【朝鮮チラシ】2023.08(t)③ | ぺる Ⅱのブログ

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続・チラシの裏書き

 

 

 

目次 

 

2023

01(08/10)「世界スカウトジャンボリー」一発で国から予算2800億円を獲得した全羅北道、その見返りは「恥さ
                     らし」【8月10日付社説】

02(08/11)米紙「韓国開催の世界スカウトジャンボリーで猛暑の恐れ、主催者内部では数年前から警告出てい
                    た」

03(08/11)全羅北道、「世界スカウトジャンボリー」清掃ボランティアで汗を流した公務員たちに弁当代1万
                   2000ウォン請求

04(08/11)韓・日の干拓地で開催「世界スカウトジャンボリー」、日本の予算は韓国より少ないのに高い満足度

05(08/11)チョ・グク元法相の娘チョ・ミン氏を入試不正で起訴「犯行に主導的な役割」

06(08/11)キム・セロン、飲酒運転からおよそ1年で本格復帰…「不愉快」か「キム・セロンにばかり過酷」か賛
                   否両論

07(08/14)「クサいと苦情言われ、本当につらい」…模範的な養豚場経営者が自死/全羅南道

08(08/14)文前大統領「ジャンボリーで国の品格と誇りを失った…辱めを受けたのは国民」

09(08/15)問題視されたセマングム世界スカウトジャンボリーの施設、管理者は全て全羅北道の公務員だった

10(08/15)セマングム世界スカウトジャンボリー、隊員たちが開けた大韓民国の「パンドラの箱」【コラム】

11(08/15)光復節記念「独島はわが国の領土」フラッシュモブ

12(08/15)ソン・ヘギョ、光復節を迎えるに当たりハワイに独立運動案内書1万部寄贈

13(08/15)文前大統領「セマングム世界ジャンボリー、準備不足で天も助けてくれなかった」発言、文化日報が
                   社説で痛烈批判

14(08/15)セマングム世界スカウトジャンボリー大会のずさん運営は尹政権のせい…政争に加勢する文前大統領
                   の発言、まさしく「恥ずかしめを受けるのは国民の役目」【8月15日付社説】

15(08/15)韓国YTN、通り魔事件報道画面に放送通信委員長候補・李東官氏の写真

 

 

 

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01 

「世界スカウトジャンボリー」一発で国から予算2800億円を獲得した全羅北道、その見返りは「恥さらし」【8月10日付社説】
記事入力 : 2023/08/10 16:09


▲8日、全羅北道扶安郡セマングムの「第25回世界スカウトジャンボリー」キャンプ地でテントを撤去するスカウト隊員たち。写真=聯合ニュース


ボーイスカウト・ガールスカウトの祭典「第25回世界スカウトジャンボリー」のずさんな運営は、女性家族部をはじめとする韓国の中央部処(省庁)の責任と共に、ジャンボリーを招致した全羅北道の責任も大きい。全羅北道知事はジャンボリー組織委員会の執行委員長を務めている。大会の成功に関心を注いでいれば、目の前で起きている準備不足の状況にこれほど無関心でいられないだろう。会場を行き来する現場スタッフが「こんなところでキャンプをするのか」と心配した時も全羅北道は知らん顔をしていた。オリンピックとは違い、ジャンボリーは会場の造成が難しいわけでもない。今考えてみると、全羅北道は当初からジャンボリーをうまくやるのが目的ではなかったように思える。ジャンボリー招致を大義名分に、韓国政府から巨額の予算を獲得するのが主な目的だった。だから問題が起こらない訳がなかったのだ。

 全羅北道は2015年、江原道高城郡を破って韓国国内の招致候補地に決まった。それ以降、「ジャンボリーをセマングム干拓地開発の起爆剤にする」という全羅北道の考えを歴代政権はすべて支援してきた。招致決定時、ジャンボリーの会場はまだ開発が済んでいない干潟だった。このため、全羅北道内でも反対が多かった。既に造成が済んでいたセマングム内のほかの用地に木を植え、基盤施設を設置していたら問題はなかっただろう。しかし、こうした警告や懸念の声を無視して干潟を干拓地化する無理な手段を取った。干拓工事は2020年に始まり、ジャンボリー開催8カ月前の昨年12月になってようやく終わった。事前チェックのため昨年8月に行うはずだった「プレ・ジャンボリー」も開催2週間前に突然中止になった。新型コロナウイルス感染症の流行拡大を口実にしたものの、実は排水施設などが備わっていないためだった。その結果、木が1本もなく、水はけの悪い泥だらけの干拓地で国際的な一大イベントが開催されたのだ。


 韓国は世界中に恥をさらしたが、全羅北道はジャンボリーをきっかけに少なくとも2兆6000億ウォン(約2845億円)規模の直接的・間接的予算という恩恵にあずかることになった。ジャンボリーに必要なメーンセンターの建物には480億ウォン(約53億円)の予算がかけられたが、ジャンボリーまでに完工もできなかった。完工は来年の予定だ。干拓費用2000億ウォン(約220億円)や、1000億ウォン(約110億円)を超えるジャンボリー予算のほかにも、ジャンボリー招致後に着工された高速道路には4239億ウォン(約464億円)の予算がかけられ、これに関連する道路建設に約1兆1000億ウォン(約1204億円)が追加投入される予定だ。2029年開港目標のセマングム国際空港にも8077億ウォン(約884億円)が投入される。今、誰がこれに納得するというのだろうか。

 

