本当に世の中見回すと、なんでこんな事があるんだ?と思いたくなることはたくさんある。
でも、私たちは内側内側に目を向けて閉じこもっていはいけない。
あなたの暗闇に光を照らして、引き出してくださる方がいる。
そう、神様。
アンソニー・ホプキンス氏は言う。
無神論者でいるっていうのは、
窓のない独房にいるようなものに違いないね。
「羊たちの沈黙」の泣く子も黙るレクター博士や、「日の名残」「永遠の愛に生きて」のC.S.ルイス役で知られるイギリスの性格俳優アンソニー・ホプキンズの言葉です。役作りに想像力は付きもの。彼が「無神論者」とは?と想像すると、こんな感じになるのでしょう。
でも、ほんと、ぞっとするほど怖いと思いませんか? 神様を締め出した人間は、光一つない暗黒の小世界に閉じ込められるのです。創造者のまばゆい輝きが目に入らない世界は、神様に創られた世界のすばらしさもまた一切見えないし、触ることもできないのです。端的に言えば、それは命のない世界、死の世界です。
またそこには、キリストの十字架に示された創造者の愛がひとかけらもないので、いつも冷え冷えとしています。神のない世界は、愛の美しさも、温かさもない世界です。そして、地上の命が尽きれば、永遠の命の世界に迎え入れられることもないまま、孤独のうちに冷たい地面に横たわり、息絶えるだけです。
アンソニーの声が聞こえてくるようです。「あなた、そんな世界で生きたいですか? 私はごめんだね。冷血漢のレクター博士さえ嫌がると思うよ。幸い私は神を信じ、神の恩寵の中に生かされている。人に生まれて味わう喜びの中で、これほどすばらしいことはないね」と――。
Being an atheist must be like living in a closed cell with no windows.
ー Anthony Hopkinsー