境界戦機 | ガレージ ペスカ

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理想は所さんの世田谷ベース!

境界戦機

 

 

現在から約40年後の日本、少子高齢化,経済危機等様々な理由で、国家として成り立たなくなった日本に世界各国の同盟機構が支援と言う名目で乗り込ん来た。

それら「北米同盟」「大ユーラシア連邦」「アジア自由貿易協商」「オセアニア連合」の4つの世界主要経済圏は、互いに争い戦線を展開し日本を占領、旧日本の領域内を分断して各勢力の支配地域を示す境界線を引き日本は分断された。

 

その境界戦が行われた時に使われ放置された兵器アメインの残骸からパーツを拾い集めていた椎葉アモウ。集めたパーツを使い、偶然発見した山中の廃工場の中に有ったアメインを使えるように修理する事を趣味としていた。

ある日廃工場の近くで、自立志向型AIであるガイを見つけたアモウ、廃工場のAIユニットを持ち帰り電源を供給する。AIのガイはアモウを命の恩人と慕うが、手柄を焦る軍人にアモウはテロリストの疑いを掛けられ、廃工場を囲まれてしまう。

ガイの助けで組み立てていたアメインケンブを動かし、包囲陣を突破したアモウはケンブ,ガイと共に逃避行の旅に出る事を余儀なくされる。

オセアニア連合の支配圏から、アジア自由貿易協商の支配圏に逃れたアモウだったが、多数のアメインに囲まれ、絶対絶命のピンチに陥る、それを救ったのがガイと同じ自立思考型AIを搭載した有人型オリジナルアメイン、ジョウガンに乗るガシンだった、ガシンに連れられレジスタンス組織八咫烏(ヤタガラス)の面々と会ったアモウは、実はケンブもガイも八咫烏に納入予定で行方不明になっていたアメインで有る事を告げられる。

葛藤しながらも、八咫烏メンバーとして加わる事を決意したアモウの前に、ゴーストと呼ばれる無人AI機のアメインが現れ、ガシンと共に戦闘になるが、驚異的な学習機能を持つゴーストに苦戦をし取逃してしまう。

以後、自立思考型AIナユタを搭載した有人型オリジナルアメインレイキとそのパイロットシオンも八咫烏に合流し、非公式の日本人自治区を守る戦いや、他レジスタンスへの支援などに身を投じて行く。

一方、北米同盟や大ユーラシア連邦でも、無差別に攻撃をしてくるゴーストを倒そうと掃討作戦が展開されるが失敗に終わる。

北米同盟のブラッドはゴーストのAIを入手する為、八咫烏にゴーストの居場所をリークする、それを得てゴースト討伐に向かった八咫烏、3機のオリジナルアメインは苦戦を強いられるも、アモウのケンブのリミッターを解除した捨て身の攻撃と、融解するゴーストを身をもって封じ込める戦いにより、破壊する事に成功するが、海に落ちたアモウとガイは行方不明になる。

8ヵ月後密かにゴーストのAIを回収する事に成功した北米同盟は、AI搭載アメインを投入し日本で急速にその支配地域を拡大していた。

そして補給路を断たれ、北米同盟との厳しい戦いを強いられていた八咫烏のまえに、行方不明になっていたアモウとガイが、新しいケンブにて現れ、ピンチを脱出する。

そして、ガイたち自律思考型AIを開発した企業「トライヴェクタ」の槙ミスズから、ゴーストはガイたちAIのプロトタイプであった事や、ゴーストはブレンゾン社の営業マンジェルマン・ゴベールが意図的に野に放った事、更にアモウを回収した後、マンジェルマン・ゴベールの裏切りにより多大な被害が出た事が語られる。

そして、北米同盟に対し劣勢となった各経済圏は各支配地域の一部を八咫烏等のレジスタンス組織に譲渡し、新日本協力機構を設立、それをもって北米同盟に対抗する事を決定する。アモウらも含んだ政治的流れと陰謀が画策する中、情勢は北米同盟VS新日本協力機構大規模衝突に発展していく。

アモウらのオリジナルアメインは、離れた戦場に配置されるなか、物量に勝りゴーストをベースにしたAI搭載機を投入した北米軍は徐々に新日本協力機構を押し込んでいく、そしてケンブの前にブラッドの乗るゴーストオリジナル搭載機が姿を現す。

ガジンやシオンの合流もかなわず、一機でゴースト搭載機と戦うアモウとガイ、ゴースト搭載機は各部のリミッターを最小まで削り、更にコックピットの生命維持も最小限にしている事を見抜いたアモウは、ケンブにも同様の処置をするようガイに命じるが、アモウを助けたいガイに拒否される、そんな中リソースの限界かガイがシステムダウンしてしまうが、ガジンやシオンの名によりケイとナユタが助けに現れる。

AI開発者により、ガイ,ケイ,ナユタをベースにしたAIを一般機にアップデートされた事で、戦況は新日本協力機構が、北米同盟を押し返し始める。

ケンブVSゴースト搭載機もガイとアモウの友情がゴーストに勝る形で幕を閉じるが、ユニットが破損したガイは消滅してしまう。

新日本協力機構と北米同盟の間に停戦交渉が開始され、マンジェルマン・ゴベールも拿捕される。

ブラッドの狙いは、上官である父の不正を暴露する事だったのが語らえる中、アモウは経験値を全て失い、赤ん坊のようになったガイと共に旅にでる。

 

 

前半、普通の青年が戦闘に巻き込まれロボットパイロットになっていくストーリー、この辺の展開は非常に早く、大味な話となっていますが、その後徐々に人物像や世界情勢が描かれて行きます。

戦闘シーンも序盤は大味でパッとしない印象でしたが。前半のクライマックスゴーストとの戦闘では、かなり熱い展開になります。

後半は政治的情勢の以降が八咫烏や主人公に行動に直結するようなストーリー展開となります。

先が読めない展開は中々面白く飽きませんでした、敵味方の主要キャラクターの性格の移り変わり、キワ者だと思っていたら良い人で味方になったり、交換を持っていたら徐々に悪い道に走ったりと、そういうのも見所かと思います。

AIについて、作中ではかなりAIが登場し話のキーにもなって行きます。AIによって戦術た戦況にまで影響が出ます。そして主人公アモウと自立志向型AIガイの友情がもう一つの軸になっていると思います。

AIも今時ですが、恋愛事情が何も起こらないのも今時なのかと思います、男女間の友情は有っても抱擁すらしません、その辺も日本人らしいしべたべたして無くて良かったかと思います。

 

それでは~