 国際的なイベントをエサに大規模な国家予算を獲得する自治体の「一発主義」は今回が初めてではない。全羅南道霊岩郡のフォーミュラワン(F1)サーキットは税金4300億ウォン(約470億円)をつぎ込み、世界で大恥をかいて終わった。光州広域市は2019年の「第18回世界水泳選手権」招致合戦で公文書偽造までした。こうしたことはセマングムでのジャンボリーで終わりにしなければならない。


朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

 

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02 

米紙「韓国開催の世界スカウトジャンボリーで猛暑の恐れ、主催者内部では数年前から警告出ていた」
記事入力 : 2023/08/11 10:35



ボーイスカウト・ガールスカウトの祭典「第25回世界スカウトジャンボリー」について、「開催される数年前から主催者側の内部で猛暑を危険要因に挙げる警告が出ていたが、備えができていなかった」と米ワシントン・ポスト(WP)が現地時間9日に報道した。

 同紙は現地時間9日、「赤信号を無視して韓国はスカウトジャンボリーをとにかく強行した」という見出しの記事で、「2016年から厳しい気象条件が予測され、事前対策の必要性が内部で取りざたされていたのにもかかわらず、備えができていなかった」と指摘した。
 

 さらに、「2016-18年に政府機関などが作成した報告書3件を見ると、猛暑は『台風や北朝鮮の軍事挑発と並んで開催成功にとって最大の脅威だ』と警告されていた」と説明した。

 

 特に、2018年の報告書には「8月の開催は36℃という猛暑や台風の打撃を受ける可能性が高い」と書かれている。

 

 この報告書には、「5年後の2023年までに会場に『うっそうとした緑の森』を造成するという計画が盛り込まれていたが、実際に参加者たちが先週到着した時、そのような緑地はなく、多くの熱中症患者が発生した」とワシントン・ポストは指摘した。

 

チェ・スヨン記者


チョソン・ドットコム/朝鮮日報日本語版

 

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03 

全羅北道、「世界スカウトジャンボリー」清掃ボランティアで汗を流した公務員たちに弁当代1万2000ウォン請求
記事入力 : 2023/08/11 10:47




「2023年セマングム世界スカウトジャンボリー」後の清掃にボランティアとして参加した公務員に対し、所属する自治体が弁当代を要求して支払わせていたことがわかった。厳しい暑さの中で作業を行ったことへの手当もなく、逆に弁当代を払わせたことに激しい批判が相次いでいる。

 全羅北道自治行政課が10日に明らかにしたところによると、スカウト参加者らがセマングム野営場から早期撤収した翌日の9日、全羅北道は支援業務を行った職員に食費を請求する文書を送ったという。食費は1人当たり1万2000ウォン(約1300円)で、銀行口座に送金するよう求められた。
 

 全羅北道は「非常に多くの職員が動員されたため、1つの担当部署で全ての食費を負担できない」「厳しい暑さの中で職員たちが苦労したことは知っているが、出張費を支払うこと以外に支援を行う法的根拠もない」などと説明している。

 

 全羅北道の職員たちはあきれかえっている。ある職員は韓国メディアの取材に「いろいろ問題の多いイベントだったし、暑さで苦労したスカウト隊員がかわいそうだったので喜んで現場に出向いたが、こんなこと(弁当代の請求)までされて完全に力が抜けた」と不満をぶちまけた。

 

 ある職員がネット掲示板に一連の内容を書き込んだことで、批判の声はさらに高まっている。ネットでは「ボランティアや職員に対して金を払わせるなどあり得ない」「本当にあまりに常識外れで信じられない」「コンビニ弁当よりもまずそう」などの批判が相次いだ。

 

 これに対して全羅北道は「現場で支援を行った職員たちに弁当代を要求したのではなく、出張費に含まれた食費の返還を求めたものだ」「職員が送金した食費は全額弁当業者への支払いに充てる予定」と説明した。


ペ・ドンジュ記者

チョソン・ドットコム/朝鮮日報日本語版



 

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04 

韓・日の干拓地で開催「世界スカウトジャンボリー」、日本の予算は韓国より少ないのに高い満足度
記事入力 : 2023/08/11 11:10
 

2015年ジャンボリー、韓国予算の34%
政府支援金、韓国は日本より14倍多かった
日本、効率的な予算執行で満足度98%




今月1日から全羅北道扶安郡セマングム一帯で開催された「第25回世界スカウトジャンボリー」が紆余(うよ)曲折の末、12日に終わる。2016年に大会を招致して以降、7年もの時間があったが、開催期間初期の不十分な猛暑対策で熱中症患者が続出したほか、施設が劣悪で参加者たちが不便を強いられた。大会が終わり次第、全羅北道と管轄部処(省庁)である韓国女性家族部、組織委員会に対して韓国政府が厳重な監察に着手する見通しだ。

 一部では、「今回セマングムで行われたジャンボリーは、8年前に同じ干拓地という条件ながらも開催を成功させた日本の事例と対照的だ」と指摘する声が上がっている。日本は2015年に山口県で韓国(1171億ウォン=約128億7000万円)の3分の1以下の41億7000万円という予算で第23回世界スカウトジャンボリーを開催した。日本のジャンボリーの参加者数は韓国のジャンボリーに比べ25.3%少なかったが、それを考慮しても使用した金額には大きな差がある。
 

