【朝鮮チラシ】2023.01(t)② | ぺる Ⅱのブログ

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続・チラシの裏書き

 

 

 

目次 

 

2023

01(01/11)韓国検察、共に民主・李在明代表を起訴へ

02(01/11)共に民主・李在明代表の弁護士費肩代わり疑惑、韓国下着大手サンバンウル元会長をタイで逮捕

03(01/12)宋哲鎬元蔚山市長、収賄などの罪で在宅起訴

04(01/12)「私的復讐に公的権限を使えば泥棒」…共に民主・李在明代表が尹大統領を批判

05(01/12)徴兵:VIXXラビに兵役不正疑惑…事務所はノーコメント

06(01/13)VIXXラビ「兵役法違反」で立件か…「てんかんだと偽り補充兵役判定受けた容疑」

07(01/13)韓国のマンション内駐車場で対向車に道を譲らない乗用車2台が対峙…警察が出動

08(01/14)ウクライナ無断入国の韓国海軍元大尉、旅券法違反に加えひき逃げ容疑も

09(01/15)【コラム】セウォル号支援金横領事件になぜ政治家たちは沈黙しているのか

10(01/16)岸田首相「日韓関係を健全な形に戻す」

11(01/16)岸田首相、周辺に「尹大統領とは話が通じる」

12(01/17)キム・ヨナ、気候危機への関心求める 「皆さんも一緒にやりましょう」

13(01/17)韓国外交部高官「徴用賠償の解決策が出れば韓国への輸出規制も解除されるだろう」

14(01/17)今度は大庄洞疑惑…共に民主・李在明代表に2回目の出頭要求

15(01/18)共に民主・李在明代表、検察出頭に備え未明まで事前練習していた

 

 

 

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01 

韓国検察、共に民主・李在明代表を起訴へ
記事入力 : 2023/01/11 11:13


▲「おびえましたか」との市民の質問に対し、口に指を当て「しーっ」という仕草をする李在明代表/写真共同取材団


韓国野党・共に民主党の李在明(イ・ジェミョン)イ代表が10日午前10時48分ごろ、「城南FC違法後援金」事件の容疑者として水原地検城南支庁に出頭し、12時間近く取り調べを受けた。野党第1党の代表が個人の不正容疑で検察に出頭を求められ、聴取を受けたのは初めてだ。
 

 李代表は城南市長だった2014年から18年にかけ、市内の企業6社から土地用途変更、容積率上方修正、建築許可などを求められ、その見返りとして城南市とは別の営利法人であるプロサッカーチーム「城南FC」に対する計182億ウォン(約19億4000万円)の後援金を拠出させた疑いが持たれている。検察はそのうち斗山建設、ネイバー、車病院の3社による後援金が「第3者供賄」に当たると判断したもようだ。

 

 李代表の聴取を終えた検察は、第3者供賄罪で李代表を起訴する方向で結論を下し、逮捕状請求の是非は後日決定する構えとされる。李代表は同日午後10時42分ごろ帰宅し、「どうせ答えは決まっており、起訴するのは明らかだ」とした上で、「(検察の聴取で)私が納得できることはなかった」と述べた。これに先立ち、検察は昨年9月、斗山建設のL元代表を第3者供賄罪で起訴し、李代表と側近の鄭鎮相(チョン・ジンサン)氏を共犯と指摘した。

 

 李代表は今回の聴取で容疑を全面否認する6ページの陳述書を提出し、検事の質問には「陳述書の内容で(供述に)代える」と答えたという。検察はネイバー関係者が李代表の側近である鄭鎮相・城南市政策秘書官(当時)に会った後、城南市とネイバーの要求を整理した文書を示したのに対し、李代表は「鄭鎮相がそう言ったということか」と述べ、自身は知らなかったと答えたという。

 

 同日午前10時19分ごろ、城南支庁に到着した李代表は9分間の声明を読み上げ、「出頭要請は政治検察が掘ったわなだ」「無罪で処理分された事件を取り出し、ない罪をでっち上げる司法クーデターだ」と述べた。城南支庁前には李代表の支持者と反対者数百人が入り乱れて声を張り上げた。

 

 国民の力の朱豪英(チュ・ホヨン)院内代表は「個人の問題なのに、なぜ民主党が総出で気炎を上げるのか」と述べた。一方、民主党の朴洪根(パク・ホングン)院内代表は「無罪で終結した事件を手当たり次第に捜査し、野党を弾圧しようとしている」と語った。

 

