―あなたのために立ち上がってくださる方― | とある働き人の聖書のお話

とある働き人の聖書のお話

東京で牧師をしておりました。
7年前子供が小学生に上がるまで離れていましたがぴったりの時に新しい働き(子ども関係)に招かれ、伝道させていただいています。

「わたしの目にはあなたは高価で尊い。わたしはあなたを愛している」

「―私はメディヤ人ダリヨスの元年に、彼を強くし、彼を力づけるために立ち上がった。―今、私は、あなたに真理を示す。見よ。なお三人の王がペルシヤに起こり、第四の者は、ほかのだれよりも、はるかに富む者となる。この者がその富によって強力になったとき、すべてのものを扇動してギリシヤの国に立ち向かわせる。ひとりの勇敢な王が起こり、大きな権力をもって治め、思いのままにふるまう。しかし、彼が起こったとき、その国は破れ、天の四方に向けて分割される。それは彼の子孫のものにはならず、また、彼が支配したほどの権力もなく、彼の国は根こぎにされて、その子孫以外のものとなる。南の王が強くなる。しかし、その将軍のひとりが彼よりも強くなり、彼の権力よりも大きな権力をもって治める。何年かの後、彼らは同盟を結び、和睦をするために南の王の娘が北の王にとつぐが、彼女は勢力をとどめておくことができず、彼の力もとどまらない。この女と、彼女を連れて来た者、彼女を生んだ者、そのころ彼女を力づけた者は、死に渡される。しかし、この女の根から一つの芽が起こって、彼に代わり、軍隊を率いて北の王のとりでに攻め入ろうとし、これと戦って勝つ。なお、彼は彼らの神々や彼らの鋳た像、および金銀の尊い器を分捕り品としてエジプトに運び去る。彼は何年かの間、北の王から遠ざかっている。しかし、北の王は南の王の国に侵入し、また、自分の地に帰る。しかし、その息子たちは、戦いをしかけて、強力なおびただしい大軍を集め、進みに進んで押し流して越えて行き、そうしてまた敵のとりでに戦いをしかける。それで、南の王は大いに怒り、出て来て、彼、すなわち北の王と戦う。北の王はおびただしい大軍を起こすが、その大軍は敵の手に渡される。その大軍を連れ去ると、南の王の心は高ぶり、数万人を倒す。しかし、勝利を得ない。北の王がまた、初めより大きなおびただしい大軍を起こし、何年かの後、大軍勢と多くの武器をもって必ず攻めて来るからである。そのころ、多くの者が南の王に反抗して立ち上がり、あなたの民の暴徒たちもまた、高ぶってその幻を実現させようとするが、失敗する。しかし、北の王が来て塁を築き、城壁のある町を攻め取ると、南の軍勢は立ち向かうことができず、精兵たちも対抗する力がない。そのようにして、これを攻めて来る者は、思うままにふるまう。彼に立ち向かう者はいない。彼は麗しい国にとどまり、彼の手で絶滅しようとする。彼は自分の国の総力をあげて攻め入ろうと決意し、まず相手と和睦をし、娘のひとりを与えて、その国を滅ぼそうとする。しかし、そのことは成功せず、彼のためにもならない。…」

ダニエル書11章1-20節

 

歴史というのは本当に目まぐるしく変わっていく。しかし決して変わらない神様がいる。神様は全ての歴史を知っておられる。歴史=His Storyというくらい、神様の御心によって歴史は流れていく。すべてをご存知。あなたの歴史だって。だからこそ、私たちはこの神様に信頼し、期待し、歩もう。

 

さて、↑は昨日の続き、人称代名詞だらけで訳が分からない。ちなみに、これを語っているのは神様から遣わされた御使いミカエル、彼がダニエルを力づけ、また↑の歴史の中にあっても力強く立ち上がるために、語られた。そう、神様は語られる神様。ダニエルがいつもいつも、どんな時にも耳を傾けてきたように、私たちはどんなに時代が動こうが、状況が変わろうが、常にこの神様に耳を傾け、神様の御心にしっかり立とう。神様は支えて下さる。

 

さて、↑を歴史から見るとよくわかると思います。ペルシャ帝国になってイスラエルは解放されて時刻に帰っていくのですが、世界の状況は多くの獣・罪によって目まぐるしく変化していきます。ミカエルがダニエルに語るように、このペルシャから、カンビュセス、スメルディス、ダリヨス・ヒュスタスペスの3人の王が起こります。

