いました。「だって、赤電話に入れたら、お父さんの声が聞けるもん」
(※この話はピンクの電話?が全盛期の時代の話なので)
物ごとの価値、世の中から見たらコインだったら普通500円玉が最も大事と考えますよね(お札なら1万円札ですか)。大人の発想ならなら、じゃあ500円玉を10円玉に崩せばいい、とおもうかもしれない。でも、彼女にとっては、お金の価値以上に、お父さんとの関係が大事だったのです。
人の出会いは、家族もそうですが神様が出会わせてくださる。それがどれだけ素敵なことか。あなたが与えられている、おかれている場所に神様の御心がなることを祈りたいものです。
何より、私たちはイエス様の十字架・いのちというコインによっていつでも神様に祈れる。神様とつながれる。この神様との出会いを大切にし、この中を生きよう。もっとお父ちゃん、神様に祈り求めようではありませんか。神様はイエス様の命にあってあなたにお父ちゃん、と呼ばせてくださる、神様の家族へと迎え入れてくださったのだから。