宋元亨(ソン・ウォンヒョン)記者、朴国熙(パク・ククヒ)記者


朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

 

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02 

共に民主・李在明代表の弁護士費肩代わり疑惑、韓国下着大手サンバンウル元会長をタイで逮捕
記事入力 : 2023/01/11 11:34


 

韓国下着大手サンバンウルグループをめぐる不正疑惑の中心人物である同社のキム·ソンテ元会長が10日、タイで逮捕された。キム元会長は昨年5月、サンバンウル本社に対する検察の捜索直前にシンガポールに出国した後、8カ月にわたって海外で逃亡を続けてきた。
 

 事件を捜査している水原地検は同日午後7時半ごろ、タイ警察と協力して、現地ゴルフ場でキム元会長を逮捕した。ヤン·ソンギル現会長も同時に逮捕されたという。

 

 キム元会長は共に民主党の李在明(イ・ジェミョン)代表に関係するさまざまな疑惑で検察の捜査を受けている。キム元会長は李代表が京畿道知事だった2019年5月、李華泳(イ・ファヨン)京畿道平和副知事、アジア太平洋平和交流協会のアン・ブス会長などの支援を受け、中国・丹東市で北朝鮮から鉱物開発など6分野の事業権認可を受けた。その後、サンバンウル系列会社であるナノスの株価が3倍以上急騰した。サンバンウルは18年11月と19年7月、京畿道とアジア太平洋平和交流協会が共催した南北交流イベント費用も支援した。

 

 キム元会長はまた、18年から19年年にかけ、640万ドル(約8億4600万円)を中国にひそかに持ち出した疑いも持たれている。 アン・ブス会長はキム元会長の指示を受け、うち50万ドルを北朝鮮・朝鮮アジア太平洋平和委員会の金英哲(キム・ヨンチョル)委員長とソン・ミョンチョル副室長に渡したとして起訴された。

 

 サンバンウルは李代表が過去の公職選挙法違反事件で裁判を受けた際、弁護士費用を肩代わりした疑いも持たれている。

 

 司法関係者からは「キム元会長の逮捕で関連捜査の急進展が見込まれる」との見方が示されている。ただ、キム元会長がタイで送還拒否訴訟を起こせば、韓国への送還がやや遅れる可能性がある。

 

表泰俊(ピョ・テジュン)記者、李海仁(イ・ヘイン)記者


朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

 

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03 

宋哲鎬元蔚山市長、収賄などの罪で在宅起訴
記事入力 : 2023/01/12 17:08


▲宋哲鎬(ソン・チョルホ)元蔚山市長(写真=NEWSIS)

 

韓国検察当局は宋哲鎬(ソン・チョルホ)元蔚山市長を収賄などの罪で在宅起訴した。宋元市長は2020年1月、青瓦台による蔚山市長選介入事件に絡み、公職選挙法違反の罪で起訴されている。


 蔚山地検は11日、宋元市長が地元の中古車売買業者から金品を受け取ったとして、収賄、政治資金法違反の罪で在宅起訴したと発表した。検察は宋元市長が金品を受け取った際に宋元市長の元選対本部長K氏も共犯として在宅起訴した。宋元市長は18年6月の統一地方選直前、中古車売買業者J氏から現金2000万ウォン(約212万円)を受け取った疑い。当時J氏は宋元市長とK氏に会った際、ゴルフボールの箱4個に現金を詰めて渡したという。

 

 それとは別に、K氏は18年5月、J氏から宋元市長に会いたいと求められた際に200万ウォンを受け取り、20年4月にも3000万ウォンを受け取った疑いが持たれている。

 

 検察はJ氏が自身の経営する中古車オークション施設を中古車販売店に用途変更するよう求めるため、宋元市長などに賄賂を渡したとみている。J氏は宋元市長就任後の21年1月、苦情処理機関である蔚山市市民申聞鼓委員会のK元委員にも同様の請託を行い、5000万ウォンを渡したとされる。検察はK元委員を収賄で、J氏を贈賄の罪でそれぞれ在宅起訴した

 

 この事件は当初、ソウル中央地検が蔚山市長選介入事件を捜査する過程で発覚した。検察はK氏の携帯電話から「このゴルフボールは普通のゴルフボールではない。 意向をよろしく伝えてほしい」というJ氏の携帯メールの文面を確保し、捜査を進めてきた。宋元市長は「選対関係者が個人的に事業家から金を借りただけで、不正な政治資金を受け取った事実はない」として、疑惑を否認しているという。

 

キム・ジュヨン記者


朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

 

