【朝鮮チラシ】2022.12(t)③ | ぺる Ⅱのブログ

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続・チラシの裏書き

 

 

 

目次 

 

2022

01(12/27)梨泰院雑踏事故:ずさんな対応の疑い、朴熙英・竜山区庁長逮捕

02(12/27)江華郡で北朝鮮の無人機騒動相次ぐ…「鳥の群れだった」「自軍機を誤認」

03(12/28)「ドローン入ってこい」…北の無人機を撃墜できなかった韓国軍、十日前には大口を叩いていた

04(12/28)「金正恩の恋人か」「同性愛の関係か」…米のハンバーガー店で韓国人に差別発言連発、男を逮捕

05(12/29)タクシー運転手・同居女性を殺害した31歳の男…韓国警察が身元を公開

06(12/29)第二京仁高速で火災、5人死亡37人負傷…防音トンネルが火の海に /果川

07(12/29)5人死亡の高速道路火災、防音トンネルの「コスパ重視資材」で被害拡大 /果川

08(12/30)新年特別赦免を受けた李明博・元大統領

09(12/30)平壌で韓流掃討戦…「二重三重の夜間パトロール、一部地域では1000人が自白」

10(12/31)12年前に付け忘れた「1本のナット」で…420億ウォンの韓国空軍戦闘機が墜落

 

 

 

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01 

梨泰院雑踏事故:ずさんな対応の疑い、朴熙英・竜山区庁長逮捕
記事入力 : 2022/12/27 16:06


▲朴熙英竜山区庁長の逮捕状審査が26日、ソウル西部地裁で行われ、区庁長本人が出廷した。/イ・テギョン記者

 

梨泰院雑踏事故の原因と事故後のずさんな対応について捜査している韓国警察庁特別捜査本部は26日、朴熙英(パク・ヒヨン)竜山区庁長とチェ・ジェウォン竜山区安全災難課長を逮捕した。


 ソウル西部地裁は同日深夜、2人の拘束前被疑者尋問を行い、「犯罪容疑に対する十分な説明があり、証拠隠滅の恐れがある」として逮捕状を交付した。特別捜査本部は「主催者がいないイベントの場合、地方自治体に安全管理と監督の責任があるにもかかわらず、そうした義務を果たさなかった」とし、業務上過失致死傷の容疑を適用。検察が20日、2人に対する逮捕状を請求した。

 

 朴区庁長は事故の1週間後、随行秘書と共にスマートフォンを買い替えており、特別捜査本部は証拠隠滅を試みたとみて、逮捕状請求理由に挙げた。捜査関係者は「自身の犯罪疑惑に関連した証拠隠滅は刑事処罰対象ではないが逮捕理由としては考慮される」と話した。

 

 一方、朴区庁長は「事故当時、主催者がいないイベントだった以上、区庁が事前に安全管理対策を立てる必要はなく、大規模な人命被害が発生するかどうかも予測できなかった」という趣旨で容疑を否認したという。

 

 同時に逮捕状が請求されたチェ課長は、ハロウィンなどの地域イベントで安全管理責任がある担当部署の責任者だ。チェ課長は事故当日の昼から酒を飲み、事故が起きたことを知った直後の30日午前0時5分ごろ、タクシーを拾って現場に向かおうとしたが、現場近くから帰宅していたことが分かった。特別捜査本部はチェ課長が意図的に責任を果たさなかったとみて、職務怠慢の疑いで逮捕状を申請した。

 

 今月23日に李林宰(イ・イムジェ)元竜山警察署長と同署のソン・ビョンジュ元112番通報状況室長が逮捕されたのに続き、朴区庁長らも逮捕されたことで、特別捜査本部が今後ソウル市や行政安全部、警察幹部などに対する捜査を急ぐのではないかとみられている。特別捜査本部はまた、当時現場での対応がずさんだったことが判明した消防側の容疑者についても近く逮捕状を請求する方針だ。

 

李海仁(イ・ヘイン)記者


朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

 

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02 

江華郡で北朝鮮の無人機騒動相次ぐ…「鳥の群れだった」「自軍機を誤認」
記事入力 : 2022/12/27 19:14
 

韓国軍合同参謀本部は27日、江華郡一帯の領空で同日午後1時ごろから未詳の航跡がレーダーに捉えられ、戦闘機などを出撃させたが、無人機ではなく鳥の群れだったと発表した。

