バート・マンロー スピードの神に恋した男 を読んでみました。
バート・マンロー スピードの神に恋した男¥3,097-
世界最速のインディアンの主人公、バート・マンロー事が書かれた本です。
元々1900円の本ですが何やらプレミアがついているようで、3,000円近辺で取引されています。
前半は、出生,若い日の職業,オーストラリアへの移住,バイクのセールスマン,そして改造とレースに没頭し記録を打ち立てる日々が描かれています。
特にカスタム内容については、何年も掛けてDOHCのエンジンを自分で作っちゃうとか、もはや異次元の話しでした。
マンロースペシャルは、インデアンスカウトと言う事になっていますが、殆どオリジナルパーツが残っていないマンローメイドのバイクだと言う事もよく分かりました。
後半は、ボンネビルでの挑戦の記録です。
最初のチャレンジは、映画に書かれているよりはるかにトラブルが多く、困難であったようで、そしてトラブルの解決がバートの愛されるキャラクターと話術による物だったようです。
最後は、ボンネビルに何度も挑戦し、バートの体力や体調も限界に近づいた時、安全規定の変更によりボンネビルへの挑戦は絶望的な状態になり、終焉を迎えます。
それでも国内のレースには参加しつづけたバート。
バートの人生の魅力は、それを支えた人間関係にあると思いました。
工場で機械を自由に使わせて貰ったり、ガソリンをタダで給油してあげたり、ランチやディナーに誘われたりと、部品を供与されたりと、バイクの製作や記録と同じ位価値の有る人柄を持った方なのだとしりました。
この、バートの人柄が上手く表現出来ているからこそ、映画は単なるバイク映画を超えた名作になったのだと思います。
何十年も前の古いマシンで、世界記録を打ち立てた男の一生は予想以上に飛びぬけた物でした。
それでは~
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