気ままな日常を綴っています。 -12ページ目

気ままな日常を綴っています。

いつか静かに消える時まで。。
一人静かに思いのままに生きたい。。

(物語)

ボロジノ会戦の主要な戦闘は、ボロジノ村とバグラチオンの突角堡の間の約2,000メートルの地域で行われました。

ボロジノ村と突角堡の間の森に沿う双方からの見通しの効く平坦な地域で、もっとも単純で無策なぶつかり合いを持って、この会戦の主要な戦闘が行われたのでした。

 

会戦は、双方からの数100門の砲による砲撃によって開始されました。

続いて、硝煙が戦場全体を覆い尽くした時、この硝煙の中を、(フランス軍から見て)右からデッセとコンバンの2師団が突角堡を目指して進撃し、左から副王の指導する諸連隊がボロジノ村へ進みました。

ナポレオンが位置していたシェヴァルジノ堡塁からは、突角堡は約1露里の地点にあり、ボロジノ村は直線距離にして2露里以上離れていました、だからナポレオンにはそちらの状況見える訳では無いし、まして硝煙と霧と溶け合って全地域を覆っていたのです。

突角堡に進むデッセ師団の兵士達が見えたのは、防塁と彼らを隔てる谷へ降りて行く所まででした。

朝日がキラキラと昇って、突角堡を見遣っていたナポレオンの顔を真っ直ぐ射しました。

硝煙が防塁の前を這って、硝煙が動いているようでもありましたし、部隊が動いているようでもありました。

時々砲声の合間に、喚声が聞こえて来ましたが、彼らがそこで何をしているのか見分ける事は出来ませんでした。

 

ナポレオンは丘の上に立って、望遠鏡を見ていました、そして望遠鏡の小さな輪の中に、彼は煙と兵士達の姿を見ました。

その兵士達はフランス兵である事もあり、ロシア兵である事もありました。

しかし、また肉眼に戻ると、望遠鏡で見たものがどの辺なのか、彼にはわかりませんでした。

彼は丘を降りて、その前を行き来し始めました。

彼が立っていた丘の下や、今、彼の幕僚の将軍達が立っている丘の上からばかりでなく、兵士達が半狂乱になって争っている当の突角堡からも、その谷の辺りで何が行われているのか、見分ける事が出来ませんでした。

その谷では数時間の間、絶え間ない銃撃や砲撃の中に、ロシア兵が現れたり、フランス兵だけが現れたり、それが歩兵だったり騎兵だったりしていました。

彼らは現れては倒れ、ぶつかり合い、互いにどうして良いか分からずにわあっと喚声を上げ、逃げ戻って行きました。

 

戦場からは、派遣した副官達や元帥達の急使達が、絶えず経過報告を携えてナポレオンの本営へ馬を飛ばして来ました。

しかしこれらの報告は、全てがいい加減なものでした、その理由は、激戦の最中のある瞬間の状況を語る事は不可能であるし、副官の多くは本当に戦闘が行われているところまで行かずに、途中で誰からか聞いた話を報告したからでした。

たとえば、副王の副官が、ボロジノ村を占領しコローチャ河の橋を掌握したという報告を持ってナポレオンの元に駆けつけ、軍を渡河させるのかどうかの指示を仰いだ時、橋は既にロシア軍の手に奪回されて焼き払われていたのでした、それは開戦の直後にピエールが巻き込まれたあの戦闘でした。

 

蒼白な怯えた顔をして突角堡から馬を飛ばして来た副官が、突撃は撃退され、コンバン将軍は負傷し、ダヴー将軍は戦死した、とナポレオンに報告しました。

ところが、報告を受けている突角堡は、フランス軍の他の部隊によって再び占領されていたのであり、ダヴーも軽い打撲傷を負っただけで、生きていたのでした。

ナポレオンは戦場の近くに位置していたものの、やはり実践には参加しないで、ただ時折銃火の近くに馬を進めていた元帥達や将軍達は、ナポレオンの命令を仰がずに、自分で状況を判断し、独断で命令を下していたのでした。

しかし、彼らの命令も、ナポレオンの命令と同様に、ごく稀に実行されたに過ぎませんでした。

そして、大抵は、彼らが命令した事と反対の事態が生じました。

 

