マイセン(5)のおまけ。 ハウステンボス・ポルセレインミュージアムの「磁器の間」。 | 気ままな日常を綴っています。

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前回、マイセン(5)でアウグスト強王が、プロイセンの宮殿シャルロッテンブルクから兵隊と交換して陶磁器を譲り受けたお話を記載しましたが、ハウステンボスのポルセレイン・ミュージアムにはこのシャルロッテンブルグ城の磁器の間を現代の有田焼で忠実に再現した「磁器の間」が展示されています。

 

令和5年11月19日にこちらに訪れましたので、お写真をアップしようと思います。

 

(この写真のみは公式ホームページより拝借。)

 

ドイツ・ベルリンに現存するシャルロッテンブルグ宮殿は、1706年に完成しました。

この宮殿の磁器の部屋には、中国磁器、古伊万里(有田焼)それに若干のデルフト陶器で構成されていますが、ここハウステンボスでは器形・文様に至るまで忠実に写した現代の有田焼約3,000点で再現されています。

 

18世紀初期まで磁器を作る技術が無かったヨーロッパでは、東洋の磁器が大変珍重されていました。

オランダ東インド会社により長い航海を経て運ばれてくる中国や日本の磁器は、食器としてだけではなくインテリアとしても愛好されました。

磁器による室内装飾は、オランダを中心として始まり、ヨーロッパ各地に広まりましたが、特にドイツなどでこのような「磁器の間」として発達しました。

壁画に白磁の観音像や布袋、丼を被った中国人像が置かれ、壁の下方には中国の美人図を描いたパネルが嵌められるなど、シノワズリー(中国趣味)の流行を思わせる飾り付けになっています。

バロック様式の室内にシノワズリーを取り入れ、磁器による装飾がより効果的に演出されています。

天井画は、八頭建ての戦車に乗った曙の女神エオスが中心に描かれ、その周囲にヘリオス(太陽神)、ヘレネ(月の女神)、クロノス(農業神)等が配されています。

 

 

 

壁面には鏡が貼られ、磁器の空間をより立体的に演出しています。

 

ハンドルの無いカップ&ソーサーが結構洗練されていますね。

色絵になるともっと見応えがあります。

 

 

 

以上、ハウステンボスのポルセレイン・ミュージアムからでした(^。^)。

 

最後まで読んで頂き、有り難うございました。

今日も良い一日をお過ごしくださいね❣️