スタンドオフ
両親の墓参りに来た少女バードは、殺し屋が白昼葬儀の参列者を全員撃ち殺しているのを目撃し、殺し屋の顔を形見のカメラで撮影する。
殺し屋に気づかれ、逃げるバードは、荒野にポツンと建つ一軒家に助けを求め駆け込む、その一軒家では、主のカーターが息子を亡くした事を悔いて自殺をしようとしていた所だったが、助けを求める少女を反射的に迎え入れる。
その瞬間玄関先で殺し屋の音の無い銃撃を受ける、カーターは足を負傷しながらも散弾銃と球を2個手に取り2階に上がる。玄関に入って来た殺し屋を階段の上から銃撃し、傷を追わせる事に成功するが、致命傷には至らない。
殺し屋は自分の顔を見たバードを渡せば、顔を見ていないカーターの命は助けると言うが、それを拒否したため、殺し屋はそのまま1階に居座る事になる。
お互いに射線が取れない為、1階と2階での見えないにらみ合いになり、持久戦を覚悟した両者互いに傷の手当てをする。
1階の荷物を物色し、カーターの素性を探った殺し屋は、カーターを挑発し、またバードを渡すよう説得するが、カーターはバードに君を守ると約束する。
巡回していた警察官が、墓場に有った車を見付け、カーターの家までやって来るが、殺し屋にドア越しに銃撃され捕まってしまう、警察官を拷問し更にカーターを脅したのち警察官は殺される。
殺し屋は1階に置いて有ったカーターの携帯電話から元妻に電話をかけ呼び出し、人質にする、流石に元妻を見捨てる事は出来なかったカーターはバードに銃を渡し自分は1階に下りる。
殺し屋に撃たれるが発電機の電源が切れた瞬間に接近し、ガラスの破片で殺し屋を刺す。
予算は余りかかって無さそうですが、シュツエ―ション的に良く出来た映画だと思いました。
階を跨いでの持久戦維持の張り合い、そして心理戦が見所かと思います。