■政府支援金、韓国は日本の14倍
 

 日本スカウト連盟が公開した「第23回世界スカウトジャンボリー会計報告書」の決算内訳を本紙が確認したところ、日本は総事業費41億7000万円のうち、84.5%に当たる35億3000万円を参加者登録費と寄付・後援・広告などで充当し、12.7%に当たる5億3000万円だけ政府から支援を受けた。一方、韓国のジャンボリーは総事業費1171億ウォン(約128億7000万円)のうち722億ウォン(約79億4000万円、61.7%)を政府と全羅北道から支援され、399億ウォン(約43億9000万円、34.1%)だけを自主的に調達している。韓国と日本の国による資金投入額は実に約14倍も差がある。

 

 両ジャンボリーの会計資料を比較すると、韓日両国とも施設関連に投入した費用が最も多かった。全羅北道・扶安郡・組織委は施設造成に431億ウォン(約47億3000万円)を投入し、組織委の一般事業費のうち施設・環境関連の12億5000万ウォン(約1億4000万円)を加えれば計443億5000万ウォン(約48億7000万円、37.9%)が施設関連費用として投入されたことになる。日本のジャンボリーも、キャンプ地管理施設や代表団の追加設備などに全支出の20.7%に当たる8億6300万円を使った。韓国のジャンボリーには日本のジャンボリーより約5倍、施設関連費用がかかったことになる。

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韓国のジャンボリーに多くの設備投資費用がかかり、日本のジャンボリーより予算における比重が大きいのは、セマングムを用地にしたという特殊性のためだ。セマングムは2010年に防潮堤が完成し、現在まで干拓事業が進められている。ジャンボリー用地は農業用地として登録されているが、開発の歴史が浅い干拓地に大規模イベントを招致しようとした結果、キャンプに必要な大集会場・用地造成はもちろん、上下水道設備や駐車場などの基盤施設も新たに用意しなければならなくなった。

 

 一方、日本の場合、山口のジャンボリー用地付近には既に排水処理施設があり、これをジャンボリーの時に修理して使用したり、会場入口にあった大型駐車場の一部をコンテナ置き場として使用したりするなど、既存の基盤施設を最大限活用したため、コストを節約できた。

 

 その他、運営・人件費や広報費が予算全体に占める割合は両国ともほぼ同じだった。韓国のジャンボリーは各種運営および人件費項目に予算331億6000万ウォン(約36億4000万円、28.3%)が策定された。▲組織委人件費55億ウォン(約6億円) ▲組織委運営費29億ウォン(約3億2000万円) ▲この他イベントに必要な各種運営費が247億6000万ウォン(約27億円)だ。一方、日本のジャンボリーは10億800万円(24.2%)で人件費と会場内外のプログラム費用に充てた。広報・マーケティング関連は、韓国のジャンボリーは45億ウォン(約5億円、3.8%)、日本のジャンボリーは1億円を投入した。


 日本のジャンボリーは韓国のジャンボリー予算の3分の1程度だったが、開催に成功した。世界スカウト機構が日本のジャンボリー参加者を対象に満足度を調査した結果、参加者の97.7%が「満足している」と答えたという。日本当局は2013年7月、プレ・イベントとも言えるアジア太平洋地域ジャンボリーを開催して暑さの問題や施設区域の問題などを把握、本イベントで対策することにより満足度を高めることができた。しかも、アジア太平洋地域ジャンボリーで用意された装備が山口でのジャンボリーにも使われた点も、予算を節約できた要因として挙げられている。

 

キム・テホ記者


チョソン・ドットコム/朝鮮日報日本語版

 

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05 

チョ・グク元法相の娘チョ・ミン氏を入試不正で起訴「犯行に主導的な役割」
記事入力 : 2023/08/11 16:05




ソウル中央地検は10日、チョ・グク元法務部長官の娘チョ・ミン氏(32)を巡る入試不正事件で、同氏を虚偽公文書行使、業務妨害、偽計公務執行妨害の罪で在宅起訴した。

 チョ・ミン氏はチョ・グク元長官らと共謀し、2013年6月にソウル大医学専門大学院を受験する際、虚偽作成または偽造した自己紹介書、ソウル大公益人権法センター長のインターンシップ確認書、東洋大総長による表彰状などを提出し、書類選考に合格した。検察はチョ・ミン氏がソウル大医学専門大学院の入試業務を妨害したと判断した。
 

 チョ・ミン氏はまた、チョ・グク元長官の妻チョン・ギョンシム元東洋大教授らと共謀し、14年6月に釜山大医学部に同様の書類を提出することで最終合格し、入試業務を妨害した。

 

 チョ・ミン氏を巡る入試不正の主な容疑は公訴時効が8月26日に成立することになっていた。共犯であるチョン・ギョンシム氏は昨年1月、大法院で懲役4年のが確定し、チョ・ミン氏の公訴時効停止が解除された。チョ・グク元長官も今年1月、一審で入試不正疑惑などが有罪となり、懲役2年を言い渡され、控訴審が行われている。

 

 ソウル中央地検関係者は「(チョ・ミン氏と共犯関係にあるチョン・ギョンシム氏について)大法院で確定した事実関係によると、チョ・ミン氏はかなり犯行に加担しており、単に犯行による恩恵を受けただけでなく、犯行に主導的な役割を果たした」とした上で、「(チョ・ミン氏は)捜査過程で供述が一貫しておらず、現在も一部容疑を否認している」と説明した。

 

 チョ・ミン氏は入試不正疑惑で検察に起訴されたことについて、「裁判に誠実に出廷する」と表明した。チョ氏はインスタグラムを通じ、「起訴されたことをニュースで知った」とし、「私が責任を負うべき部分があれば謙虚に責任を負う」と述べた。チョ・ミン氏は直前の投稿には、米サンフランシスコ空港でスーツケースを手にして移動する写真を掲載した。