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04 

「私的復讐に公的権限を使えば泥棒」…共に民主・李在明代表が尹大統領を批判
記事入力 : 2023/01/12 17:25


▲11日、仁川市内を訪れた共に民主党の李在明(イ・ジェミョン)代表。写真=聯合ニュース


野党・共に民主党の李在明(イ・ジェミョン)代表が11日、韓国プロサッカーチーム「城南FC」後援金疑惑で前日に検察に召喚され聴取を受けたことに関して、「公正な秩序維持こそ政府がやるべきことなのにもかかわらず、今は私的利益のために公権力を乱用する間違った世の中になっている」と語った。
 

 李在明代表は同日午後、仁川市内のモレネ市場を訪れ、「与えられた権限は国民のため、国家共同体のため、公的に使うべきだ。私的な復讐(ふくしゅう)に公的権限を使用すれば泥棒であって、公務員とは言えない」と尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領のことを念頭に批判した。

 

 李在明代表は同日午前、同党の仁川市党大会議室で行われた最高委員会でも、「昨日、政治検察に対抗して堂々と聴取に臨んできた」「主権者のための誠実な努力を犯罪にすり替えようとする検察政権の暴力的な歪曲(わいきょく)・ねつ造の試みには今後も屈しない」と述べた。

 

シン・ウンソ記者


チョソン・ドットコム/朝鮮日報日本語版

 

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05 

徴兵:VIXXラビに兵役不正疑惑…事務所はノーコメント
記事入力 : 2023/01/12 17:47


ブローカーに依頼して兵役の免除または減免を受けた人物について、検察が全方位的に捜査を進める中、ボーイズグループVIXXのメンバー、ラビ(29歳、本名キム・ウォンシク)が兵役不正に関与した疑惑が浮上した。

 

 京郷新聞は12日、「兵役逃れの容疑で身柄を拘束されたブローカー集団は、相談を受けに来た人々に『有名人や法曹関係者の子どもの身体等級を下げてやった』と話し、ラッパーAの名前を挙げていた」と報じた。
 

 ブローカー集団は、ソウル所在の大学病院の神経科医師を指定して依頼人に紹介した後、この医師から「てんかん」の診断を受けて兵役を免除させた疑いが持たれている。この過程で、47歳のブローカーが「ラッパーAは自分を通じて身体等級4級の判定を受けた」と主張したという。Aは昨年5月、軍入隊を理由に人気バラエティー番組を降板し、同年10月に「健康上の理由」から社会服務要員として入隊した。

 

 このAをめぐっては、VIXXのラビだという声が相次いでいる。ラビは昨年5月、KBSのバラエティー番組『1泊2日』を降板する一方、「パニック障害のせいで息のできない日が多かった」と語っていた。同年10月に軍代替服務を開始した。ラビは現役服務しないことになった背景について「健康上の理由」と説明した。

 

 この件について立場を確認するため所属事務所GROOVL1Nに連絡を取ったが、事務所はノーコメントを貫いている。


イ・ガヨン記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

 

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06 

VIXXラビ「兵役法違反」で立件か…「てんかんだと偽り補充兵役判定受けた容疑」
記事入力 : 2023/01/13 10:33


 

【NEWSIS】「兵役免除不正」に関与したとの疑惑が取りざたされている男性アイドルグループ「VIXX(ヴィックス)」のメンバー兼ラッパー、RAVI(ラビ、29)=本名キム・ウォンシク=が、捜査当局から要請があれば聴取に応じる考えを明らかにした。

 

 RAVIの所属事務所GROOVL1N(グルーブリン)は12日、「すぐに見解を申し上げるのが適切ではあるが、関連内容が国防の義務にかかわることなので、まず詳細を把握した上で詳しく説明するのが道理だと思われる」と述べた。

 そして、「現在、詳しい内容を把握しているところだ。また、今後は本件に関して要請があれば、(RAVIは)いつでも誠実に聴取に臨むつもりだ。後日、正確な内容をあらためてお伝えする」とも語った。

 

 これは、京郷新聞が同日、「兵役逃れに加担した容疑でこのほど逮捕されたブローカー一味が『アイドルグループのメンバー兼ラッパーA氏が兵役身体検査等級を引き下げるなどの手口で兵役を逃れた』と供述している」と報じたのを受けてのコメントだ。このブローカーは「A氏は私を通じて身体等級4級になった」と主張しているという。

 