何処へ何時砲を移動させるか、何時歩兵を前進させーー射撃させるか、何時騎兵に急襲させーーロシアの歩兵達を蹂躙させるかというような一切の命令は、実際に戦列中に有った諸部隊達が、ナポレオンの指示を仰ぐどころか、ネイやダヴーやミュラーなどにも聞かずに、独断で与えたのでした。

彼らは、命令の不実行とか独断専行の責任を追及される事を恐れませんでした、なぜなら戦闘に於いては、事は自分の生命に関わる事であり、激戦の火中に有ったこれらの人々は、その時々の気分に行動せざるを得なかったからでした。

 

(ロシア・フランスの)双方の歩兵や騎兵が互いに寄せたり引いたりし合った事は、ほとんど彼らに害を与えませんでした。

害や死傷を与えたのは、これらの人々が駆け回っている地域に、至る所から飛んで来る砲撃や銃弾でした。

彼らが後退して砲弾や銃撃の飛び交う地域から脱出すると、後方に待ち構えていた隊長達が、すぐに彼らの隊伍を整え軍紀を復活させました。

そしてこの軍紀の支配下にまた戦火の渦巻く中へ送り込まれました、すると彼らはまた(死の恐怖の支配下に入って)軍紀を失い、偶然の群衆の気分の赴くままに駆け回るのでした。。

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(解説)

ここは、ナポレオンや、側近の将軍達のの指揮命令に対するトルストイの考察ですね。

実際、陸戦となった場合の現場は、まさに修羅場であり、その場に居る死と隣り合わせの恐怖を有する兵士達のその時の判断で動くものだという考えを述べています。

それは死の恐怖を有した群衆の心理みたいなもので、たとえ、ナポレオンの命令が明確なものであっても到底現場の兵士達が実行できるものではあり得ないという事を言っているのだと思います。

これは、以前にアンドレイ公爵が言っていた事を言い換えているもので、結局、勝敗は、前線で戦う兵士達の『絶対に勝つ❗️』という意気込み、しかも一致団結した意気込みがモノを言うという事をトルストイ先生は述べておられると思います。

よって、ナポレオンが前日に鼻風邪を引いた事が、フランス軍が勝てなかった要因では無い、とここでもしつこく確認しているのですね。

 

お早うございます♪  今朝は、令和8年3月10日の日記です♪

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こんばんはー♪  現在17時42分です♪

室温15.6度。湿度30%です♪

 

はい。昨夜も午前0時くらいから覚醒していました。

動画で戦争情報を聞いていました。

起床はまあまあ早い時間。

この位の時間に起きると、英字新聞も進みます♪

 

今朝起きると、戦争が早めに終結するかも。。との情報で相場は落ち着いていました。

今日は朝から英語の通読に出かけるつもりでした。

いたらん事動かない方が良いですからね(^。^)

 

朝ごはんは明るくなってから。

昨夜の鍋の残りでおじやです。

卵は入れませんでした、ものすごく膨張しますからね💦

とても美味しかったです💞 今朝は寒かったしですね。

 

英字新聞は、明日のノルマまで終了しました。

9時半から英語のテキストやノートを持って新天町に出掛けました。

新天町に付いたら、コメントをいただいていたので、まずは返信を記載しました✨(3階の席に着いてからですね。)

いつもコメントありがとうございます(^。^)

 

そうそう。。いつもの桃の花満開になっていました✨

華やかですね〜〜〜✨✨

 

今日はね、朝マックの『てりたまコンビ』っていうのを注文して、お昼は抜く事にしました。

朝ね、結構いただいていたのですけれどね。(昨朝のバナナの残りの半分も食べちゃいましたからね。)

朝マックだとポテトが付いていないメニューがあるので、ちょっと試してみたかったのです。

てりたまはレモンソース抜きですね〜♪  コーヒーはSサイズがくっ付いて来ます。

これで530円。(500円は新天町の商品券でお支払いです♪)

いただいた事が無かったので、食べれて良かったです♪

パテに目玉焼きまで乗っているので、とっても満足しました♪

美味しかったです💞

 

やっぱりねー。通読の方はお食事と一緒だとなかなか進まないですね💦

なんとかノルマまで仕上げて、まっすぐ自宅に帰りました。

外はとても寒かったですが、お天気は良かったですね。。

 