イ・セヨン記者、キム・ミョンジン記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版





 

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06 

キム・セロン、飲酒運転からおよそ1年で本格復帰…「不愉快」か「キム・セロンにばかり過酷」か賛否両論
記事入力 : 2023/08/11 17:48


 

【Pickcon】飲酒運転疑惑で物議を醸したキム・セロンが、本格的に復帰へと乗り出す。今月18日に公開されるEI brothersの新曲「ビター・スイート」のミュージックビデオに出演するという。

 

 昨年飲酒運転で事故を起こし、自粛に入ってから1年3カ月を経て活動再開を目指すキム・セロンの近況を巡って、ネットユーザーらの賛否両論が続いている。

 

 キム・セロンは昨年5月、酒に酔った状態で自家用車を運転し、ソウル市江南区の鶴洞交差点付近で街路樹や変圧器などに複数回ぶつかり、逃走した。裁判部はキム・セロンに罰金2000万ウォン(現在のレートで約219万円)を言い渡した。こうした中、キム・セロンがカフェでアルバイト中の近況が公開されたが、その店でキム・セロンが勤めたことはないということが判明し、「生活苦コスプレ」だとの非難も起きていた。

 

 キム・セロン復帰のニュースにネットユーザーらは、早い復帰は見ていて不愉快という立場だ。ネットユーザーらは「復帰するのが不思議」「もう出て来ようというのか」「飲酒運転だけでも叱られるのに、その後の行動もあまりよくない」等のコメントを付けている。

 

 他方、自粛は十分だったという見解もある。キム・セロンが飲酒運転後、自分の及ぼした被害の弁償のため努力したという点を挙げて「その間、自粛していたようだ」「活動している飲酒運転芸能人は大勢いるのに、ただキム・セロンにばかり過酷」等の意見を示した。


イ・ウジョン記者

朝鮮日報日本語版

 

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07 

「クサいと苦情言われ、本当につらい」…模範的な養豚場経営者が自死 /全羅南道
記事入力 : 2023/08/14 09:44


▲イラスト=UTOIMAGE


全羅南道宝城郡のある養豚場経営者が悪臭に関する苦情に苦しみ、先月自ら命を絶っていたことが分かった。大韓韓豚協会のホームページには、同様の苦情にさいなまれている養豚農家の訴えが相次いでいる。

 大韓韓豚協会などが13日に明らかにしたところによると、全羅南道宝城郡で20年以上養豚場を経営してきた60代のAさんが7月21日、近くで自死したという。養豚業界では、Aさんが悪臭に対する度重なる苦情や行政の取り締まりに精神的な負担を感じて自死したものとみている。
 

 大韓韓豚協会は遺族の同意を得て遺書の内容の一部を公表した。Aさんが残した遺書には「この世は本当につらい。これまで一生懸命生きてきたが、苦情で本当につらすぎる」「周辺住民の方々、これまで本当に申し訳ありませんでした」と書かれていた。

 

 Aさんは今年5月から先月まで、4回にわたって畜舎に関して悪臭などの苦情を受けたという。これについて同郡では養豚場で数回現場点検を実施し、Aさんににおいを軽減する策を講じるよう要請した。Aさんは死亡した日も同郡庁の関係者と苦情に関する話を電話でしたとのことだ。

 

チェ・ヘスン記者


チョソン・ドットコム/朝鮮日報日本語版

 

 

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08 

文前大統領「ジャンボリーで国の品格と誇りを失った…辱めを受けたのは国民」
記事入力 : 2023/08/14 10:27


▲文在寅(ムン・ジェイン)前大統領。写真=news 1


文在寅(ムン・ジェイン)前大統領は13日、「(全羅北道扶安郡セマングム一帯で開催された)『第25回世界スカウトジャンボリー』で我々は多くのものを失った」「国の品格を失い、矜持(きょうじ=誇り)を失った」と述べた。これは、文前大統領が同日、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)「フェイスブック」に「恥ずかしめ(を受けるの)は国民の役目になった。人の準備が足りないため、天も助けてくれなかった」とした上で書いた文だ。今回の世界スカウトジャンボリーは前政権である文政権の時に招致し、同政権下ではその後5年間の準備期間があった。しかし、文前大統領の「人の準備不足」は現政権を批判したものと解釈される。

 そして、文前大統領は「どうか今回の失敗が教訓として残り、大韓民国が誇らしげに立ち直ることを願う」と述べた。つまり、今回のジャンボリーは失敗だったということだ。文前大統領は「セマングムを世界にPRし、経済的開発を促進すると共に、立ち遅れた地域経済を成長させる絶好の機会だと考えて大会招致に総力を挙げた全羅北道民の期待は無駄になり、不名誉ばかりを抱えるようになった」「失望が大きかったであろう国民、全世界のスカウト隊員、全羅北道民とスポンサー企業らに大会招致当時の大統領として謝罪といたわりの気持ちを伝える」と述べた。


 文前大統領の投稿には約30分で200件以上のコメントが寄せられた。「お膳立てしておいたのに、(現政権が)ひっくり返した」など文前大統領の投稿の趣旨に共感するコメントも多数あったが、批判も少なくなかった。

 

 あるネットユーザーはコメントに「セマングムを世界にPRし、経済的開発を促進し、立ち遅れている地域経済を成長させる絶好の機会と考えて招致したなら、本当に間違っている」と書いた。当初からジャンボリーを招致できない立地条件だったのにもかかわらず、大会開催を強行したのは間違いだという意味だ。

