ー必要のない人はいないよー | とある働き人の聖書のお話

とある働き人の聖書のお話

東京で牧師をしておりました。
7年前子供が小学生に上がるまで離れていましたがぴったりの時に新しい働き(子ども関係)に招かれ、伝道させていただいています。

「わたしの目にはあなたは高価で尊い。わたしはあなたを愛している」

「主はモーセとアロンに告げて仰せられた。『レビ人のうち、ケハテ族の人口調査を、その氏族ごとに、父祖の家ごとにせよ。それは会見の天幕で務めにつき、仕事をすることのできる三十歳以上五十歳までのすべての者である。ケハテ族の会見の天幕での奉仕は、最も聖なるものにかかわることであって次のとおりである。宿営が進むときは、アロンとその子らは入って行って、仕切りの幕を取り降ろし、あかしの箱をそれでおおい、その上にじゅごんの皮のおおいを掛け、またその上に真っ青の布を延べ、かつぎ棒を通す。また、供えのパンの机の上に青色の布を延べ、その上に皿、ひしゃく、水差し、注ぎのささげ物のためのびんを載せ、またその上に常供のパンを置かなければならない。これらのものの上に緋色の撚り糸の布を延べ、じゅごんの皮のおおいでこれをおおい、かつぎ棒を通す。青色の布を取って、燭台とともしび皿、心切りばさみ、心取り皿およびそれに用いるすべての油のための器具をおおい、この燭台とそのすべての器具をじゅごんの皮のおおいの中に入れ、これをかつぎ台に載せる。また金の祭壇の上に青色の布を延べなければならない。それをじゅごんの皮のおおいでおおい、かつぎ棒を通す。聖所で務めに用いる用具をみな取り、青色の布の中に入れ、じゅごんの皮のおおいでそれをおおい、これをかつぎ台に載せ、祭壇から灰を除き、紫色の布をその上に延べる。その上に、祭壇で用いるすべての用器、すなわち火皿、肉刺し、十能、鉢、これら祭壇のすべての用具を載せ、じゅごんの皮のおおいをその上に延べ、かつぎ棒を通す。宿営が進むときは、アロンとその子らが聖なるものと聖所のすべての器具をおおい終わって、その後にケハテ族が入って来て、これらを運ばなければならない。彼らが聖なるものに触れて死なないためである。これらは会見の天幕で、ケハテ族のになうものである。祭司アロンの子エルアザルの責任は、ともしび用の油、かおりの高い香、常供の穀物のささげ物、そそぎの油についてであり、幕屋全体とその中にあるすべての聖なるものと、その用具についての責任である。』ついで主はモーセとアロンに告げて仰せられた。『あなたがたは、ケハテ人諸氏族の部族をレビ人のうちから絶えさせてはならない。あなたがたは、彼らに次のようにし、彼らが最も聖なるものに近づくときにも、死なずに生きているようにせよ。アロンとその子らが、入って行き、彼らにおのおのの奉仕と、そのになうものとを指定しなければならない。彼らが入って行って、一目でも聖なるものを見て死なないためである。』ついで主はモーセに告げて仰せられた。『あなたはまた、ゲルション族の人口調査を、その父祖の家ごとに、その氏族ごとに行ない、三十歳以上五十歳までの者で会見の天幕で務めを果たし、奉仕をすることのできる者をすべて登録しなければならない。ゲルション人諸氏族のなすべき奉仕とそのになうものに関しては次のとおりである。すなわち幕屋の幕、会見の天幕とそのおおい、その上に掛けるじゅごんの皮のおおい、会見の天幕の入口の垂れ幕を運び、また庭の掛け幕、幕屋と祭壇の回りを取り巻く庭の門の入口の垂れ幕、それらのひも、およびそれらに用いるすべての用具を運び、これらに関係するすべての奉仕をしなければならない。彼らのになうものと奉仕にかかわるゲルション族のすべての奉仕は、アロンとその子らの命令によらなければならない。あなたがたは、彼らに、任務として、彼らがになうものをすべて割り当てなければならない。以上がゲルション諸氏族の会見の天幕においての奉仕であって、彼らの任務は祭司アロンの子イタマルの監督のもとにある。メラリ族について、あなたはその氏族ごとに、父祖の家ごとに、彼らを登録しなければならない。三十歳以上五十歳までの者で、務めにつき、会見の天幕の奉仕をすることのできる者たちすべてを登録しなければならない。会見の天幕での彼らのすべての奉仕で、彼らがになう任務のあるものは次のとおりである。幕屋の板、その横木、その柱とその台座、庭の回りの柱と、その台座、釘、ひも、これらの用具と、その奉仕に使うすべての物である。あなたがたは彼らがになう任務のある用具を名ざして割り当てなければならない。これが会見の天幕でのすべての奉仕に関するメラリ諸氏族の奉仕であって、これは祭司アロンの子イタマルの監督のもとにある。』」

