【朝鮮チラシ】2023.01(t)④ | ぺる Ⅱのブログ

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続・チラシの裏書き

 

 

 

目次 

 

2023

01(01/29)ぼっち・社会的引きこもり状態の韓国青年、ソウルだけで13万人

02(01/29)【萬物相】韓国の「社会的引きこもり」青年

03(01/29)海外ファンの「SLAM DUNK聖地巡礼」、相次ぐマナー違反に頭を抱える鎌倉市

04(01/29)この子が成長して韓流スターに…イ・ミンホ、生まれつきのイケメンぶりアピール

05(01/30)日本メディア「徴用賠償問題、『痛烈な反省』示した村山談話の継承表明を検討」
06(01/30)中国、19日ぶり日本人へのビザ発給再開…韓国には「報復措置」解除せず
07(01/30)【1月30日付社説】「司法の正義」を誰よりも叫んだ李在明代表の真逆の振る舞い

08(01/30)【萬物相】「私たちの世代が一番不幸」と言う韓国20-30世代

09(01/31)「あきれた演出」…警察官が認知症の高齢女性をおぶったエピソード投稿に非難殺到 /釜山

10(01/31)サンバンウル元会長「李在明訪朝のために北に300万ドル送った」(上)(下)

11(01/31)サンバンウル元会長、2019年に韓国映画『工作』のモデルの人物リ・ホナムと会っていた

12(01/31)「悪霊を追い払う」と木の棒で娘をたたいて死なせたシャーマンの男に実刑/光州

13(01/31)中国、韓国からの入国者全員にPCR検査実施へ…より強い報復措置

14(01/31)SJシウォン、来韓した本田圭佑と仲良く2ショット

 

 

 

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01 

ぼっち・社会的引きこもり状態の韓国青年、ソウルだけで13万人
記事入力 : 2023/01/29 06:10

韓国19-39歳の青年調査、就職失敗などで一人っきりの生活選択
 

ソウルに住む満19-39歳の青年の4.5%に相当する約13万人が孤立(独りぼっち)・隠遁(いんとん、社会的引きこもり)状態と思われるとする調査結果が出た。孤立・隠遁青年の55.6%はほとんど外出せず、主に家の中だけで生活していることが分かった。このうち、主に家の中だけで生活する期間が5年以上と長期化した青年の占める割合も28.5%に達した。


 ソウル市は、昨年5月から12月にかけ、満19-39歳の青年が居住する5221世帯の青年6926人を対象にオンラインで実施した孤立・隠遁青年の実態調査結果を18日に発表した。地方自治体レベルで孤立・隠遁青年の実態調査を行ったのは今回が初めてだとソウル市は説明した。調査の結果、ソウル市に居住する青年のうち孤立・隠遁青年の占める割合は4.5%だった。ソウル市は「これをソウル市の青年の全人口292万人に換算すると、約12万9000人が孤立・隠遁状態にあると推定される」とし「全国に拡大すれば、約61万人に上る」と明らかにした。


 孤立・隠遁青年とは、「孤立青年」と「隠遁青年」を合わせた概念である。ソウル市は、情緒的・物理的孤立状態が6カ月以上続いた場合を孤立青年と分類する。情緒的孤立とは周囲に助言を求めたり頼んだりすることができる知人が全くいない状態をいい、物理的孤立とは家族や親戚以外の人との対面交流が年に1-2回以下の状態をいう。隠遁青年は、外出がほとんどない生活が6カ月以上続き、最近1カ月以内に職業・求職活動を行わなかったケース、と規定した。ソウル市の関係者は「隠遁青年のほとんどが同時に孤立青年でもあり、この二つを分離せず、政策上共に支援していくことにした」と話した。

 

 ソウル市の調査結果、孤立・隠遁青年の半数以上(55.6%)が外出をほとんどせず、主に自宅で生活していることが分かった。自分の部屋の外に出ないという回答も7%を占めた。主に家だけで生活した期間は1年以上-3年未満(28.1%)が最も多かった。次いで、5年以上-10年未満(17.0%)、3年以上-5年未満(16.7%)、10年以上(11.5%)の順となった。隠遁生活が5年以上に長期化している青年が占める割合が28.5%に達したことになる。


 孤立・隠遁生活をするようになったきっかけとしては、「失業、または就職困難(45.5%、重複回答)」を最も多く挙げた。「心理的・精神的困難」(40.9%)、「人間関係を結ぶことが困難」(40.3%)の順だった。孤立・隠遁青年のうち、本人世帯の社会・経済的水準が「平均より低い」と答えた割合が64.7%だった。これは一般青年の回答(31.4%)の2倍を超える高い数値だ。

 

 孤立・隠遁青年は、ここ1週間で金を稼ぐために働いたかという質問に、42%が「働かなかった」と答えた。これは、一般青年(12.1%)の3倍以上という高い数値だ。また、5人に1人(18.5%)が精神科関連の薬物を服用していることが分かった。

 

 しかし、孤立・隠遁青年の半数以上は克服の意志を示した。孤立・隠遁生活から抜け出したいと感じたことがあるかという質問に、55.7%が「ある」と答えた。ソウル市は「今回の実態調査の結果を反映し、3月までに『孤立・隠遁青年の総合支援計画』をまとめる方針」と明らかにした。