12時15分頃帰宅。

しばらくブログのお仕事をして、それからちょっと相場を見て、またまた英字新聞をやっつけていました。

15時くらいからは『ベン・ハー』の、母親と妹のティルザの病気が回復する辺りを、経緯とともにちょっと読み込んでいました。

また、映画では、世俗的な憎しみを抱くベン・ハーはナザレのイエスの穏やかな表情、ゴルゴダの丘の上の十字架に掛けられてあの世に行くまでのイエスを見て、憎しみから解放される設定だったと思うのですが、原作では、ユダヤの国をローマ人から取り返すのだ、と復讐心に燃えて兵を組むのですけれどね。。イエスがローマ人に捕らえられた瞬間にその仲間たちのほとんどが裏切ってしまう。。という事に直面した事、それに自分が恋していた女性は所詮ローマ帝国のような権力が欲しかっただけなのに絶望して『この世の虚しさを悟る』という設定になってますね。。

やはり、こういう部分は原作の方がインパクトと説得力があるように思いました。

まー。ブログアップするのかどうかわかりませんけれど、良かった部分は自分なりに整理しておくのも良いかな。。と思っています。

 

晩御飯は鮭を焼きましたが、美味しい鮭で勿体無いので半分だけ食べました。

あと半分は明日のお昼か朝ごはんに頂きます。

もう、朝からたくさんいただいていたので。。

 

今日はこんな感じです。

今日は冷えるので、もうお布団に入って動画見物でもします。

また、明日頑張りたいと思います(^。^)

 

それでは、今日も良い一日をお過ごし下さいね💞

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(余談)

Iguanas stunned by cold temperatures dropped from trees in usually balmy Florida on Sunday as icy conditions blasted southern US states, dumping nearly a half-meter of snow in some areas and whipping up high winds that caused traffic chaos.

米国の南部を襲った厳しい寒波により、通常温暖なフロリダ州でも、日曜日には冷気で動けなくなったイグアナが木から落下しました。フロリダ州の一部の地域では約50センチ近い降雪があり、強風も吹き荒れて交通に大きな混乱を引き起こしました。

  stun(スタン):頭を打つなどして、意識を失わせる、またはバランスを失わせる、唖然とさせる、驚かせる(他動詞)

  balmy(バーミー):穏やかな、心地よい、芳香のある(形容詞)

  icy:氷で覆われた、冷淡な(形容詞)

  blasted:「ひどい」「いまいましい」「のろわれた」といった不満や怒りを表す口語的な意味(形容詞)

  dumping(ダンピング):不当廉売、(ゴミなどの)投げ捨て

  dump:ドサリと落ちる(自動詞)投げ捨てる(他動詞)➡︎上記は恐らく他動詞

  whip(ウィプ):(…を)むち打つ、折檻(せつかん)する、〈雨・あられなどが〉〈…を〉むちのように打つ(他動詞)

  chaos(ケイオス):無秩序、大混乱(不可算)

※"almost"と"nearly"はどちらも「ほとんど」「ほぼ」という意味で使われますが、 「almost」は目標に近く、否定語を修飾できる一方、「nearly」は「近く」という語感が強く、数字と共によく使われます。

 

The heaviest snows were reported in North Carolina -- a state that rarely sees snow other than in its highest elevations.

最も重い積雪が報告されたのはノースカロライナ州でした。この州は、標高の高い地域以外ではめったに雪が降りません。

  other than〜:〜以外、〜を除いて

  

The city of Lexington saw 16 inches (40 centimeters), and Faust in the state's Walnut Mountains got 22 inches (56 centimeters).

レキシントン市では16インチ(40センチ)、州内のウォルナット山脈にあるファウストでは22インチ(56センチ)が観測されました。

 

State Governor Josh Stein reported 1,000 road collisions and two fatalities on Saturday and Sunday, and urged people to stay off the roads. He also advised citizens to the symptoms of frostbite.

ノースカロライナ州知事ジョシュ・スタイン氏の報告によると、週末の土曜日と日曜日に1,000件の交通事故が発生し、2人の死亡が確認されました。また彼は、市民に対し道路から離れるように促し、凍傷の症状に注意するよう勧告しました。

  collision:物理的な衝突、意見・利害などの抽象的な対立(上記では加算)

  fatalities:fatalityの複数形、死者数

  stay off〜:〜を避ける、〜から離れる

  frostbite(フロストバイト):凍傷、しもやけ

 

The latest bout of extreme weather came about a week after  a monster storm pummeled a wide swath of the United States , killing more than 100 people and leaving many communities struggling to dig out from snow and ice.