 

 別のネットユーザーも「前政権と全羅北道の責任の方がもっと大きいと思う」「この6年間、何の準備もしなかったのはこれらの責任だ。1年間で準備してできる行事ではない」と書いている。

 

パク・サンギ記者


チョソン・ドットコム/朝鮮日報日本語版

 

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09 

問題視されたセマングム世界スカウトジャンボリーの施設、管理者は全て全羅北道の公務員だった
記事入力 : 2023/08/15 11:14
 

予算と事業の承認権は全羅北道知事…初期のずさんな運営に責任追及の声が高まる
野営場の整備や埋立予算獲得のため新たな埋立地に会場をずさんに造成した疑惑も





「2023世界スカウトジャンボリー大会」は今月11日にKPOPコンサートを最後に幕を下ろした。世界153カ国からやって来た4万3000人の参加者からは「とても満足した」との評価も相次いだ。しかしこの最後の盛り上がりにもかかわらず、今回のジャンボリーは全羅北道扶安郡セマングム会場のずさんな施設管理や不十分な暑さ対策で序盤は困難な状況が続いた。

 総括計画とその進行に責任を持つジャンボリー組織委員会は韓国女性家族部、行政安全部、文化体育観光部(いずれも省に相当)の長官、韓国スカウト連盟総裁、国会スカウト連盟所属の野党・共に民主党議員が共同委員長となった。そのため行事を誘致した全羅北道からは「組織委員会の責任を全羅北道に押し付けている」など不満の声が相次いでいる。全羅北道知事が所属する共に民主党も首相の辞任を要求するなど攻勢を強めている。


 しかし本紙の取材によると、大会の実務を担当した115人の組織委員会事務局のうち53人(46%)が全羅北道庁や全羅北道各地の市や郡から出向した公務員だった。参加者からの不満が最も多かったトイレとシャワー施設の管理、また上下水道や排水設備を担当する施設管理本部の職員8人も全員が全羅北道などから出向した地方公務員だった。施設管理本部は暑さ対策用の施設設置も担当するなど、同本部だけで数百億ウォン(数十億円)の予算を執行した。

 

 ジャンボリー会場は従来のセマングム埋立地ではなく、新たに干潟を埋め立てた土地に造成された。しかも野営地の埋立工事は2020年と開始時期が遅く、大会までわずか8カ月の昨年12月に完了した。以前からの埋立地を利用していれば事前に木を植えることも可能で、また排水設備の整備などもさほど難しくなかったはずだが、実際に使用された会場は短期間に造成された新しい埋立地だったため、茂みもない泥の上に野営場が設置された。これも全羅北道がセマングムの埋立予算を獲得するためだったとの疑惑が浮上している。

 

 韓悳洙(ハン・ドクス)首相は組織委員会から「トイレなどについて問題はない」との報告を受けていた。ところが今月4日に韓首相がジャンボリー会場を視察したところ、不潔なトイレに驚き自ら清掃を行った。ある韓国政府関係者は「トイレの管理やごみの清掃は全羅北道の公務員が担当するはずだが、最も基本的な業務がこれほどずさんだっとは知らなかった」「組織委員会に地方公務員が多かったため、女性家族部から出向した事務総長の指示がしっかりと実行されなかったようだ」と指摘した。大会組織委員長は全羅北道の金寛永(キム・グァンヨン)知事だったが、組織委の定款によると、予算と主要事業計画を承認する権限を持つのは執行委員会だ。つまり形としては組織委員会の責任だが、実質的な権限は全羅北道が握っていた。そのためずさんな施設管理の一次的な責任も全羅北道にあると指摘されている。


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全羅北道庁のホームページには「組織委員会に責任転嫁せず全羅北道の公務員が責任を取り謝罪せよ」などの書き込みが相次いでいる。与党・国民の力のある幹部は「ジャンボリー関連の99件の海外出張のうち、7件を除く残りは全羅北道と扶安郡、全羅北道関係者を含むセマングム開発庁関係者によるものだった。その全羅北道が今になって責任がないと主張するのは厚顔無恥だ」と批判している。全羅北道の共に民主党地域委員会の職能委員長が代表を務める企業は、2021年9月から今年6月までネットでのジャンボリー宣伝業務で組織委員会と計8件の契約を締結したことも問題となっている。その契約額は23億5900万ウォン(約2億5680万円)に上る。ある与党関係者は「資本金1億ウォン(約1100万円)、社員3人の企業が国際的なイベント関連の業務に選定された。その過程で癒着がなかったか確認すべきだ」と指摘した。これについて全羅北道は「独自の監査を実施する」としているが、その一方で「与党が主張する根拠のないジャンボリー責任論に対しては積極的に対応する」との考えも示している。金寛永知事は今月14日に今回のジャンボリー大会について正式なコメントを発表する予定だ。

 

 高麗大学行政専門大学院のイム・ジュンヒョン教授は「(ジャンボリーに合わせて)発展するため自治体に全権を与えるべきと主張する声もあるが、その権限をしっかりと行使できる力量が自治体にあるか、また韓国の地方政治文化が自治体をけん制するレベルにまで成熟しているか、今回のジャンボリー大会は多くのことを示唆している」との見方を示した。その一方でイム教授は「このような状況を目の当たりにしながら、自治体をしっかりと指導できなかった中央政府も反省すべきだ」とも指摘した。文在寅(ムン・ジェイン)前政権当時からジャンボリーの準備に当たってきた女性家族部や自治体を管轄する行政安全部など中央政府も責任から逃れられないということだ。これに対して行政安全部の関係者は「行政安全部は大会の安全管理や警察・消防との協力といった業務を担当したが、それが決まったのは今年に入ってからだ。大会の準備は事実上、全羅北道が中心となって行った」とコメントした。