 

キム・ユンジュ記者


朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

 

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02 

【萬物相】韓国の「社会的引きこもり」青年
記事入力 : 2023/01/29 06:13


 

昨年5月、韓国国内のある4階建ての建物から苦情が入った。建物のある部屋からひどい臭いがするとのことだった。20代の青年が約1年前から暮らしている部屋だった。強制的にドアを開けると部屋全体がごみだらけだった。ベッドの上以外は、食べ物とビニール袋がいっぱいだった。青年は8年前から家族と離れて一人暮らしをしていた。青年の両親は「子どもは15歳の時から部屋でゲームばかりしていた」と話す。
 

 このような隠遁(いんとん、社会的引きこもり)青年たちの逃避先はゲームと睡眠だ。1年半に及ぶ隠遁生活をしたというある青年は、メディアとのインタビューで「ゲームをするのがつらくて気絶するほどになると、まるで倒れるように眠りについた」と当時を振り返る。最近は「隠遁青年の孤独死」まで発生した。2年前、大田市のあるワンルーム・マンションで32歳の女性が死亡したが、部屋には成人男性の腰の高さほどまでごみがいっぱいだった。

 

 青年たちが隠遁に陥るきっかけは、就職失敗が多い。大田市のワンルーム・マンションで亡くなった女性の部屋にも、本棚には「2週間完成面接準備」といった就職関連の書籍がぎっしりと詰まっていた。専門家たちは「超競争社会で優良な職場に通えなければルーザー(敗北者)と烙印(らくいん)を押してしまう文化のため、青年たちが失敗に耐えられなくなっている」と話した。このような隠遁青年の前段階がニート(NEET、Not in Education, Employment or Training)族だ。働かず、働く意志もない青年失業者だ。コロナ禍の影響で世界的にニート族が増加し、隠遁青年もともに増えているという。韓国国内のニート族は2020年に約43万人と、前年に比べ24%増えている。

 

 ニート族の長期化が否定的な影響を与えた代表的なケースが日本だ。1990年代に長期不況が始まり、就職の適期を逃した青年たちが家に閉じこもったことで、引きこもりとなった。ニート族が病的症状まで見せる引きこもりになったのだ。当時20-30代だった引きこもりは今や40-50代の中高年になっている。日本内閣府の調査によると、40-64歳の引きこもりの人口は61万人と推算されるという。4年前には、東京都で農林水産省の次官まで務めた70代の父親が、ゲームにはまって両親に暴力を振るう引きこもりの40代の息子を殺害するという事件も発生した。

 

 ソウル市が19-39歳のソウル市在住の青年のうち4.5%に当たる13万人が孤立・隠遁状態にあると推定される、と発表した。このうち55%はほとんど外出していないという。家の中だけで生活する期間が5年以上にまで長期化した青年も28%に上った。この隠遁青年はニート族と引きこもりの中間ぐらいに位置するのではないかと思われる。彼らが一日も早くこの世の日差しの下に出てくることを願う。

 

崔源奎(チェ・ウォンギュ)論説委員


朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

 

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03 

海外ファンの「SLAM DUNK聖地巡礼」、相次ぐマナー違反に頭を抱える鎌倉市
記事入力 : 2023/01/29 10:35
 

鎌倉高校前駅の踏切に韓国・中華圏の観光客が集まって記念撮影
事故が起きるのではとヒヤヒヤ



▲1月24日、漫画『SLAM DUNK』の舞台となった神奈川県の鎌倉高校前駅の踏切で写真を撮っている観光客の様子。/写真=崔源国特派員


1月24日午後、神奈川県鎌倉市の江ノ電鎌倉高校前駅の踏切。電車の通過を知らせる警報音が鳴ると、待っていたかのように数十人の観光客が一斉に線路へと集まった。観光客らは、線路への侵入を防止するために降りている、腰の高さぐらいの遮断器近くまで行ってポーズを取った。韓国語で「電車までちゃんと入る?」「もうちょっと後ろに下がってみて」などと話している声もあちこちから聞こえた。カメラを持って車道の真ん中にまで入っていく人もいた。この人々は、いわゆる「SLAM DUNK(スラムダンク)聖地巡礼」に来た観光客だ。ここが、漫画『SLAM DUNK』の冒頭部分に出てくる踏切シーンの舞台になった場所だからだ。
 

 1990年代の漫画『SLAM DUNK』をアニメ映画化した『THE FIRST SLAM DUNK』がこのところ、アジア圏で大きな人気を集め、それに伴い日本の小都市鎌倉が韓国や中華圏の観光客でにぎわっている。東京から鉄道でおよそ1時間半の距離にある鎌倉は、静かな海辺の町だ。これまでは日本のファンが時折訪れる程度の場所だったが、最近は海外の観光客が急激に増え、大変なことになっている。

 