最も最近の異常気象は、米国の広い範囲を襲った巨大な嵐から約1週間後に発生し、100人以上の死者が出て、さらに多くの地域社会を雪と氷の中から抜け出すのに苦労させました。

   bout(バウト):(ボクシングなどの)ひと勝負、一番、ひとしきり、ひと仕事、(病気の)発している間(可算)

  a monster storm:非常に大きな嵐や猛烈な嵐

   pummel:打ちまくる、打ち捲る、ぶっ叩く(他動詞)

  swath(スウォース):広い範囲や帯状の領域

  a wide swath of〜:広範囲の〜

  dig out:掘り出す

  leaving many communities struggling to dig out from snow and ice:多くの地域社会が雪と氷の中から抜け出すのに苦労している(状態)

 

(物語)

ピエールは、恐ろしさの余り夢中で跳ね起き、周囲の全ての恐怖からの避難所がそこしか無いように砲兵陣地へ駆け戻って行きました。

壕円に入った時、ピエールは陣地に砲声が聞こえないで、数人の人々がそこで何かしているのを見ました、ピエールは、その人々が何者かを見分ける事が出来ませんでした。

彼は、こちらに背を向けて土塁に腹ばいになり、下の方を偵察する様な格好をしている古参士官をみました、そしてその時見覚えのある1人の兵士が、抑えている人の手を振り切ってこちらへ来ようと暴れながら「戦友❗️」と叫んでいるのと、さらに何か奇妙な光景を彼は見ました。

 

しかし彼はまだ、大佐が戦死した事と、「戦友」と叫んだのが捕虜である事と、目の前のもう1人の兵士が銃剣で背を突き刺された事を判ずる事が出来ませんでした。

彼が壕内に駆け込んだ途端に、青い軍服の痩せた汗まみれの黄色い顔をした男が、軍刀を振り上げて、何やらわめきながら彼に躍りかかって来ました。

ピエールは本能的に衝突をかわすと、両手を突き出して、その男の肩と喉元を掴みました(それはフランスの士官でした)。

士官も、軍刀を離して、ピエールの襟首を掴みました。

 

数秒の間、2人は互いに相手の見知らぬ顔に怯えた目を見張っていました、そして2人共、自分達が何をしでかしたのか、これからどうしたら良いのかわかりませんでした。

『俺が相手を捕らえたのか、相手が俺を捕らえたのか❓』と、どちらもこう思いました。

しかし、どうやらフランスの士官の方が捕らえられたと言う考えに傾いた様でした、本能的な恐怖に動かされたピエールの強い手がますます固く相手の喉を締め付けたからでした。

フランスの士官が何か言おうとした途端に、彼らのすぐ頭の上を恐ろしい唸りを立てて砲弾がかすめました。

ピエールは咄嗟に、フランス士官の頭が吹っ飛んだと思いました、それほど素早く士官は頭を伏せたのでした。

ピエールも首をすくめて、両手を離しました。

 

それ切りどちらがどちらを捕らえたなどと言う考えは消し飛んでしまって、フランス士官は砲台へすっ飛んで行き、ピエールは丘を駆け下りて行きました。

ピエールは絶えず戦死者や負傷兵につまずき、その度に足を掴まれそうな気がしました。

しかし、彼がまだ丘を降り切らぬうちに、前方からロシアの兵士達の一群が駆け上って来ました。

彼らはびっしり固まり合って、つまずいて転んだり、喚声を上げながら、元気に、暴風の様に砲台へ突進して行きました(これがエルモーロフが自分の功にしたあの有名な突撃でした)。

砲台を占領したフランス軍は、ひとたまりも無く敗走しました。

我が部隊は「ウラー」を絶叫しながら砲台を越えてどこまでもフランス軍を追走し、停止させるのが困難なほどでした。

 