 

 合同参謀本部によると、韓国軍は航跡を探知すると即座に戦闘機などを出撃させ、肉眼で確認したところ、無人機ではなく鳥の群れだったという。

 

 合同参謀本部は「正常な作戦・対応措置を取った。昨日と類似の手続きを取り、操縦士が近づいて肉眼で確認し、(鳥の群れと)判断した。無人機ではなかったため射撃はしなかった」と説明した。

 

 これとは別に27日午後、「仁川市江華郡で無人機が観測された」として自治体から住民の携帯電話に注意を呼び掛けるメッセージが送られたが、これについて韓国軍合同参謀本部は「江華郡が、我が軍の航空機を無人機と誤認してメッセージを送ったようだ」と明らかにした。

 

キム・ミョンジン記者


チョソン・ドットコム/朝鮮日報日本語版

 

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03 

「ドローン入ってこい」…北の無人機を撃墜できなかった韓国軍、十日前には大口を叩いていた
記事入力 : 2022/12/28 11:17


▲今月16日、動画共有サイト「ユーチューブ」の国防広報院公式チャンネル「国防テレビ」に「飛虎複合」兵器システムを広報する動画が掲載された。写真=ユーチューブ「国防テレビ」チャンネルより


韓国国防部の所属機関「国防広報院」の面目が丸つぶれになった。このほど動画共有サイト「ユーチューブ」で「無人機の天敵」だとして地上配備型対空兵器「飛虎複合」を広報したのにもかかわらず、26日に韓国領空が北朝鮮の無人機(ドローン)5機によって侵犯されたからだ。動画を掲載してから十日しかたっていなかった。韓国軍は戦闘機と攻撃型ヘリコプターを出撃させたが、北朝鮮の無人機を1機も撃墜できなかった。こうしたことが報道されたことから、該当の動画には広報とは違う韓国軍の対応に失望したというコメントが殺到している。
 

 国防広報院は今月16日、ユーチューブの同院公式チャンネル「国防テレビ」に飛虎複合を紹介する動画を掲載した。飛虎複合は、K-30対空自走砲「飛虎」に携帯用対空ミサイルを装着した複合兵器システムで、「ドローン・キラー」としても知られている。国防部関係者も動画で「飛虎複合は低高度対空防衛を目的に開発された」「現時点で出ている兵器システムの中で最も効果的だ」と言っている。

 

 「ドローン? 無人航空機? 地上戦? 全部『トゥルワ(入ってこい)』! 飛虎複合が全部阻んでやる」という動画タイトルも注目を集めた 「トゥルワ」は韓国映画『新しき世界』(原題:『新世界』)の中のセリフで、怖がっていないことを表現したり、自信を見せたりする時に主に使われ流行語になった。

 

 ところが、北朝鮮の複数の無人機が26日に韓国領空を侵犯し、ソウル市北部や京畿道金浦市・坡州市、仁川市の江華島一帯を5時間以上飛行して戻ったというニュースが報道されるや、この動画があらためて注目を集めた。27日午後7時30分時点でこの動画の再生回数は44万回、コメント数は1600件を超えている。これまで国防テレビ・チャンネルで最高再生回数を記録した動画のコメント数は1120件だったが、これを500件以上も上回ったものだ。

 

 コメントのほとんどは韓国軍の対応を皮肉るものだ。「『入ってこい』と言ったら本当に入ってきたね」「『トゥルワ』は『いらっしゃいませ』という意味だったのか」「今、大騒ぎになっているんだから動画を削除すべきではないのか」「複雑な心境だ」「無人機は防げなかったけど、コメントは封鎖する予定です」などと書き込まれている。

 

 飛虎複合は26日の北朝鮮無人機領空侵犯には使用されなかった。北朝鮮の無人機は韓国軍が運用する局地防空レーダーや赤外線戦場監視システム(TOD=Thermal Observation Device)にはとらえられたが、飛虎複合など地上配備型対空兵器に搭載されている検知装置にはとらえられなかったということだ。その結果、韓国軍は空中戦力でのみ対応した。F-15K、KF-16などの戦闘機、KA-1軽攻撃機、アパッチやコブラといった攻撃ヘリコプターが投入された。

