お手本のような…。 |      生きる稽古 死ぬ稽古

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ー毎日が おけいこ日和ー
        

それはたまたま、

次の用事の前に時間が空いたので

近くにマッサージ屋さんがないかなぁ?

と検索した時のこと。


間口の小さな

通り沿いにあるその扉を開けたら

ガタイのいい中国人の若いオニイチャンが

受付に座っていた。


客はワタシひとり。

そのオニイチャンと二人だけ。

(大丈夫かいな?)

とちょっと不安になったけど

ともかくワタシは

ものすごく疲れていた。

この空いている時間に

少しでも横になって

少しでも体を楽にしてあげたかったのだ。


で、そのガタイのいいオニイチャンが

背中を押した時、

最初は潰れるかと思ったびっくり

でもそれは、無理矢理に

強い力で押されたということではなくて

ヨレヨレの体が

圧に反応しただけのことだった。

久しぶりのマッサージに

体が慣れてなかっただけのことで

ワタシはすぐに

そのオニイチャンの施術の虜になってしまった。


指も掌底も肘も

まったく外さずにピタリと押してくる。

ワタシが

「そこ〜〜!」

と言う前に、

「あぁ、ここ痛いですね」

と笑っている。


人に触れてもらうと

(あぁ、ワタシって

こんなに体が疲れていたんだ!)

ってことがよくわかる。


「健康?」

と、そのオニイチャンにきかれるくらい

ワタシの体は

がっちがちに凝り固まっていたのだった。


健康だけどね。

危ないところだったよガーン


こんなに技術力の高いマッサージを受けたのは

本当に久しぶりだ。


あんまり来ることのない場所だけれど

今度来た時は

もう一度マッサージをしてもらおう。




すっかり体がほぐれたので

ベンチに座って休憩中。


そうそう、無理はしないように。

今日はあと少しだけがんばろー。