砲台から捕虜が引き立てられて来ました。

その中には負傷したフランスぼ将軍がおり、士官達がその周りを取り巻きました。

ピエールの知った顔や知らない顔、ロシア兵やフランス兵の負傷兵達の群れが、苦痛に顔を歪めて、砲台から歩いたり、這ったり、担架で運ばれたりして降りて来ました。

ピエールはさっきまで1時間以上も居た陣地内へ入ってみました。

彼を仲間として受け入れてくれた、あの家族的な部隊の人達を、彼は1人も見出す事が出来ませんでした。

そこには、彼が見知らぬ戦死者達が大勢転がっていました。

しかし、その何人かに、彼は見覚えのある顔を見ました、若い子供染みた士官は、やはり身体を丸めて、土塁の端の血だまりの中に突っ伏していました。

赤鼻の兵士はまだヒクヒクしていましたが、そのまま放置されました。

ピエールは丘を駆け下りて行きました。

『いや、これでもう彼らはこんな事はやめるだろう。。今こそ、自分らがしでかした事が、恐ろしくなるだろう❗️』戦場を離れていく担架の群れを当てもなく追いながら、ピエールは思うのでした。

しかし、硝煙に影らされた太陽は、ますます高く昇り、前方に、特にセミョーノフスコエ村の辺りで、硝煙の中で何かが煮えたぎり、銃声や、一斉射撃や砲撃の轟が、弱まるどころか、死に瀕した人間の断末魔の叫びの様に、狂的なまでに強まるでした。

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(解説)

目の前に砲弾が落ちて、九死に一生を得たピエールは、恐ろしくなり、とにかく砲兵陣地へ駆け戻って行きました。

壕円に入った時、ピエールは真っ暗で何も見分けがつきませんでした、しかし、そこは異様な空気に包まれていました。

おそらく、この文章から察するに、この砲兵陣地はフランス軍に占領されたのだと思います。

で、古参士官も、顔見知りで「戦友❗️」とピエールに叫びかけた兵士も、おそらくフランス軍によって捕虜にされたロシア人ですね。。

ピエールは、事態をよく呑み込めていません。。

そこへ、急にフランスの青い軍服を着た士官がピエールに向かって軍刀を振り上げて来たのですね。

ピエールは本能的にその攻撃をかわし、逆に男の肩と喉元を掴みました(それはフランスの士官でした)。

 

フランス士官は、急に飛び込んで来た燕尾服にシルクハットの奇妙は男にちょっと驚いたのですね(笑)。

まー、この男はロシア人だろうけれど、『なんで❓❓こんな格好の男が❓』と、フランス士官は不安感すら漂わせています。

しかし、鈍重と思われていたピエールは凄いんですね〜(笑)。

反射神経抜群ですし、力もあります、おまけに度胸が座ってて半端ないんですよねー。

ちょっと笑えるシーンだと思います。

結果は。。『ピエールの勝ち』ですねー♪

この人、軍人に向いているんだ❗️と、読者に意外なピエールの一面を見せている場面ですね。(ピエールは自分が軍人になる事はあり得んと思っていますけれど)

 

で、ピエールはさらに丘を駆け下りて行きます、たくさんの戦死者や負傷者につまずきそうになりながら。。

ピエールは、前方から駆け上がって来た元気なロシアの兵士達の一群に遭遇します。

この一群は、砲台を占領したフランス軍をひとたまりもなく撃退します。(これは歴史的に有名な一群らしい。。)

 

ピエールはさっきまで1時間以上も居た陣地内へ入ってみました。

そこには、彼が見知らぬ戦死者・負傷者達が大勢転がっていました。

その中には、あの若い子供染みた士官も居たし、自分を家族の様に慕ってくれた赤鼻の兵士も居ました。

彼らは、もうどうしようもなく野ざらしにされていたのでした。。

『いや、これでもう彼らはこんな事はやめるだろう。。今こそ、自分らがしでかした事が、恐ろしくなるだろう❗️』戦場を離れていく担架の群れを当てもなく追いながら、ピエールは思うのでした。

 

はい。トルストイ先生のピエールの目を通した『戦争の理不尽さ』を描いた場所ですね。

ピエールは、最初、兵士達の中にあった『愛国心の情熱』に感動しますが、戦争の破壊行為、人間をまるでボロ切れの様に破壊してその辺に放置してしまう、そうせざるを得なくしてしまう。。その矛盾に疑問を呈しています。

この疑問は、あのモスクワの広場で恐らくフランス人というだけの理由で捉えられ、公衆の面前で裸にされ鞭打ちの刑を執行されているのを見物しているロシア人達の『愛国心』への疑問に繋がると思います。