 こうした中、「検察と兵務庁合同捜査チームがRAVIを先日、兵役法違反容疑で立件した」という報道が同日午後、あった。SBS『8ニュース』によると、RAVIはてんかんのため再検査を申請するという手口で身体等級を引き下げ、4級補充兵役判定を受けた、と合同捜査チームが疑っているという。このため、「合同捜査チームは近くRAVIに出頭を求め、聴取する方針だ」と報じた。


イ・ジェフン記者

NEWSIS/朝鮮日報日本語版

 

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07 

韓国のマンション内駐車場で対向車に道を譲らない乗用車2台が対峙…警察が出動
記事入力 : 2023/01/13 11:33


▲写真=インターネット・コミュニティー・サイト「ボベ・ドリーム」より

 

【NEWSIS】あるマンション内の駐車場で向かい合った2台の車が互いに道を譲らず20分間以上にらみ合い、とうとう警察まで出動する騒ぎがあった。

 

 インターネット・コミュニティー・サイト「ボベ・ドリーム」に9日、「マンション 自動車 にらみ合い」というタイトルのスレッドが立った。


 このマンションの住民だというAさんは「仕事から帰って家に入ったら、車2台が向かい合ってにらみ合いをしているところだった」「私が家に帰る前からにらみ合っていたようだ」と説明した。

 

 そして、「時間がたって、仕事帰りのほかの車も集まって立て込み始め、とうとう警察が出動した」と語った。

 

 Aさんが公開した写真を見ると、2台の車が向かい合っている。譲り合えば十分に通り抜けられる道幅だが、双方とも道を譲らず、対峙(たいじ)している様子が写っている。

 

 また、別の写真には警察官が出動し、それぞれの車のドライバーと話をしている様子も写っている。

 

 結局、後ろに並んでいた車が少ない方の黒い車が道を譲ったが、Aさんは「黒い車のドライバーは腹が立っていたのか、20分ほどさらに粘った後、後退して道を譲った」と当時の状況を語った。

 

 これを見たネットユーザーらは「互いに少しだけ譲り合えばすれ違える道幅なのに、なぜあんな状況になったのだろう」「こんなことで出動した警察はどれだけあきれたことか」などと書き込んでいる。

 

ハ・ソウ記者


NEWSIS/朝鮮日報日本語版



 

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08 

ウクライナ無断入国の韓国海軍元大尉、旅券法違反に加えひき逃げ容疑も
記事入力 : 2023/01/14 09:27

「オートバイと衝突後、現場を去る」

「義勇兵として参戦する」としてロシアに侵攻されたウクライナに無断で入国し、旅券法違反で起訴されたユーチューバー、イ・グン韓国海軍特殊戦戦団(UDT/SEAL)元大尉(38)がひき逃げでも起訴されていたことが分かった。
 

 法曹界や警察の関係者が13日に明らかにしたところによると、イ・グン元大尉は先月12日、特定犯罪加重処罰などに関する法律違反(逃走致傷)で起訴されたという。昨年7月、ソウル市内で車を運転していた際にセンターラインを越えてバイクと事故を起こしたが、きちんと事故処理をせずに現場を離れた容疑が持たれている。当時、飲酒状態ではなかったとのことだ。

 

 イ・グン元大尉はウクライナ侵攻発生直後の昨年3月にウクライナに行き、外国人義勇兵部隊「ウクライナ領土防衛部隊外国人軍団」に所属して参戦した。韓国外交部はこの時、「イ・グン元大尉は旅行警報第4段階(旅行禁止)が発令されていたウクライナに韓国政府の許可なく入国した」として、旅券法違反容疑で告発した。

 

 イ・グン元大尉は同年5月、けがの治療のため韓国に戻った。元大尉は帰国途中のインタビューで、「法には違反したが、私は人を守るために行った。より重要な役割を果たした」「(ウクライナから)市民権を提案されたが、私は大韓民国の人間だ。提案を受けるべきではないと思った」と語っていた。

 

 ソウル中央地裁はイ・グン元大尉の旅券法違反容疑とひき逃げ容疑を合わせて裁判を進める方針だ。最初の裁判期日はまだ決まっていない。

 

 一方、イ・グン元大尉は自身に関する悪質なコメント452件の投稿者たちを情報通信網法上の名誉毀損(きそん)で訴えている。そのほとんどは元大尉が参戦したという記事の下に付けられたコメントで、元大尉は内容と投稿者のアカウントを文書化した上で警察に提出したとのことだ。

 

ムン・ジヨン記者


チョソン・ドットコム/朝鮮日報日本語版

 