 この日も、海外から来たファンは、主人公カン・ベクホ(桜木花道)が肩に通学かばんをかつぎ持って踏切で待っている場面そっくりに演出しようと車道にまで乱入した。「住宅街には入らないでください」という案内板があったが、観光客は気にすることなく写真を撮るため隅々まで歩き回った。ある地域住民は「後ろから車が来ているのに観光客はみんな撮影のため線路の方ばかり見ているから、事故の起きる危険が常にある」と語った。日本テレビは「SLAM DUNKの映画封切り後、聖地と呼ばれる鎌倉では、観光客が車道で写真を撮ろうとして救急車のような緊急車両を止めてしまうというとんでもない事態が相次いでいる」と報じた。

 

 危険千万なやり方で線路脇の手すりに身を寄せ、電車に向かってシャッターを切る人も多かった。「電車を撮るために黄色い線を越えないでください」「運転士に向かってフラッシュをたくのは大変危険な行動です」などの警告文が韓国語と中国語、英語で記してあったが、気にしていない様子だった。電車を待ちながら住宅街でたばこを吸っている観光客の姿も見られた。

 

 鎌倉市と江ノ島電鉄は、ファンに「礼儀を守って観光をしてほしい」と訴えている。フジ・ニュースネットワーク(FNN)は「鎌倉市は、住民の迷惑が続く場合、警備員を増やすなどの対策強化を模索している」と報じた。

 

東京=崔源国(チェ・ウォングク)特派員


朝鮮日報/朝鮮日報日本語版



 

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04 

この子が成長して韓流スターに…イ・ミンホ、生まれつきのイケメンぶりアピール
記事入力 : 2023/01/29 17:47


 

俳優イ・ミンホが生まれつきのイケメンビジュアルを見せつけた。

 

 イ・ミンホは26日、自分の幼少時代の姿を現在の姿と比較する写真をソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)に掲載した。幼いころからはっきりした目鼻立ちを誇るイ・ミンホは、大きな瞳とキュートな鼻が目を引く。子どものころから完成されていたイ・ミンホのイケメンビジュアルが際立っている。

 

 なお、イ・ミンホは今年放送予定のドラマ『星たちに聞いてみて』に出演する。『星たちに聞いてみて』は宇宙ステーションが舞台の作品で、韓国初のSFラブコメディーだ。


朝鮮日報日本語版

 

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05 

日本メディア「徴用賠償問題、『痛烈な反省』示した村山談話の継承表明を検討」
記事入力 : 2023/01/30 09:04
 

日本の複数メディア「官房長官が発表する案が有力」
今日ソウルで韓日の局長級協議

 

日帝強占期の徴用被害者に対する賠償問題について、「痛烈な反省」と「謝罪の思い」を表明したいわゆる「村山談話」の継承を表明し、間接的に謝罪の意向を伝える方策を日本政府が検討している。日本経済新聞が29日に報じた。徴用被害者への賠償金を日本の被告企業が支払うのではなく、日帝強制動員被害者支援財団が肩代わりする解決策を韓国政府が提示したことから、日本政府もこれに応えるというものだ。


 同紙によると、日本政府は「徴用被害者への賠償問題は1965年の韓日請求権協定で解決済み」「新たな形の謝罪は難しい」としている。そのため1995年に発表された村山談話などを改めて確認する方策が検討されているという。1995年に当時の村山富市首相が発表したこの村山談話は植民地支配と侵略について「痛切な反省と心からの謝罪」を表明したものだ。


 これについて日本の共同通信は「松野博一官房長官が記者会見の形で村山談話の継承について説明する案が有力」と報じた。日本政府のこのような立場は韓日関係改善を進める尹錫悦(ユン・ソンニョル)政権との水面下の交渉で提示されたようだ。

 

 韓日関係について日本の岸田文雄首相は27日、国会で「健全な関係に戻し、より発展させるため韓国政府と緊密に意思疎通を行いたい」「日韓、日米韓の緊密な連携は改めて取り上げる必要もないほど重要だ」と答弁した。さらに「韓国は国際社会におけるさまざまな課題を解決するに当たり協力すべき重要な隣国」との考えも示した。

 

 韓国外交部(省に相当)の徐旻廷(ソ・ミンジョン)アジア太平洋局長と日本外務省の船越健裕アジア大洋州局長は30日にソウルで韓日局長級協議を行う。韓国の徴用被害者らは日本の被告企業による謝罪と賠償を要求しているが、これについて日本側がどこまで誠意ある対応を示すかが鍵だ。東京のある外交筋は「韓国は最善の解決策を提示した。今度は日本が韓国の徴用被害者らの思いを少しずつ動かすための方策を提示する必要がある」とコメントした。

 

東京=成好哲(ソン・ホチョル)特派員


朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

 

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06 

中国、19日ぶり日本人へのビザ発給再開…韓国には「報復措置」解除せず
記事入力 : 2023/01/30 09:20

中国からの短期ビザ発給停止した韓国には再開の意向を表明せず


▲写真=NEWSIS


中国が日本人に対するビザ発給停止措置を解除した。日本政府が中国からの入国要件を強化するや、これを「差別的措置」だとして報復に乗り出してから19日を経ての措置だ。しかし、中国は日本と同時期にビザ発給を停止した韓国に対しては、ビザ発給再開の意向を表明しなかった。
 