 

ところが、↑に見る4人目というのはクセルクセス王・アハシュエロス王。聖書に詳しい方はご存知かと思いますが、捕囚によって連れてこられたエステルが彼の王宮に入って王妃となり、彼によってイスラエル滅亡から免れ、エステル負う人、謙遜な従妹、モルデカイに支えられ、この国は大きく↑の様に繁栄されていく。

 

神様が、エステル、モルデカイを通して、滅亡、歴史が目まぐるしく変わるどうしたらいいかわからない中にあっても守られていた。私たちはこの確信をしっかりと持ちましょう。預言の前に、「彼を強くし、彼を力づけるために立ち上がった」とありますが、この彼はダニエルでありあなた。そしてそのために神様が立ち上がってくださる。どんなに歴史が動こうが神様は全てをご存知、そのご存知の神様があなたを守ろうと立ち上がってくださる、何と力強いことだろう。

 

↑に話は戻して、ただ、この後ギリシャのアレクサンダー大王が出てきますね。大きな権力を持ち、好き勝手にふるまっても、それは決して続かない、サタンだろうが、誰だろうが、いや私たち自身だって好き勝手にふるまっていてもそれは続かない。しかし、神様が私たちを立ち上がらせ、神様があなたの上に建てられる家、いのちは誰も奪い取ることはできません。

 

さらに歴史は動く。エジプトのプトレマイオス1世ソーテールがでますが、その将軍セレウコス1世の方が強くなっていきます。そして、何年かの後に、プトレマイオス家とセレウコス家が同盟を結び、和睦をするために南の王プトレマイオス2世フィラデルフォスの娘ベルニケが北の王アンティオコス2世セオスに嫁いできますが、いつまでも続かない彼らは子孫も含め、死に渡されるのでした。

 

私たちの周りには確かに様々なものが手を組み、私たちを苦しめることがあります。↑のような戦争や戦い以外だってそうじゃないか。あれこれ様々な問題が手を組んで襲ってくるでも、私たちが忘れてはいけないのは、神様が私たちと同盟を結んでくださる、神様の家族として迎え入れようとしてくださるのです。

 

私たちがいつまでも続かない、自分を王・神として生きて、様々なものにおびえ苦しんでいる、私たちを見捨てられない神様は、御子イエス様を遣わし、私たちに愛を現して、敵対者としてではなく愛する者としてくださった。ただ私たちの罪を除かなければならず、私たちの死・罪を身代りに御子イエス様が背負われ、十字架にかかられ、死なれたのです。そして私たちを罪、サタンの手から引きはがし、ご自身の家族、やがてキリストの花嫁として迎え入れてくださるのです。

 

あなたがイエス様を受け入れる時、罪との手を切り、御子イエス様の救いを受け入れる時、私たちはこの神様の子とされる。死んで終わりではない、罰して終わりではなく回復され、神様のみ恵みがあふれる、ものとされていくのです。どんなにこの世が、サタンが私たちを奪い去ろうとしても、神様が与えてくださる恵みの前には、愛の前には、御心の前には立ち上がれない。最後は倒れる。やがて彼らはつまずき倒れるのです。砂の上に家を建てたらあらしが吹けば倒れる、しかし、岩の上、イエス様の上に、イエス様がくださった新しい命の土台に、「聖霊様」が建てあげていくあなたは決して倒れません。

 

↑の預言の解説、歴史を全部追っていたらきりがないので、ポイントで見ました。ごめんなさい。ただ明後日続きを分かち合いますが、実はこの先、アンティオコス・エピファネス4世という最悪の敵が登場します。終わりの時代にもそれ以上の偽キリストが。

 

しかし、私たちは忘れてはいけない。あなたがこの罪の、サタンのはびこる、この世にあってもすべ治め、あなたを力づけ立ち上がらせるために、御子イエス様さえ惜しまず与えられた神様がおられるということを。あなたは一人ではない、このイエス様のいのちにあって新しく与えられた元年、復活のイエス様が住まわれ聖霊様が豊かに働かれる、この素晴らしい命をしっかり立ち、いや立たせていただき支えられ、信頼し、やがて来る勝利の時、神様の御国を待ち望もうではありませんか。