パク・スチャン記者、崔鍾錫(チェ・ジョンソク)記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版



 

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10 

セマングム世界スカウトジャンボリー、隊員たちが開けた大韓民国の「パンドラの箱」【コラム】
記事入力 : 2023/08/15 11:32
 

「前政権・現政権のせい」は天に向かってツバを吐くようなもの
自治体が欲を出した干拓事業で無能・無責任の三流・四流が組織委を指揮
全世界にばれたことでかえって希望が持てるようになった





ボーイスカウト・ガールスカウトの祭典「第25回世界スカウトジャンボリー」に参加したスカウト隊員たちが全羅北道扶安郡の干拓地・セマングムで汚いトイレの便器のふたを開けた瞬間、私たちが隠していた「パンドラの箱」が開いたかのように、ちぐはぐ・無能・無責任が津波のように押し寄せた。成功にも失敗にもハッキリとした理由がある。その理由を正確に診断してこそ改善の余地もあるというものだろう。一次的責任は組織委員会にある。組織委は限られた時間内で官民や有形・無形の資源を総動員し、成果を出すことになっている。だから、成功するかどうかは組織委員長のリーダーシップにかかっている。

 32年前の1991年に江原道高城郡で開催された「第17回世界スカウトジャンボリー(以下、高城ジャンボリー)」は30代後半で過去最年少の韓国ボーイスカウト連盟総裁になった金錫元(キム・ソクウォン)双竜グループ元会長が1985年に招致した。金錫元氏は江原道高城郡・雪岳山のキャンプ地を数え切れないほど回りながら準備状況を点検した。そして、運営スタッフたちにはジャンボリーの精神を教えた。共同組織委員長は江原道知事だった。地方自治制施行前なので、準備の6年間で官選の道知事が3人携わった。最高の専門家が主導し、政府は一貫して支援を続けた。高城ジャンボリーは物事の本質に忠実だったおかげで成功した。
 

 セマングム・ジャンボリーは目的も主体も違っていた。主導したのは全羅北道の政治家たちだ。このころ、民選自治体首長の間で、国際イベントを招致することにより韓国中央政府からインフラ予算を獲得する開発モデルが流行した。全羅南道は2012年の麗水国際博覧会(エキスポ)、江原道は3度目にして2018年の平昌冬季五輪を招致した。一足遅れでこの流行に乗ろうとした全羅北道は、1982年にアジア太平洋地域ジャンボリーの開催経験がある全羅北道茂朱郡を押しのけ、セマングム開発のため干潟に世界スカウトジャンボリーを招致した。時間が差し迫っていたため、韓国政府は土地の用途まで変更し、干拓資金を提供した。しかし、全羅北道の実行力は不十分だった。1年前にプレ・ジャンボリーも開催されなかった。ジャンボリーが終わって簡易施設が撤去されたが、広い用地は特に使い道もない。不動産開発詐欺、分譲詐欺も同然だ。

 

 セマングム・ジャンボリーのずさんな運営が明らかになると、李洛淵(イ・ナギョン)元首相は平昌冬季五輪の成功を文在寅(ムン・ジェイン)政権の成果であるかのように自慢した。だが、成功の理由は全く違う。政権交代から五輪まで時間があまりなく、前政権で任命した組織委員長を交代させられなかったおかげで成功したのだ。平昌冬季五輪は官民共に経験豊富で有能な官僚出身の李熙範(イ・ヒボム)元産業資源部長官が2016年から単独で組織委員長を務め、責任を持って準備した。一方、2020年に発足したセマングム・ジャンボリー組織委員会は、約1年単位で替わった女性家族部長官と、仕事をせずに空世辞ばかりの国会議員という2人が共同組織委員長だった。カカシ同然だ。その下に女性家族部局長出身の事務総長と地域利己主義から抜け出せない民選自治体首長(全羅北道知事)が執行委員長として準備に携わった。故・李健熙(イ・ゴンヒ)サムスングループ会長の言葉を借りれば、三流公務員と四流政治家の集合体だ。現政権は遅まきながら組織委員長を3人追加したが、問題が解決できるはずがない。当初の用地選定からもめていたセマングム・ジャンボリーは、組織委に「李熙範のリーダーシップ」も、恥ずかしい実態を弥縫(びほう)策で覆い隠す助っ人もなく、破たんに追い込まれた。


2

大韓民国の基準や国際基準で見れば、よりハッキリする。最も多い4500人が参加した英国が最も早く撤収したのは、スカウト精神が足りなくて猛暑を避けようとしたためではない。 ジャンボリーの本場・英国は責任者たちが早々に到着して準備状況を徹底的に点検する。非衛生的なトイレやシャワー室不足などが再三指摘されたのにもかかわらず、組織委は改善意志も改善実行力も示さなかった。英国の撤収決定はセマングム組織委に下した破たん宣告だった。

