北海道緊急事態宣言を受けて3:特養と寛容な心と | とある働き人の聖書のお話

とある働き人の聖書のお話

東京で牧師をしておりました。
7年前子供が小学生に上がるまで離れていましたがぴったりの時に新しい働き(子ども関係)に招かれ、伝道させていただいています。

「わたしの目にはあなたは高価で尊い。わたしはあなたを愛している」

北海道で緊急事態宣言が出ていますが、こちらの情報を提供しながら自分の住む地域にもいざというときに参考になれば、と分かち合っています。

 

私はプロフィールにも書いていますが、介護施設でも働いています。

神奈川の方でも介護施設で新型コロナがでていることが確認されていますが、

 

北海道ではニュースで上がっていますが900名以上の方が「先月の時点で」発症、そこからすでに増え広がっている、ということがわかり、私たちの施設でも戦々恐々としています。

 

ご存知、高齢者の感染率の高さは言うまでもないのですが、高齢者はほとんどの方が持病を持ち合わせています。そして、特養ともなると、閉鎖空間になりますから感染が出たらほぼアウトに近いのです。しかし現実、買い占め等によって、必要な物品も届かない。利用者さんに必要なサービス提供が難しい現状があります。

 

また、特養は、全てではないにしても、デイと併設している場合があります。私たちは扉で行き来できないようにはしていますが、やはり限界があります。デイとショートステイ併用の方もいるでしょう。

 

うちの施設も緊急事態宣言前から対策は話し合われていましたが、介護施設は国の指針によって基本動くのでできる範囲に限界があるのです。某議員は、高齢者は出歩かないとかとんでもないことを言っていましたが、高齢者にも尊厳はあります。

 

品薄に目が向きがちですが、目の前の問題を忘れないでほしい。それは高齢者問わず、働くお母さんたちのためにこどもが危険(犯罪に巻き込まれるリスクは長期休みは非常に高く、見る人も必要、でも見てもらえる場所が少ないなど)、まだまだ様々な問題があります。

 

品薄問題を考えているときに、普通に生活すれば、普段通りの数をいつも通りに買えばいいところを、買い占める、不安だからと、まあデマに流されるところもあるんでしょうけど、そんなシンプルな話で、誰にでも必要は届くようになる。なんか、お店でもすごくぎすぎすした空気があっちこっちで見られますが、寛容な心が失われてしまっている。それでは目の前の問題に向き合えない。ぜひ、寛容な心で見渡してください。そして今できることをしましょう(;^_^A

 

ニュースで、あるお母さんが家を開放して、健康チェックを条件に開放しているのを見て、こういう助け合いっていいな、こういう苦難の時こそ、でしょう?同じ日本人、人間ですから。

 

そんなわけでちょっと聖書から御ことばを。

あなたの神、主があなたに与えようとしておられる地で、あなたのどの町囲みのうちででも、あなたの兄弟のひとりが、もし貧しかったなら、その貧しい兄弟に対して、あなたの心を閉じてはならない。また手を閉じてはならない。」申命記15章7節

あなたの愛の決断を通して神様はその御業を成される。神様があなたに下さった恵みをただ自分の内にとどめるのではなく、これを分かち合う者でありたいですね。

そして何より、この言葉を発した神様自身はあなたにいつでも助けの手を開いている。あなたが後はこれを受け取る、神様の胸に飛び込むだけ。