 駐日本中国大使館は29日午後、中国のソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)「ウィーチャット(微信)」の公式アカウントで、「今日から駐日本中国大使館と領事館は日本国民に対する中国一般ビザの発給を再開した」と発表した。日本は先月、中国からの入国者に対して、新型コロナ検査などを義務化したが、中国人の日本入国を阻むビザ発給制限措置は取っていなかった。事実、日本は先月26日、中国からの入国者全員を対象に新型コロナ検査を実施すると発表し、今月8日には中国からの入国者の新型コロナ陰性証明書提出を義務付けた。こうした事情から、中国が防疫強化に対する報復措置として日本国民に対する一般ビザ発給を一時停止(外交・公務などは除く)すると、「比例性の原則に反する」という声が上がっていたが、今回の措置で日本側の意見を受け入れたものと解釈されている。

 

 一方、中国は韓国に対する報復措置は継続するものとみられている。韓国は日本とは違い、中国からの入国者に対して新型コロナ検査のほか、短期ビザ発給停止措置を取っている。そして今月27日、こうした措置を来月28日まで延長することを発表した。韓国政府は「(中国の)国内防疫諸条件は良くなっているが、春節(中国の旧正月)以降の流行増加など、海外流入などによる再拡大の可能性は完全には排除できない状況だ」という考えだ。韓国外交部関係者は「科学的な基準に基づいて防疫対策を設けたものであり、中国とも連絡を取り合っている」と語った。

 

北京=イ・ボルチャン特派員


朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

 

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07 

【1月30日付社説】「司法の正義」を誰よりも叫んだ李在明代表の真逆の振る舞い
記事入力 : 2023/01/30 16:41



共に民主党の李在明(イ・ジェミョン)代表は28日、大庄洞・慰礼新都市開発優遇疑惑で検察による聴取を受けた後、「検察は真実究明のための捜査ではなく、起訴のためのでっち上げを行っている」と述べた。李代表は同日、事前に作成した供述書を検察に提出し、12時間以上行われた聴取では事実上黙秘権を行使したという。今月10日に行われた城南FC後援金疑惑をめぐる初回聴取時もそうだった。
 

 初回聴取の際、民主党議員約40人を帯同して出頭した李代表は「2回目の聴取には弁護士だけが同行する」と予告していた。しかし、今回も民主党議員約20人が検察庁舎に出向き、李代表に声援を送った。聴取を終えた李代表は民主党議員らと握手を交わした。李代表が党役員に手渡したカスミソウを振ると、支持者は「李在明」を叫んで歓呼した。検察の聴取を受ける被疑者ではなく、選挙に出馬して勢いをアピールする候補の姿だった。

 

 週末の厳しい寒さの中でも、ソウルの都心で真っ二つに分かれた世論が衝突した。李代表が出頭した瑞草洞のソウル中央地検前では支持団体と批判団体が集会を開き、光化門一帯でも双方がにらみ合った。李代表の支持者は「李在明は国民が守る」というカードを持って行進し、批判者も負けずに「李在明逮捕」と叫んだ。チョ・グク事件の際、光化門と瑞草洞に分かれて国民が繰り広げた場外対決が繰り返されているのだ。

 

 民主党は検察が野党の代表に二度も出頭を要求したのは前例がないとし、野党弾圧だと主張している。民主党内の親李系(李代表の支持勢力)は李代表が起訴されたとしても、代表職に留まることには何の問題もないという立場だ。令状が交付されても「逮捕同意案を国会で当然否決する」との立場だ。

 

 捜査対象になった李代表の容疑は、いずれも前政権下で浮上したものだ。当時検察は政権与党の大統領選候補者による不正をもみ消したが、一歩遅れて捜査が始まったことになる。検察が複数の容疑で被疑者に数回出頭を求めるのは決して前例のないことではない。そんな被疑者が有力政党の代表に選出された前例がないにすぎない。犯罪の疑いだらけでも、党代表に選ばれれば捜査してはならないということか。朴槿恵(パク・クンヘ)元大統領の弾劾局面で「大統領でも罪があれば刑務所に行くべきだ」と最初に最も大きな声で叫んだ人物が李代表だった。

 

 李代表は形式上出頭に応じているが、実質的には検察による捜査を認めない構えだ。どんな捜査結果が出たとしても、自分が代表を務める政党が国会で握る絶対多数議席と強硬支持者の場外集会を武器に持ちこたえると言っているように見える。三権分立を命とする民主主義体制で大統領に目指す人物が政治勢力の対決によって司法を押さえ付けようというのか。


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08 

【萬物相】「私たちの世代が一番不幸」と言う韓国20-30世代
記事入力 : 2023/01/30 18:49


韓国で大学卒業を控えた息子が数日前に「就職がうまくいっていた時代に社会進出を果たした父親は運のいい世代」と言った。80歳を過ぎた父親に「お前たちがうらやましい」と言われたこともある。「お前たちはご飯を食べられた」ということだ。息子は就職を、父親は貧困を基準にそれぞれ両者の間に挟まれた50代を評価した。50代にも言いたいことはある。ベビーブームの終わりに生まれた50代は、競争社会の中で生き残るのが大変だった。2部制、3部制の授業を受け、ある生徒は100人以上が詰め込まれた満員の教室を経験した。激化する入試競争も体験した。大学時代は、ほぼ毎日火炎瓶と催涙弾の中で過ごした。