 セマングム・ジャンボリーの給食を担当した大企業が見た状況も同様だった。高城ジャンボリーをはじめ国際イベントの経験も多く、一日200万食を供給できるような韓国を代表する企業だ。平昌冬季五輪はこれより規模が小さい企業でもうまく行った。スカウト隊員3万4000人に食材を、運営スタッフ9000人に食事を提供するには周到に準備しなければならないが、担当企業が直面したのは国際イベントとは名ばかりで、猛暑の湿地、それも虫がうごめく環境の下、組織委は村祭りの準備程度という無能さかつ安易さだった。隊員たち3万4000人がキャンプをしながら自ら調理して食事を作るための食材を会場全域の18基の冷蔵コンテナに早朝に配送しなければならないが、開幕直前まで電気がつかなかったため、キャンプ地の冷蔵コンテナは使用できなかった。このため、冷蔵トラックから直接配らなければならなかったが、組織委はフォークリフトなど最小限の重機も準備しておらず、配送員や社員たちは荷物を下ろすのに余計に苦労した。組織委は権限地域の業者から薫製の卵を供給してもらったが、「カビの生えた卵」が見つかり非難を浴びた。しかし、よく考えてみると、そうした劣悪かつデタラメな現場で集団食中毒のようなさらに深刻な事態が発生しなかったのは、衛生管理が徹底した大企業や協力業者の社員たちが苦労し、踏ん張ってくれたおかげだったのだろう。

 知らないわけではなかった。収拾のつかないことをやらかす無責任な政治家や、民間よりも無能でありながらパワハラを日常的に行い、上の人間の目を欺く公務員など、税金の寄生虫たちが奇怪なほど大きくなっていくのを防げなかった結果だ。今や世界中の知るところとなったのだから、どうか今回ばかりは与野党の間で「お前のせいだ」と言い合う政治攻防で問題の本質をごまかすことなく、皆が共に恥じ入りつつ、徹底して責任を糾明しなければならないだろう。「パンドラの箱」の中に最後の希望を見つけたいと思うならば。
姜京希(カン・ギョンヒ)論説委員

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

 

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光復節記念「独島はわが国の領土」フラッシュモブ
記事入力 : 2023/08/15 12:06


 

第78回光復節(日本による植民地支配からの解放記念日、8月15日)を迎えた15日、釜山市東区の釜山駅前広場では、野党・共に民主党の党員や市民らおよそ200人が、太極旗(韓国の国旗)を手に「独島はわが国の領土」フラッシュモブを繰り広げた。


NEWSIS/朝鮮日報日本語版


















 

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ソン・ヘギョ、光復節を迎えるに当たりハワイに独立運動案内書1万部寄贈
記事入力 : 2023/08/15 12:10


 

【NEWSIS】女優ソン・ヘギョが光復節(日本による植民地支配からの解放記念日、8月15日)を迎えるに当たり、誠信女子大学のソ・ギョンドク教授と意気投合し、米国ハワイにある韓国独立運動の遺跡を紹介する案内書を寄贈した。

 

 ソ・ギョンドク教授は15日、「今回の案内書は韓国語と英語で製作しており、ハワイ大学韓国学センターに1万部を寄贈し、訪問者たちが無料で利用できるようにした」と説明した。

 

 案内書では、ハワイでの韓国独立運動に関する全般的な説明、ホノルル大韓人国民会総会館跡、韓人合成協会会館跡、オアフ共同墓地などを紹介している。

 

 これを企画したソ・ギョンドク教授は「今年『米州韓人移民120周年』を記念し、ハワイの有名な観光地を訪れるのもよいが、少しだけ時間を割いて韓国独立運動の遺跡を訪問するよう誘導しようと、案内書を発行することになった」と説明した。

 

 ソ・ギョンドク教授はまた、「世界的な新型コロナウイルス感染症の長期化により、海外に残っている大韓民国の歴史的遺跡の状況はあまりよいとは言えない」とした上で「わが国民たちの持続的な関心と訪問が、海外に放置されている独立運動の遺跡を広く伝え、保存することができる、最も大きな力になるだろう」と話している。

 

 なお、ソン・ヘギョはこれまで12年間にわたりソ・ギョンドク教授の企画を後援し、海外に残っている韓国の歴史的な遺跡など34カ所に韓国語の案内書や看板、レリーフ作品などを寄贈してきた。


イ・ジェフン記者

NEWSIS/朝鮮日報日本語版

 

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文前大統領「セマングム世界ジャンボリー、準備不足で天も助けてくれなかった」発言、文化日報が社説で痛烈批判
記事入力 : 2023/08/15 13:46

韓国大統領室は「留意している」とコメント


▲文在寅前大統領/ニュース1


韓国大統領室は14日、「セマングム世界ジャンボリー大会」に関連し、現政権の責任論を指摘した文在寅(ムン・ジェイン)前大統領を「開き直り」「厚顔無恥」と表現したあるメディアの社説について、「留意している」と言及した。

 大統領室関係者は「文前大統領が現政権批判論に加わった」という記者の質問に対し、「韓国の代表的な新聞が社説で『開き直りで厚顔無恥』と書いた」とし、「そうした評価を留意している」と述べた。
 

 これに先立ち、文前大統領はフェイスブックに「セマングムジャンボリー大会で我々は多くのものを失った。国格を失い、誇りを失った。国民が恥をかいた」と指摘。続けて「人による準備が足りなかったので、天も助けてくれなかった。どうか今回の失敗が苦い教訓として残り、大韓民国が見事に再起することを願う」と書いた。また、「失望が大きかった国民、全世界のスカウト隊員、全羅北道民と後援企業に大会誘致当時の大統領として謝罪と労いの気持ちを伝える」とした。

 

 セマングム世界ジャンボリー大会は、文在寅政権下で誘致に成功し、5年間の準備期間を経た。文前大統領の「人による準備不足」は現政権を批判したものであり、ジャンボリー大会を「失敗」と評価したものと受け止められた。