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09 

【コラム】セウォル号支援金横領事件になぜ政治家たちは沈黙しているのか
記事入力 : 2023/01/15 06:59


【写真】セウォル号被害者支援費でヨット旅行した市民団体もあった。この旅行にセウォル号事故の犠牲者遺族は参加していなかった。/安山市

 

2015年1月、韓国国会で「セウォル号被害支援法」が与野党一致で可決された。出席議員181人のうち171人が賛成した。セウォル号事故の犠牲者を追悼し、遺族など被害者を物心両面で支援するための法案だった。 同法によって、韓国政府と自治体、公共機関、企業が財布のひもを緩めた。政府と京畿道がセウォル号惨事で犠牲になった檀園高校の生徒・遺族が住む安山市に2017年から22年までの6年間に配分した支援金だけで110億ウォン(約11億6,800万円)だ。安山市のほか、4・16財団など関連団体に支援された金額を合計すれば数百億ウォンに上る。特定事件の被害者支援にこれほど多額の国費を投入するのは珍しいことだ。それだけセウォル号事故による国民的衝撃と痛みが大きかったことを物語る。


 ところが、犠牲者を追悼し、遺族の涙をぬぐい、心の傷を癒すために使われるべき国費の一部が、この6年間、とんでもないことに使われていた事実が最近明らかになった。資金横領、不正会計処理も確認された。安山市でセウォル号被害支援費数千万ウォンを受け取った一部の市民団体は、その資金でプール付きの豪華ペンションに遊びに出かけた。繁忙期にヨットに乗り、海上で飲み食いした。「現場体験」という名目で全州韓屋村、済扶島、済州島などに観光出張に行った。

 

 事件を取材し、最後までわずかな希望を持って確認したことがある。「現場体験にセウォル号事故の遺族を連れて行ったのではないか」という点だった。まさかセウォル号被害支援費を遊興費に使ったはずはないと思った。しかし、問題の団体が訪れた「プールビラ」に遺族はいなかった。ある団体は支援金として、北朝鮮の金正恩(キム·ジョンウン)総書記による新年の辞、金日成(キム・イルソン)主席の抗日闘争の真実などのテーマでセミナーまで開いた。セウォル号と金正恩にどんな関係があるのか。安山市が選挙直前にセウォル号予算をマンション婦人会や「○○工房」「○○の会」など町内の小規模団体や自治委員会に集中的に100万-500万ウォンずつばらまいた状況も明らかになった。

 

 セウォル号事故が起きた時、正義を叫び、被害者のために全てをなげうつかのように大口をたたいた政治家は一人や二人ではない。しかし、彼らは不思議なことにセウォル号支援金の不正支出事件には憤らない。沈黙に徹している。問題ではないと考えているのか、何か良心がとがめて話せないのか。

 

 セウォル号追悼事業を行う財団法人「4·16財団」は昨年の内部監査で年間30億-40億ウォンに達する予算を浪費し、会計処理も不十分だという指摘を受けた。内部からも「金銭問題が続けば、財団の信頼性は勿論、事故被害者の名誉も失墜させる恐れかねない」という自省の声が上がった。今からでも政界はセウォル号事故のような災難を政争の火種にしようという考えを捨て、血税が無駄に使われないように制度整備に力を合わせるべきだ。

 

盧錫祚(ノ・ソクチョ)記者


朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

 

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10 

岸田首相「日韓関係を健全な形に戻す」
記事入力 : 2023/01/16 09:53

米日首脳会談後に会見「徴用問題、両国で努力続ける」


 

日本の岸田文雄首相が14日(現地時間)、米ワシントンD.C.で記者会見を開き、韓日最大の懸案である日本の植民地支配期の徴用被害者賠償問題について、「昨年の日韓首脳会談での首脳間の合意があり、関係当局・外交当局が努力している」「日韓関係を健全な形に戻し、さらに発展させていくため、韓国政府と緊密に意思疎通を図っていきたい」と語った。この日の発言は、前日にジョー・バイデン米大統領と日米首脳会談を行った直後に出たもので、韓日関係を改善し、韓米日間の安保連帯をより強化する意向を明らかにしたものと受け止められている。


 15日の読売新聞など日本の各メディアによると、岸田首相は記者会見で、韓国が徴用被害者解決案として「第三者弁済」案を提示したことについて、「韓国国内の具体的な動きにひとつひとつコメントするのは控える」「(1965年の)国交正常化以来の友好関係の基盤に基づき、健全な形に戻し、さらに発展させるため、韓国政府と引き続き緊密に意思疎通を図っていきたい」と述べた。

 