 「統一と分かち合い財団」がソウル大学と共に20-30代の若者に「生まれてはならない時代に生まれた不運な世代」はどの世代かと質問したところ、67%が自分の世代を挙げたという。「どの世代が時代の流れに最もよく乗っていたと思うか」という質問には50代と答えた。50代は檀君以来最大の好況といわれる1980年代の三安(原油安、物価安、ウォン安)と12%を超える驚異的な成長率を味わった。ここ10年間、9%台の青年失業率で苦杯をなめた2030世代(現在の20代30代の世代)の目には、「全て良し」の世代とならざるを得ない。

 

 2030世代は「私たちは日本の植民地時代以降、親よりも貧しくなった最初の世代」と言う。ある調査では「親より豊かに暮らせる」という答えが11%に過ぎなかった。経済成長率の下落、就職難、天井知らずに跳ね上がった不動産価格、親世代にとって有利に設計された年金、などを理由に挙げる。何もこれは韓国に限った現象というわけではない。数年前、ポーランドを出張で訪れた際に目にした現地新聞のトップの見出しが「ポーランドの若者、失われた世代」だった。米国の事情も同じようなものだ。

 

 心理学的には「全ての世代が基本的に世代利己主義的性向を見せ、自分の世代が最も苦労したと感じている」という。自分の経験と価値観で他人と違う世代を評価するからだ。筆者の妻も「50代女性の不幸論」を展開する。「しゅうとしゅうとめに小遣いをあげて祭祀(さいし、先祖を敬う儀式)も取り持つが、後日子どもと嫁には同じことを期待できない世代」というわけだ。

 

 『強い世代、挟まれた世代、新世代』という本によると、全ての世代はそれぞれ独自の叙事を持っている。「私たちの世代が一番不幸だ」という認識の監獄から抜け出すためには、互いの叙事に耳を傾けるべきと助言する。ある大学生は、2030世代が不幸な理由について次のように説明する。「私が努力すれば、より良い人生を子どもに残すことができるといった希望、私自身もより多くのことを営むことができるといった希望が感じられない」。何も意志が弱いというわけではない。希望を見いだしたがる彼らを、大人の世代がどのようにサポートしてあげることができるのかを考えなければならない。そのために、まずは耳を傾けることから始めよう。

 

金泰勲(キム・テフン)論説委員


朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

 

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09 

「あきれた演出」…警察官が認知症の高齢女性をおぶったエピソード投稿に非難殺到 /釜山
記事入力 : 2023/01/31 16:10

70代女性追い出した警察地区隊事件に激怒


▲釜山市警察庁が今月26日にフェイスブック公式アカウントに掲載した写真。写真=釜山市警察庁フェイスブックより


釜山市警察庁が「道に迷っていた認知症の高齢女性を保護者のもとに無事に返した」という文章と、高齢女性をおぶっている写真を掲載したところ、非難の声が相次いで寄せられている。先月、釜山市内のある地区隊(交番に相当)で、寒さをしのぐために訪れた70代の女性を追い出していたことが分かったが、これを打ち消そうとする演出ではないかと非難を浴びているのだ。
 

 釜山市警察庁は26日、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)「フェイスブック」に「旧正月の元日(1月22日)、90歳近いとみられる女性がコートも着ないで出かけて、道に迷っていた。転倒したのか、打撲傷もあった」「出動した警察官は119番に救急隊員出動を要請して応急措置した後、以前の届け出から居住地を確認し、保護者に安全に引き継いだ」と投稿した。

 

 これとともに、警察官らしき人物が白髪の高齢女性をおぶって歩く写真も2枚掲載された。そして、「寒い中、血が出ていたので、まかり間違えば大変なことになるところだったが、打撲傷の応急措置をした後、暖かい家に迅速にお連れしたので、体調に大きな異常はなかった」とも書いた。最後には指紋等事前登録制度を知らせる文章も添えられていた。

 

 普段なら寒い冬に心温まるエピソードとして受け止められるところだったが、ネットユーザーたちの反応は違っていた。この投稿の下には「本当にあきれた演出ショーだ」「黙っていればいいものを、わざわざバッシングされようとしている」「今こんな空気の中でこれをアップしたいと思うのか?」「イメージアップ狙いすぎだろ」「SNSだけでは限りなく優しい警察」などの否定的なコメントが殺到した。

 

 このような状況になっているのは、釜山市内のA地区隊で先月発生した出来事が市民の怒りを招いているためだ。A地区隊の警察官が先月14日、「寒さをしのぎたい」と言ってやって来た70代女性Bさんを無理やり追い出す様子が、報道機関で公開された動画に写っていたのだ。釜山駅から出発する終電を逃したBさんは翌日の始発列車を待っていたが、寒さのあまり地区隊を訪れたという状況だった。

 

 A地区隊内の防犯カメラには、Bさんが外に追い出される様子がそのまま写っていた。1人の警察官がBさんの腕を無理やりつかんで引っ張って追い出し、もう1人の警察官はドアに鍵をかけている。だが、騒動はこれで終わらなかった。動画が報道された後、市民の抗議電話がかかってくると、一部職員が不適切な対応をしたことまで相次いで明らかになったのだ。この時、市民が「ニュースを見てとても腹が立って電話をした」と言うと、応対した警察職員は「ああ、それならずっと腹を立ててください」と答えたとのことだ。

