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電話を切った後、ドンハが、
「母さんは、大統領になれるの?」
と聞くと、ドヤは、
「歴史上で見れば、エリザベス女王、善徳女王だっているし・・・なれるさ。 そうしたらドンハは、大統領の息子になるんだ」
と、語る。
開票が進み、開票率50%の段階で、得票率はテサンが47%、ヘリムが44%で、3%差まで迫り、その後その差はわずか1%にまで縮まり、ヘリムが46%、テサンが45%となり、ヘリムの支持率がテサンを上回る。
そして遂に、ヘリムの大統領当選が確定し、ヘリムはワン補佐官と抱き合って喜び、韓国初の女性大統領が誕生し、総裁室にひとり帰ったテサンは、呆然自失する。
当選結果をテレビで見て知ったドンハは、
「母さんは大統領になったの?」
と聞き、ドヤは、
「なった、みたいだ、な」
と答えて、ドンハの頬をつねる。
ヘリムは、当選後の喜びの声として、
「本当にありがとうございます。全てみなさんのおかげです。これは私の勝利ではなく、政治を変えようとした国民のみなさんの勝利です」
と語り、対照的にテサンは、
「国民のみなさんの選択、謙虚に受けとめます。ヘリム大統領がよりよい政治をしてくれることを信じています。ありがとうございました」
と、敗戦の弁を行う。
テサンに会ったキム会長は、
「お前にいくら金を使ったか、知っているのか?」
と語り、テサンが、
「私の政治生命はまだ終わっていない」
と言うと、キム会長はテサンに酒をかけ、
「ヘリムごときに負けおって。もう二度とチャンスはやらん。お前はもう終わりだ」
と告げて、ひとり帰って行く。
ヘリテージクラブで、ひとり酒を飲みながら、
「第18代大統領として、我が国を世界の超一流国家にしてみせます。国民のみなさん、ありがとうございます」
とひとりごとを言っていると、
「もう全て終わったのよ。あなたは負けたのよ」
と言って、テサンに言い聞かせる。
そこに現れた、テサンの妻は、
「あなたが一番優秀な人だと思っていたわ。あの自信と堂々とした態度はどこに行ったの?私と父に返さなければならない借りはたくさんあるわ。もうあなたには任せられないわ」
と言って、手をつなごうとするテサンを振り切る。
一方、ペク大統領は、
「みなさんが選んで下さったヘリム大統領を応援してください。私は5年の任期を終え、重い荷物を下ろして、普通の市民に戻ります。それをみなさんが手伝って下さって、私は幸せな大統領でした。本当にありがとうございました」
と言って、大統領として最後の挨拶を行う。
ドヤが、ヘリムのところを訪問すると、警備の人間がふたりを囲み、
「ふたりで気楽に散歩もできなくて、なんだ、これは? 一体何人の目が見張っているんだ?」
と驚くドヤに、
「私には、あなたしか見えないんだけど」
とヘリムは語り、
「これからは、おばさんって気軽に呼べないな。でも俺にとっては、いつでも大統領である前におばさんだ。それにしても、兵役でも2年なのに、なぜ大統領は5年なんだ?頭に来るな」
と言うドヤに、ヘリムは、
「みなさん、ちょっと後ろを向いていてもらえますか?」
と警備の人間たちに言った後、ドヤにキスをする。
大統領の就任演説で、多くの聴衆・来賓を前に、ヘリムは、
「汗をかいて頑張っているみなさんが報われる政策を進めます。不正腐敗を取り除き、誰ともタイアップしません。みなさんからいただいた約束を果たすために、大統領として最善を尽くします。ありがとうございます」
と、熱弁を振るう。
そしてヘリムは、テサンを呼び、
「与野党関係なく、優秀な方には共に頑張ってもらいたいんです。民友党から推薦をしてもらえませんか?」
と依頼するが、テサンは、
「政策もビジョンも違うので、それはできません。いつも大統領を監視して、期待しています」
と言って提案を断り、ヘリムは、
「期待に応えられる大統領になります」
と、テサンに告げる。
「どうして長官のポストを断ったのですか?」
と聞くオ議員たちに、テサンは、
「大統領の人気は、じきに落ちる。誰が短命内閣に入閣したいと思うか?私が総裁である以上、民友党から入閣することはない」
と言い切る。