 

 韓国合同参謀本部のカン・シンチョル作戦本部長(韓国陸軍中将)は27日午後の記者会見で、「韓国にとって実質的な脅威となる攻撃用無人機は対応が可能だが、偵察用小型無人機は3メートル級以下という小さなサイズで、現在の韓国軍の検知・攻撃能力では制限される部分がある」「戦力強化のため多様な能力のドローン部隊を早期に創設する」と述べた。

 

チェ・ヘスン記者


チョソン・ドットコム/朝鮮日報日本語版



 

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04 

「金正恩の恋人か」「同性愛の関係か」…米のハンバーガー店で韓国人に差別発言連発、男を逮捕
記事入力 : 2022/12/28 19:28
 

米カリフォルニア州のハンバーガー店で、韓国人2人が侮辱的な言葉を浴びせられるなどの人種差別を受け、容疑者の男が警察に逮捕されたことが分かった。米紙ニューヨーク・ポストなどが26日(現地時間)、報じた。


 同紙によると、カリフォルニア州サンラモン警察は憎悪犯罪法違反の疑いでジョーダン・ダグラス・クラ容疑者を逮捕。この男は24日、サンラモンのハンバーガー店で韓国人キム・アリンさんら2人に人種差別的な発言をした疑いが持たれている。キムさんがちょうど動画を撮影していたため、すべての経緯が動画に収められていた。

 

 動画を見ると、キムさんが友人とハンバーガーを食べているところに男が近づき「食べているところを撮っているのか。お前は異常な同性愛者だ」と言い掛かりをつける。キムさんらが困惑すると、男は「お前は日本人か、韓国人か」と尋ね、キムさんが「韓国人だ」と答えると、男は「お前は金正恩(キム・ジョンウン)の恋人か。同性同士で性関係を持ったか」と尋ねる。

 

 その後も男はヘイト発言を繰り返し、キムさんの友人との間で言い争いになるが、キムさんが仲裁してその場が収まった。すると男は「顔に唾を吐いてやる」と言いながら立ち去るが、数分後に戻って来て「俺は奴隷の主人だ」「外で待っているぞ」などと威嚇した。

 

 キムさんがこの動画を動画共有アプリTikTokに投稿すると、動画は注目を集め、5万件以上のコメントがついた。ネットユーザーからは「(加害者の)顔を公開すべき」などと怒りが噴出。一部の米国ネットユーザーは「こんな経験をさせてしまい申し訳ない」とコメントした。

 

 現地警察の警察署長は、容疑者の男の写真をツイッターで公開し、「SNSのおかげで男を捕まえることができた」と感謝を伝えるとともに「男はクリスマスの午前中にも似たような行動を取っていたようだ」として余罪を追及していることを明かした。

 

パク・ソンミン記者


チョソン・ドットコム/朝鮮日報日本語版

 

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05 

タクシー運転手・同居女性を殺害した31歳の男…韓国警察が身元を公開
記事入力 : 2022/12/29 16:22


▲写真=殺人の被疑者として身元が公開されたイ・ギヨン容疑者(31)の運転免許証写真。/写真=京畿北部警察庁

 

京畿道派州市のマンションでタクシー運転手を殺害した後、遺体をクローゼットに遺棄し、さらにこのマンションで同居していた交際相手も殺害していた被疑者の身元が公開された。

 

 京畿北部警察庁は29日、身元公開委員会を経て被疑者の姓名、年齢、顔を公開した。イ・ギヨン容疑者(31歳)だ。なお、警察が公開した顔は運転免許証の写真だった。


 イ容疑者は今月20日に飲酒運転をしてタクシーと接触事故を起こした後、タクシー運転手のAさんを家に誘い込み、殺害してクローゼットに遺体を隠した疑いで逮捕された。また警察による取り調べの過程で、今年8月に同居していた交際相手Bさん(50)も殺害し、坡州の恭陵川沿いに遺体を遺棄したと自白した。