民数記4章1−33節

 

人は時に、世間からは見向きもされない時期を通ることがあるかもしれない。日陰の中を通る時があるかもしれない。しかし、大丈夫です。あなたは1人ではない。神様が共におられる。あなたのために命さえ惜しまない神様が。あなたがどんなに世間からは弱く見られようとも、神様を見上げましょう。神様はあなたに御手を伸ばされ、導いて下さるから。

 

さて、↑は祭司として仕えるレビ族の諸氏族の登記と役割分担について神様は語られています。実はレビ族は他の12部族と違い、登録する年齢が違います。他の12部族は20歳以上の男子で軍務に就くことのできるものの登録でしたが、彼らは30−50歳すべての人口調査、となっています。仕事をする人の人数は。やはり差別?いえ、それほど重要な役割、神様と民の間をとりなす役割として重要だったので、30までの間、先に職についている人を見ながら学び、主に仕える喜び、民に仕えることの意味を学ぶ機会となったのではないでしょうか。

 

私たちもどんな時喪主から学びたいものです。そしてイエス様も、公生涯はおおよそ30歳からでしたし、その間家族に仕え、神と人とに愛されていました。人には時があるでしょう。しかしたとえ日の目を見ない日があろうと、神様は見ていて下さり支え、養って下さる。辛い時もです。

 

話を役割分担に進め、まずケハテ族。モーセの息子のゲルション属が先ではないところを見ると、神様に仕える上でこっちが上、とかはない。むしろ仕えるものであることも見えますね。イエス様が「あなたがたの間で偉くなりたいと思う者は、みなに仕える者になりなさい」と仰ったように。神様から与えられた役割を、どこであろうと、どんな立場であろうと喜んで仕えたいものです。その中に神様のご栄光が現されるから。

 

そのケハテ族ですが登録者は2750人で、彼らは主に聖所の器具を運搬する役割を持っていましたが、直接見たり、触れたりすることができなかったので、予めアロンとその子らが幕屋に入り、出エジプト記や↑にある器具に覆いをかけ、その後ケハテ族が入ってきて次の宿営地までこれを運搬する、いや彼らの役割はある意味では運搬という役割だった。

 

中身については何があるのかは知っている、でも、私たちは一体自分が何をしているんだろう、とわからず歩む中で、神様が彼らを覆ってくださる。器具を真青の布で覆う、神様の栄光を現す布で覆われるように、神様のとりなしてのアロンとその子らによって管理されるように、神様がそんな不安な中にあっても守って下さる。担ぎ棒がありますが、私たちはイエス様が栄光を、御心を持って一緒に進んで下さることを忘れてはいけませんね。

 

次にゲルション族、彼らの登録者は2630人、その役割は幕屋の幕に関するものを管理、運搬する役割がありました。それをアロンの子、イタマルが監督することになります。え?モーセの子の一族なのにそれだけ?そうではありません。役に立たない役割などない。すべては幕屋の一つ一つの部分であって、それが共に立て上げられていく、不必要な人はいない。あなたはあなたで神様に委ねるとき、あなたの働きを通して神様は監督者が置かれているように、あなたを用い、祝福される、あなた、そしてあなたの周りにまで。

 

最後のメラリ族の登録者はは3200人、その役割は板に関するたぐいのものを管理・運搬する役目を負い、アロンの子、イタマルが監督者としていました。管理運搬する中には大切な釘もあります。これを荒野でなくしたら大変。砂漠の中で針を探すようなもの。しかしイエス様はこう仰られました。「小さい事に忠実な人は、大きい事にも忠実であり、小さい事に不忠実な人は、大きい事にも不忠実です」と。

 

神の御子イエス様から見たら私たちは小さな者であり、罪を犯し神様から離れていってしまったもの。忠実である必要はない。でもあなたを本当に行きたものとなるため、聖なる布、命であなたを覆うため、私たちの身代わりに十字架にかかられ、身代わりに死なれ、その肉、血潮によって私達を覆ってくださったのです。そして復活、新しい命の道へと共に進んでくださるのです。

 

あなたはこの新しくされた命、愛をどう受け取るでしょうか。どう歩むだろう、どう考えるでしょうか?イエス様の命にあって与えられたこの命、小さい、大きいなんてない、神様が広げてくださった新しいこの道を主と共に歩ませていただこうではありませんか。