 岸田首相は尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領に対する信頼と期待が強いことが分かった。 読売新聞は「岸田首相が(最近)周辺に『韓国の尹大統領とは話が通じる』と言っている」と報道した。韓日慰安婦合意を事実上無効化し、北朝鮮寄りの姿勢を見せた前政権の文在寅(ムン・ジェイン)政権とは違い、尹錫悦政権は北朝鮮のミサイル挑発や韓日間の歴史問題を解決するパートナーとして信頼できる、と評価しているということだ。

 

 このような日本の保守層の気流の変化は、麻生太郎自民党副総裁が先月訪韓し、尹大統領と会談して以降、顕著になっているようだ。昨年11月には日本の海上自衛隊の国際観艦式に韓国海軍が7年ぶりに参加し、最近は北朝鮮のミサイル挑発時、韓日間で検知・追跡するレーダー情報を相互に即時共有する協議も始まるなど、安保協力も具体化されつつある。日本の外交に詳しい専門家は「韓国に対する日本の態度が著しく変わりつつある」「尹大統領は日本の政界関係者に会うたび『韓日関係を政治的に利用しない』と一貫して話してきたことに対する肯定的な反応が広がっている」と話した。

 

東京=ソン・ホチョル特派員


朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

 

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11 

岸田首相、周辺に「尹大統領とは話が通じる」
記事入力 : 2023/01/16 10:12

読売新聞報道


▲写真=NEWSIS

 

日本の岸田文雄首相が周辺に「韓国の尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領とは話が通じる」と話していると読売新聞が15日、報道した。北朝鮮の核・ミサイル挑発や韓日間の歴史問題を解いていくためのパートナーとして、尹大統領は信頼できると評価しているということだ。


 同紙は、13日(現地時間)に米ワシントンD.C.で行われた日米首脳会談の報道で、(岸田首相は)「北朝鮮寄りの姿勢を見せた前政権の文在寅(ムン・ジェイン)政権とは違い、尹錫悦政権となら日米韓3カ国間の連帯が可能だと米国も日本も信じている」とした上で語ったと伝えた。同紙は「尹錫悦政権は昨年末、独自に『インド太平洋戦略』を発表するなど、(域内安保上)日本と同じ立場を表明している」とも報じた。

 

 岸田首相は今月13日に米ワシントンD.C.のジョンズ・ホプキンス大学国際関係大学院(SAIS)の講演でも「できるだけ早く懸案を解決して、日韓関係を健全な形に戻し、さらに発展させていく」と語った。日本の植民地支配期の徴用被害者賠償問題を解決し、韓日安保協力を強化する意向を明らかにしたものだ。岸田首相は、韓国が徴用被害者解決案として「第三者弁済」案を提示したことについて、「韓国国内の具体的な動きにひとつひとつコメントするのは控える」「(1965年の)国交正常化以来の友好関係の基盤に基づき、健全な形に戻し、さらに発展させるため、韓国政府と引き続き緊密に意思疎通を図っていきたい」と話した。

 

 一方、同紙は岸田首相が今年5月中旬に広島で開催される主要7カ国首脳会議(G7サミット)に尹大統領を招待する案も検討していると報道した。

 

東京=ソン・ホチョル特派員


朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

 

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12 

キム・ヨナ、気候危機への関心求める 「皆さんも一緒にやりましょう」
記事入力 : 2023/01/17 10:07


 

元フィギュアスケート女子韓国代表のキム・ヨナが、気候危機に対しえ関心を持つよう求めた。

 

 キム・ヨナは16日、「気候危機は、私たちの関心と努力が集まったとき緩和できます。ユニセフ(国連児童基金)と一緒に進める1日1行キャンペーン! 皆さんも一緒にやりましょう! #ユニセフ #気候危機 #BLUEお節介な人」という書き込みと共に写真を掲載した。


 写真でキム・ヨナは、ユニセフのパーカーを着て気候危機キャンペーンをPRしている。

 

 これにファンは「是非一緒にやりましょう」「すぐ実践すべき」「素敵な仕事、いつも応援してます」など、前向きなメッセージを残し、注目を集めた。

 

 キム・ヨナは昨年10月22日、ボーカルグループ「Forestella(フォレステラ)」のメンバー、コ・ウリムとソウルの新羅ホテルで非公開により結婚式を挙げた。


朝鮮日報日本語版

 

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13 

韓国外交部高官「徴用賠償の解決策が出れば韓国への輸出規制も解除されるだろう」
記事入力 : 2023/01/17 11:19

韓国外交部高官が明らかに


▲韓国外交部(省に相当)の徐旻廷(ソ・ミンジョン)アジア太平洋局長(中央)。12月26日撮影。/聯合ニュース

 