 

 これに対し、文化日報は同日の社説で「開き直りであり、厚顔無恥な行動だ」とし「正常な人間ならば有終の美を飾るために最善を尽くした人々にまず感謝したはずだ」と指摘した。

 

 大統領室関係者は「ジャンボリーを計画通りに進められなかった側面があるため、その理由については点検し、今後の対応策も講じる必要がある」とした上で、「そうした過程が消耗的な政争になってはならず、生産的な改善策を導き出さなければならない」と述べた。


 この関係者は野党が海兵隊元捜査団長を検事時代の尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領に例え、「ダブルスタンダード」と批判したことについては「不適切な比喩だ」と答えた。

 

イ・ヘジン記者

チョソン・ドットコム/朝鮮日報日本語版

 

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セマングム世界スカウトジャンボリー大会のずさん運営は尹政権のせい…政争に加勢する文前大統領の発言、まさしく「恥ずかしめを受けるのは国民の役目」【8月15日付社説】
記事入力 : 2023/08/15 15:29




文在寅(ムン・ジェイン)前大統領はセマングムジャンボリー大会のずさんな運営について「人間の準備が不十分だったので、天も後押ししなかった」「国格と矜持を失い、恥ずかしめ(を受けるの)は国民の役目になった」「どうか今回の失敗が苦い教訓となり、大韓民国が再び立ち上がることを願う」などとSNS(会員制交流サイト)に書き込んだ。「行事が失敗したのは現政権のせい」と決めつけ、国格が失墜したと非難したのだ。

 今回のジャンボリー大会序盤は酷暑や虫などに対する不十分な対策、さらに不潔なトイレやシャワー施設が大きな問題となった。この点は確かに今の政府と全羅北道の責任が大きい。しかし大会誘致が決まったのは文在寅前政権当時で、大会の準備も文在寅前政権の5年にわたり行われた。木が1本もない上に水はけが悪く、会場として不適切と判断された新しい埋め立て地が大会の会場として決まったのも文在寅前政権の時だ。大会関連予算はその多くが文在寅前政権で執行されたが、排水や電気系統の設備など、インフラ関連整備の進捗率はわずか37%だった。ところが文前大統領は「自分には一切責任がなく、全てが尹錫悦(ユン・ソンニョル)政権の準備不足が原因」と主張しているのだ。


 文前大統領はいびつな不動産政策で住宅価格を現実離れのレベルに暴騰させ、所得主導成長という実験で雇用をなくし、脱原発によりエネルギー政策の百年体系を崩壊させるなど、多くの政策で失敗を重ね国政に重い負担を残した張本人だが、その後これらの問題が表面化しても一度も謝罪したことはない。逆に「5年で成就した内容が崩壊してむなしい」「専門家に経済を任せるべきではない」などと開き直った態度で一貫している。監査を行おうとした監査院には「無礼だ」と叱りつけた。

 

 文前大統領は退任の際「忘れられた生活を送りたい」「政治から離れる」と言い残した。ところが実際は退任と同時にSNSに日常の様子を掲載し、野党の政治家と会っては政治関連のメッセージを発信してきた。自らのドキュメンタリーを制作し、書店の事業まで始めた。先日は湖南(全羅南北道)地域で開催された「水害克服生命慰霊祭」に出席し、「生命と安全が第一の世の中を作れるだろう」というメッセージを述べた。

 

 今月末にはかつて青瓦台(韓国大統領府)で共に働いた自らに近い議員らと会食し、首都圏の選挙対策について意見交換する予定だと明らかにした。政治を離れ退任した大統領がなぜ国会議員選挙に向けた対策について意見交換するのか。これは事実上の政治活動再開と受け取るしかない。これほど露骨で政治的な言動を何度も発信し、実際の政治に介入した大統領経験者はこれまでいなかった。より深刻な対立と混乱が起こる前に文前大統領は隠忍自重に徹するべきだ。


朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

 

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韓国YTN、通り魔事件報道画面に放送通信委員長候補・李東官氏の写真
記事入力 : 2023/08/15 16:31

李東官氏「代表的なフェイクニュース」


▲NEWSIS


報道専門チャンネルのYTNが、盆唐通り魔事件のチェ・ウォンジョン容疑者に関する報道をしつつ、李東官(イ・ドングァン)放送通信委員長候補者の写真を掲載するという「放送事故」を起こした。

 YTNは10日の夜10時45分ごろ、「YTNニュース」で「お詫びしながら妄想の症状を示すチェ・ウォンジョン…サイコパスと判断できず」というタイトルとアンカーの関連コメントが出る中、およそ10秒ほぼにわたり、背景画面に李候補者の写真を表示した。


 李候補者側は11日に声明を発表し、「とんでもない事件」とコメントした。

 

 さらに「当該ニュースの最後に『背景画面に間違いがありましたが、ご理解ください』という単純な告知だけを伝えた」「明らかに候補者の名誉を毀損した今回の事故について、YTN側の詳細な経緯の把握と謝罪を要求する」と述べた。

 

 李候補者はこの日、取材に応じた席で「フェイクニュースは実際に多数あるのか」という質問を受けると、「昨晩のYTNが代表的なんじゃないか。韓国メディアの現在地を示すものだと思う」と答えた。

 

 さらに「意図的なものだった思うか」という問いには「調査してみれば出てくるだろう」と答えた。


シン・ユマン記者

チョソン・ドットコム/朝鮮日報日本語版



 

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