 

 今月26日の認知症の高齢女性に関する投稿に対して、「ずっと腹を立てようと思ってきた。たびたびここに寄って、腹を立て続けようと思う」「私たちも腹を立て続けるから、警察も一生懸命やってくれ」「寒いと言ってやってきたおばあさんは追い出しておきながら、別のおばあさんはおぶっていく」「釜山のお年寄りたちが警察に助けてもらうには、認知症のふりをすればいい」というコメントが付けられているのも、こうした理由からだ。

 

 こうした事態に、管轄警察署の釜山東部警察署は28日、警察署長名義の謝罪文で「地区隊を訪れた方を退去させたことについて、ご本人に心からおわび申し上げる。国民の皆様をひどく失望させたことについても申し訳ない」と謝罪した。その上で、「訪れた方が置かれていた状況を十分に考慮できなかった点を深く反省している」「事案の真相を徹底的に調査し、結果に応じて厳重な措置を取る考えだ」と明らかにした。

 

 Bさんは自身を追い出した警察官たちを訴えており、真相解明が進められているところだ。 ただし、A地区隊側は「当時112番(警察)通報による出動が多く、Bさんを保護し続けることができなかった上、Bさんは勤務者たちの業務を妨害した」と説明している。

 

ムン・ジヨン記者


朝鮮日報/朝鮮日報日本語版



 

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サンバンウル元会長「李在明訪朝のために北に300万ドル送った」(上)
記事入力 : 2023/01/31 17:05


▲サンバンウルのキム・ソンテ元会長は1月17日、仁川空港経由で帰国した。/コ・ウンホ記者


韓国下着大手、サンバンウルグループのキム・ソンテ元会長が2019年、北朝鮮に計800万ドル(約10億4300万円)を渡したと検察に供述したことが30日までに分かった。キム元会長はうち500万ドルは李在明(イ・ジェミョン)京畿道知事(当時・現共に民主党代表)が推進した「北朝鮮スマートファーム改善事業」の費用を肩代わりしたもので、残る300万ドルは李代表の訪朝に関連して北朝鮮側が要求したものだったと供述したという。
 

 水原地検はこれまでの調べで、キム・ソンテ元会長が北朝鮮のスマートファーム事業費用として、19年に500万ドルを中国にひそかに持ち出して北朝鮮側に渡すことを決め、同年1月に200万ドル、11-12月300万ドルを北朝鮮側に渡したことが判明した。さらに、検察は最近、同年4月にも300万ドルが北朝鮮側に流れたことをつかんだ。これについて、キム元会長は「19年1月の200万ドル、4月の300万ドルがスマートファーム事業費用であり、同年11-12月に渡した300万ドルは李在明氏の訪朝のための費用だった」という趣旨で供述したという。

 

 キム元会長は19年7月、フィリピン・マニラで京畿道と対北朝鮮交流団体であるアジア太平洋平和交流協会が共催した「アジア太平洋の平和・繁栄のための国際大会」で北朝鮮の対南工作機関である国家安全保衛部(現国家保衛省)所属のリ・ホナム氏に会ったという。その際、キム元会長が「李在明・京畿道知事が次の大統領選のために訪朝を望んでいるので協力してほしい」と持ちかけたとされる。それに対し、リ・ホナム氏は「訪朝にはベンツも必要で、ヘリコプターも飛ばさなければならない」とし、500万ドルを要求したという。これに対し、キム元会長は「それだけの現金を準備するのは困難なので300万ドルでどうか」と述べ、リ・ホナム氏も同意したという。

 

 これについて、李代表は本紙に「あきれ笑いしたくなるほど事実無根だ」とコメントした。

 

 キム元会長は「李在明代表と19年1月に電話したことがある」とも供述したという。19年1月16-19日、キム元会長は北朝鮮での鉱産物事業権などを獲得するため、当時の李華泳(イ・ファヨン)京畿道平和副知事、アジア太平洋交流協会のアン・ブス会長らと共に中国に滞在し、北朝鮮側関係者と会った。キム元会長らは同月17日、中国現地で北朝鮮側関係者が参加する「韓国企業懇談会」にも参加した。席上、李華泳元副知事が李在明代表に電話し、キム元会長も電話を代わったという。

 

 これまで李在明代表とキム・ソンテ元会長は互いに知らない間柄だと主張してきた。李在明代表は13日、ユーチューブチャンネル「李在明」で「私はキム・ソンテという方の顔も見たことがない」と発言した。キム元会長も17日、タイ・バンコクから帰国便に乗る直前、取材陣に対し、「李在明氏と電話か何かをしたことはない」と語った。李在明代表は18日、「KBSニュース9」に出演した際、「誰かが酒を飲んでいて、(キム元会長に)電話を代わったという話があるが、覚えていない」と話した。

 

 これに先立ち、検察はサンバンウルグループ関係者から「李在明代表とキム・ソンテ元会長が電話したと理解している」との証言を確保している。キム元会長もタイで逮捕され、国内に護送された後、検察の取り調べで李代表と通話した事実を認めたという。