韓国外交部(省に相当)の徐旻廷(ソ・ミンジョン)アジア太平洋局長は16日、東京で話し合われた日帝強占期強制動員被害者賠償問題の解決策と関連して、日本外務省の船越健裕アジア大洋州局長に「問題解決には日本政府による『誠意ある対応』が絶対に必要だ」と求めた。徐局長は船越局長に韓国政府が提示した「第三者代位弁済案」について説明した席でこのように述べた。徴用被害者に第三者である日帝強制動員被害者支援財団が日本の被告企業に代わって判決金をまず弁済すれば、それに応じた日本の対応が必要になるという意味だ。


 これについて韓国外交部のある幹部は会談後のブリーフィングで「日本側に韓国国内の世論がいかに厳しいものかを伝え、日本側による『誠意ある対応』がなければ簡単ではないことを強調した」と明らかにした。さらに「現時点で両国には認識の差がある。日本側の誠意ある対応が保証された後に韓国が最終的な解決策を発表するので、現時点では(政府による公式的な解決策の)発表時期を予測することはできない」「徴用問題の解決が発表されれば、日本による韓国への輸出規制も解除されるだろう」などと述べた。

 

 日本は2019年から韓国に対して半導体素材などの輸出を規制しているが、これが徴用被害者賠償判決への報復だったため、順番として解除も進められると初めて明らかにしたのだ。日本は2019年7月の参議院選挙を前に、当時の安倍首相の指示で韓国に対する半導体素材などの輸出が突然規制された。韓日両国は最近もさまざまなレベルの対話を通じ、両国間の問題解決を包括的に進めることで一致しているという。

 

 日本側は韓国政府が進める解決策について、被告の企業が賠償する形ではなく徴用被害者と韓国社会への寄付の形で資金を拠出する方策を検討しているという。ある消息筋は「日本側は尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領が文在寅(ムン・ジェイン)前大統領とは違って反日感情を利用せず、韓日関係改善に向け努力していることを高く評価している」「日本政府と自民党、被告企業の一部からは未来の世代のため奨学金の形で寄付する方策も検討しているようだ」と伝えた。また日本政府レベルで歴史について謝罪した村山談話などを継承する水位の意見表明も内部で検討されているという。しかし自民党強硬派の間からは今なお「いかなる形であれ謝罪や金銭的な関与はあってはならない」という主張が大勢を占めており、最終的に結論が出るまでなお駆け引きは続きそうだ。

 

東京=成好哲(ソン・ホチョル)特派員


朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

 

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14

今度は大庄洞疑惑…共に民主・李在明代表に2回目の出頭要求
記事入力 : 2023/01/17 15:39


 

ソウル中央地検は16日、野党共に民主党の李在明(イ・ジェミョン)代表に対し、大庄洞・慰礼新都市開発における優遇疑惑の容疑者として、27日に出頭するよう通告した。今回の出頭要求は、李代表が「城南FC不法後援金」事件で水原地検城南支庁に出頭してから6日後のことだ。文在寅(ムン・ジェイン)政権時代の2021年9月、ソウル中央地検が大庄洞事件の捜査に着手してから1年4カ月が経過した時点での出頭要求だ。


 李代表は大庄洞事業で権益50%を保有している城南市傘下の城南都市開発公社が事業収益のうち1822億ウォン(約189億円)だけ配当を受け、権益が7%しかない火天大有など民間事業者に4040億ウォンの配当を行い、城南市に少なくとも1827億ウォンの損害を与えた背任の疑いが持たれている。また、大庄洞開発と慰礼新都市事業に関連する公募指針書など内部情報を民間業者に事前に流し、特定業者が事業者に選定されるように便宜を図った利害衝突防止法違反の疑いもある。李代表は当時の城南市長であり、両事業の最終決裁権者だった。

 

 検察は李代表の側近である鄭鎮相(チョン・ジンサン)元民主党代表室政務調整室長らが金万培(キム・マンベ)氏(火天大有大株主)から大庄洞事業の収益のうち428億ウォンを約束された疑い、金湧(キム・ヨン)元民主研究院副院長が2021年に行われた民主党の大統領選党内予備選の過程で、南旭(ナム・ウク)氏(天火同人4号オーナー)から8億4700万ウォンを受け取った疑いについても、李代表による関与の有無を調べる予定だ。

 

