【5歳6ヶ月(年中)】
文字・知恵
「娘ちゃん、字を丁寧に書く練習(さくぶん練習帳)したーい」
「素晴らしい発意だね(やらせず待った甲斐があるよ…)。字を丁寧に書きたい子なら、漢字の練習が楽しいと思うよ」
「姿勢を正して、鉛筆を真っ直ぐ持って、濃く丁寧に書く。ママ、いつもは字の丁寧さとかなーんにも言わないけど、『字を丁寧に書く練習』の時は色々言うと思う」
「いつもは良いの?」
「もちろん普段から丁寧に書けるのが理想なんだけど、色んなこと一辺にやるのは大変だからね。普段は言わないよ」
「どう?これ、濃くて上手?」
「おぉ…消しゴムではとても消せない程濃いねぇ…。ちょっと『木』が硬そう。枝の部分はスッと払う」
「イッヒッヒ。『一』はこんな感じでいい?」
「美しく線が引けているが、漢字は基本的に右に向かって気持ち上がる方が美しい。下がった『一』は、漢字と言うかただの線。気を付けてみよう」
「フーン。こんな風にぃ?」
「……上がり過ぎた『一』も、ただの線だわ」
数
「ウワッ難しそう。どうやってやるのか全然分かんない」
「そうねぇ。これ、エイヤーでやる計算でねぇ、しち面倒くさいのよね。87個あるイチゴを幼稚園の組の21人で分けるよ。一人辺り何個位配れそう?大体でいいよ、大体で」
「えーー、3個かな?」
「3個配ってみるよ。そしたら…24個まだ余ったよ。21人だから、もう1個ずつ配れるわ」
「じゃあ4個?」
「4個配ってみるよ。そしたら…3個余りでもう配れないね。はい、答え4、余り3」
「ぎぇーーこれは大変ー」
「そうそう。大体いくつ位かなー…あっ、違ったわ…を、繰り返して答えに辿り着くんだよ。でも安心して!レベルアップしたら、何とな〜く『答えはこんなもんかな?』って分かるようになってくるよ」
以上、60分でした。