朝鮮日報/朝鮮日報日本語版





サンバンウル元会長「李在明訪朝のために北に300万ドル送った」(下)
記事入力 : 2023/01/31 13:31

(写真同じ)

李在明代表側は「既にインタビューで明らかにした通り、李代表にとってはよく覚えていないことであり、知人が電話を別人を電話に出すことは李代表のような有名政治家にはよくあることだ」と主張した。

 検察は19年にキム元会長が計800万ドルを北朝鮮に送金したのは、李在明代表の訪朝など政治的目的だったとみて、捜査を進めている。特に李華泳元副知事を通じ、北朝鮮側に資金が渡ったことなどについて、李在明代表が報告を受けていたと疑っているもようだ。
 

 李在明代表は19年5月、北朝鮮の朝鮮アジア太平洋平和委員会の金英哲(キム・ヨンチョル)委員長に自分を含む京畿道経済視察団を北朝鮮に招待してほしいという書簡を送ったという。金英哲氏は10年、天安艦沈没事件、延坪島砲撃などを指揮した偵察総局長出身の人物だ。それから2カ月後、キム・ソンテ元会長がフィリピン・マニラでリ・ホナム氏と会い、「李代表の訪朝に協力してほしい」と300万ドルの提供を約束し、その後資金を北朝鮮側に送ったという。

 

 検察は18年後半から京畿道が対北朝鮮事業を積極的に推進した背景に注目しているという。文在寅(ムン・ジェイン)政権は18年9月、南北首脳会談を推進するに当たり、当時の朴元淳(パク・ウォンスン)ソウル市長と崔文洵(チェ・ムンスン)江原道知事を訪朝リストに含めたのに対し、李在明(イ・ジェミョン)京畿道知事を除外した。直後の18年10月、当時の李華泳(イ・ファヨン)京畿道平和副知事が2回訪朝し、京畿道の北朝鮮との接触が本格化したという。

 

 検察は李華泳元副知事がその後、キム元会長と接触し、京畿道の対北朝鮮事業への支援を要請したとみている。李元副知事は18年7月から昨年7月までサンバンウルから3億2000万ウォン相当の政治資金や賄賂を受け取ったとして起訴されている。李元副知事は11年からサンバンウルグループ顧問や社外取締役として活動するなど、キム元会長とは親しい間柄だという。

 

 アジア太平洋交流協会のアン・ブス会長も当時、北朝鮮側関係者と接触するなど、京畿道の対北朝鮮交流事業推進に深く関与していたことが明らかになった。アン会長は19年3月、京畿道の対北朝鮮事業補助金7億6200万ウォン余りとサンバンウルなど企業から受け取った寄付金4億8000万ウォンを横領した疑いで昨年11月に起訴された。アン会長は18日、大統領選前の21年7月からアジア太平洋交流協会の役員、会員などを中心に李代表の大統領当選を目指す非公式組織をつくり活動したとして、公職選挙法違反の罪でも追起訴された。同組織は「李在明候補の圧倒的な大統領当選のために尽力する」などとする具体的な活動指針を共有していたことが判明した。

 

表泰俊(ピョ・テジュン)記者


朝鮮日報/朝鮮日報日本語版



 

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サンバンウル元会長、2019年に韓国映画『工作』のモデルの人物リ・ホナムと会っていた
記事入力 : 2023/01/31 17:39


▲リ・ホナムを実際のモデルとして演出が行われた「リ・ミョンウン」役を演じる俳優イ・ソンミン。/写真=CJエンターテインメント

 

韓国下着大手サンバンウル・グループのキム・ソンテ元会長が、2019年7月に北朝鮮の対南工作機関である国家安全保衛部(現在は国家保衛省)所属の工作員リ・ホナムとフィリピンのマニラで会い、当時の李在明(イ・ジェミョン)京畿道知事の訪朝に関して話し合った、と検察で供述していることが30日までに分かった。
 

 リ・ホナムは1990年に金日成総合大学経済学部を卒業した後、北朝鮮の国家安全保衛部に勤務し、98年に「共和国英雄」の称号を与えられた人物。北朝鮮の国家安全保衛部は、情報機関・防諜(ぼうちょう)機関・秘密警察の役割を兼ねる強大な権力機関だ。

 

 リ・ホナムはその後、北朝鮮の対南工作機関である偵察総局所属の工作員かつ「経済イルクン(活動家)」として活動したという。

 

 リ・ホナムは、2010年のいわゆる「黒金星」事件にも登場した。「黒金星事件」とは、1990年代に中国で活動した韓国軍将校出身の安全企画部(韓国の情報機関。現在の国家情報院)対北工作員・朴采緖(パク・チェソ)=暗号名:黒金星=が、2003年から05年にかけて韓国国内の軍事機密、脱北者動向などをリ・ホナムに渡したとして公安当局に摘発され、11年に大法院(最高裁に相当)で懲役6年が確定した事件を指す。05年に韓国の歌手イ・ヒョリと北朝鮮の舞踊手チョ・ミョンエが共演した、サムスン電子の携帯電話「Anycall」のCMも、リ・ホナム-黒金星ラインが実現した事業といわれている。リ・ホナムと黒金星を題材にした映画『工作』も18年に公開された。

 