 検察は李代表の背任容疑と関連し、かなりの資料と関係者の供述を確保したもようだ。検察は李代表を取り調べた後、城南FC事件の「第三者供賄」疑惑と一括して逮捕状を請求する方針とされる。しかし、今月末までは国会が開かれており、民主党が国会過半数を占めるため、李代表に対する逮捕同意案は否決される可能性が高い。

 

 民主党は「今回の出頭要求は旧正月を控え、世論をごまかすための政治検察の悪辣な言論プレー」だと反発した。民主党の朴省俊(パク・ソンジュン)報道官は「大庄洞に関連して、李代表が直接賄賂を受け取ったり、誤った決定を下したりしたという証拠は一度も出ていない」とし、「尹錫悦(ユン・ソンニョル)政治検察の組織暴力団式政治捜査ショー」だと反発した。李代表は同日、国会で「検察の出頭要求に応じるのか」といった取材陣の質問に一切答えなかった。

 

宋元亨(ソン・ウォンヒョン)記者


朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

 

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共に民主・李在明代表、検察出頭に備え未明まで事前練習していた
記事入力 : 2023/01/18 16:44



大庄洞事件で検察の出頭要求を受けた共に民主党の李在明(イ・ジェミョン)代表が、検察の聴取に備えて事前練習を数回行っていたことが17日までに分かった。昨年末行われた練習は未明まで続いたという。検察出頭に向けた準備は城南FC事件やサンバンウル弁護士費用肩代わり疑惑ではなく、大庄洞事件に集中した。李代表自身も検察との「乾坤一擲(けんこんいってき)」は大庄洞事件で決まると判断しているもようだ。
 

■検察の聴取に自信?焦りの表れ?
 

 本紙の取材を総合すると、李代表の検察出頭に向けた準備演習は、鄭鎮相(チョン・ジンサン)元政務調整室長、金湧(キム・ヨン)元民主研究院副院長らが拘束された昨年末前後に行われた。検察のメスが李代表の「政治的同志」と表現する最側近を経て、李代表自身に迫ったタイミングだった。

 

 事前練習は主に検察の出頭要求を仮定し、関係者と過去の事実関係をはっきりさせることが焦点だったという。弁護士出身の李代表は、直接鄭元室長らに金万培(キム・マンベ)氏との関係を具体的に尋ね、自身の城南市長時代から過去10年以上の行動を細かく振り返ったという。鄭元室長らが拘束された後には、弁護士らとそうした作業を繰り返したという。李代表周辺は「それほど検察捜査で問題になることはない」との立場だが、一部からは「焦りの表れではないか」との見方も出ている。

 

■事件を最も熟知しているのは李在明氏自身
 

 李代表周辺からは「現在疑惑が提起されている事件について、最も熟知しているのは李代表本人だ」という声が上がっている。まず、事件が大規模であるため、大統領選の選対当時から疑惑に対応してきた党関係者らも細部にはついていけないという。李代表自身も最高委員など党指導部や側近と「司法リスク」に関する内密な事柄をあまり共有しない姿勢だという。

 

 そのため、城南FC事件で検察の聴取に応じた際も李代表本人が対応や当日の陳述内容などを細かく準備したという。弁護人として立ち会った朴均沢(パク・キュンテク)元高等検察庁長も最近合流したばかりで限界がある。民主党のある幹部は「パンツ一丁で検察のメスの前に立っている気分だ」としながらも、「法曹界出身の李代表本人は誰よりも法理がしっかりしている。結局、李代表自身が乗り越えていくしかないだろう」と話した。

 

■本人は出頭決心、周囲の意見聞いて最終決定か
 

 このため、李代表本人は「私は堂々としている。検察捜査を避ける理由はない」という立場が早くから固めていたとされる。大庄洞事件の検察の出頭要求に対してもはばかることはないという立場だ。むしろ城南FC事件の聴取には既に応じており、大庄洞事件での出頭要求に応じなければ、「やましいことがあるからではないか」という不必要な誤解を招く恐れもある。ただ、李代表に「恥をかかせる」ような検察の「分割召喚」シナリオに野党第1党の代表がその都度従わなければならないのかという党内の反発が不確定要素だ。

 

 ある最高委員は「城南FC事件の際も周辺では召還に応じるべきではないという意見が多かったが、本人が堂々と臨むと言い、検察に出頭した。今回も党内意見を取りまとめ、最終決定は李代表が自ら下すとみられる」と話した。

 

朴国熙(パク・ククヒ)記者


チョソン・ドットコム/朝鮮日報日本語版

 

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