 さらにリ・ホナムは07年の南北首脳会談を前に、当時の盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領の最側近だった安熙正(アン・ヒジョン)元忠清南道知事が、06年10月に中国・北京で秘密裏に接触したという人物でもある。11年に韓国の農協、国家情報院などの電算網ハッキングを試みた一味5人についても、背後にリ・ホナムがいたという捜査結果が出ている。

 

 かつて安全企画部が1997年大統領選挙に影響を及ぼすために展開したという「銃風」事件、「北風」事件にもリ・ホナムが登場する。

 

 このほか、2019年11月から12月にかけて韓国ガス公社の職員が北朝鮮のエネルギー開発関連の話し合いをするためロシアのウラジオストクで会った北朝鮮側の人物も、リ・ホナムだったという。21年に、当時はまだ保守系最大野党だった「国民の力」の脱原発・北原発真相調査特委が明らかにしたた。

 

イ・セヨン記者


朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

 

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「悪霊を追い払う」と木の棒で娘をたたいて死なせたシャーマンの男に実刑 /光州
記事入力 : 2023/01/31 18:45


▲イラスト=チャン・ダウン(チョソン・デザインラボ)

 

除霊の儀式をすると言って木の枝で実の娘をたたき、死亡させたとして、シャーマンの男が実刑判決を受けた。

 

 韓国法曹界が31日に明らかにしたところによると、光州地裁順天支院は、傷害致死罪で起訴された男に対し、懲役1年6月の実刑判決を言い渡した。犯行を手助けしたとして傷害幇助の罪で起訴された男の妻には、250万ウォン(約26万円)の罰金刑が言い渡された。

 

 男は2021年11月、自宅で除霊の儀式を執り行うと言って20代の娘の足を縛り、儀式に使う桃の木の枝などで暴行を加えて死亡させたとして傷害致死罪で起訴された。男の妻は当時、男の指示に従い、声を上げて必死でもがく娘の手足を押さえ付けていた。暴行は2時間近く続いたという。

 

 死亡した娘は幼いころから聴力に問題があった。暴行された当時はうつ病を患っており、カウンセリングを受けていたという。夫妻は娘に精神疾患の症状が出ると、体内に悪霊が入り込んだと判断し、悪霊を追い払うための儀式を執り行ったことが分かった。

 

 判決は「被告は科学的に検証されていない方法で、娘の疾患を治療するという名目で暴行を加え、死亡という重大な結果を引き起こした」として「被害者が死亡に至るまで激しい肉体的・精神的苦痛を味わったとみられる点など、罪質が極めて重い」と指摘。その上で「被害者に危害を加えようという気持ちではなく、誤った思い込みに基づいて『被害者の体から悪霊を追い出す』という思いで犯行に至った点、娘の死亡によって精神的ショックを受けた点などを考慮した」と量刑の理由を説明した。


チェ・ヘスン記者

チョソン・ドットコム/朝鮮日報日本語版

 

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中国、韓国からの入国者全員にPCR検査実施へ…より強い報復措置
記事入力 : 2023/01/31 19:09


▲写真=NEWSIS

 

中国が、韓国からの入国者を対象に新型コロナウイルスのPCR検査を実施すると発表した。中国が日本人に対するビザ発給停止措置を29日に解除したのとは対照的に、韓国に対しては報復のレベルを高めた格好だ。

 

 駐中韓国大使館が31日に明らかにしたところによると、中国政府は来月1日から、韓国から中国に到着する航空機(直行便)の搭乗客全員を対象に、入国後PCR検査を義務化する。検査結果が陽性だった場合、家や施設などに隔離されるか、病院に入院することになる。中国政府は今月8日から、海外からの入国者に対する隔離とPCR検査を廃止したが、韓国人に対しては例外というわけだ。


 これに先立ち韓国政府は、中国国内での新型コロナの感染急拡大を受け、今月2日から中国人に対する(観光用)短期ビザの発給を停止。27日にはこの措置を来月28日まで延長すると発表した。中国外務省は30日の定例記者会見で、韓国の措置について「遺憾に思う」とコメントした。

 

北京=イ・ボルチャン特派員


チョソン・ドットコム/朝鮮日報日本語版

 

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SJシウォン、来韓した本田圭佑と仲良く2ショット
記事入力 : 2023/01/31 21:31


チェ・シウォンの「インスタグラム」

 

SUPER JUNIORのメンバー、チェ・シウォンが日本のサッカー選手・本田圭佑との仲のよさを見せつけた。

 

 チェ・シウォンは30日、写真共有ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)「インスタグラム」に「韓国に来たのを歓迎するよ、僕の友人・本田圭佑、インスピレーションと雰囲気がいい夜」という書き込みとともに写真を掲載した。

 公開された写真を見ると、韓国を訪れた本田圭佑と仲良く肩を組んでいるチェ・シウォンの姿が収められている。本田圭佑との友情をアピールするチェ・シウォンの、人並みならぬグローバルな人脈が目を引く。

 

 なお、本田圭佑は2008年から2018年までサッカー日本代表として活躍し、2018年からはカンボジア代表のGMを務めてきた。

 

 チェ・シウォンは現在、動画配信サービスNetflixのオリジナルシリーズ『ブラッドハウンド』の配信を控えている。


朝鮮日報日本語版

 

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