クォン・サンウン記者

チョソン・ドットコム/朝鮮日報日本語版

 

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06 

第二京仁高速で火災、5人死亡37人負傷…防音トンネルが火の海に /果川
記事入力 : 2022/12/29 16:47


▲29日午後1時50分ごろ、京畿道果川市の第二京仁高速道路・北義王IC付近の防音トンネルで火災が発生し、火柱と煙が上がっている。/聯合ニュース


29日午後1時49分ごろ、京畿道果川市の第二京仁高速道路・北義王インターチェンジ(IC)付近の防音トンネル内でバスとトラックが衝突して火災が発生、トンネルにも火が燃え移った。この事故で5人が死亡、3人が顔にやけどなどの重傷を負った。また、34人が煙を吸うなどして治療を受けているという。


 防音トンネルの内部には40台以上の車が残っており、死傷者はさらに増える恐れがある。

 

 火災発生当時の動画を見ると、防音トンネル内では数百メートルにわたって真っ赤な炎が広がり、トンネルの入り口からは黒い煙が上がっている。防音トンネルの天井は熱で溶け、火の粉が雨のように降り注ぐ様子も見える。

 

 消防当局は、火災が大規模だと判断し、通報から約20分後の午後2時11分に対応第1段階を発令。その約10分後の午後2時22分に警報令を対応2段階に引き上げた。

 

 現在までに現場にはポンプ車などが50台以上、消防士ら約190人、消防ヘリなどが投入され、鎮火作業に当たっている。消防当局は午後3時18分ごろに火をほぼ消し止めたという。

クォン・サンウン記者

チョソン・ドットコム/朝鮮日報日本語版


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07 

5人死亡の高速道路火災、防音トンネルの「コスパ重視資材」で被害拡大 /果川
記事入力 : 2022/12/29 19:18



29日午後に京畿道果川市の第二京仁高速道路・北義王インターチェンジ(IC)付近の防音トンネル内で5人が死亡、37人が重軽傷を負った大規模火災に関連し、この防音トンネルの素材にはアクリル樹脂(メタクリル樹脂、PMMA)が使われていたことが分かった。PMMAは揮発性の有機物質を含むアクリルの一種だ。先進国で防音トンネルの素材として使われる強化ガラスよりも軽くて安価だが、火災には弱い物質であることが分かった。
 

 ソウル地方国土管理庁によると、この日火災が発生した防音トンネルは2017年8月に完工し、材質はPMMAだという。PMMAは透明で施工が容易であることから、ポリカーボネート(PC)と共に防音関連の製品に広く使われている。PMMAは引火点が280度で、ポリカーボネート(約450度)より低い。

 

 専門家らは、PMMAのようなプラスチックの防音素材は火災に弱いと説明する。又石大学消防防災学科のコン・ハソン教授は「強化ガラスよりも軽いPMMAは、施工が容易で工期も短くて済むが、燃えやすい上に木材の数百倍の有毒ガスが発生する」と指摘した。

 

 以前は高速道路の防音壁には主にアルミニウム、鋼材、コンクリートなど不燃性の素材が使われていた。しかし、最近では周辺環境との調和、日照権や眺望権などの重要性が強調され、プラスチックなど可燃性の素材が使われるケースが増えている。


チョン・チェビン記者

チョソン・ドットコム/朝鮮日報日本語版

 

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08 

新年特別赦免を受けた李明博・元大統領
記事入力 : 2022/12/30 14:27


 

新年特別赦免で4年9カ月ぶりに赦免・復権を受けた李明博(イ・ミョンバク)元大統領が30日午後、入院治療を受けてきたソウル市鍾路区のソウル大学病院を退院し、ノンヒョン洞の私邸へ移動しているところ。


NEWSIS/朝鮮日報日本語版





 

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09 

平壌で韓流掃討戦…「二重三重の夜間パトロール、一部地域では1000人が自白」
記事入力 : 2022/12/30 18:05

金日成の生家がある万景台区域でも140人を摘発・処罰


▲北朝鮮当局が今年上半期に制作した動画「首都からありとあらゆる反社会主義、非社会主義現象を払いのけるための闘争をさらに高い強度で繰り広げていこう」の一場面。/キム・ミョンソン記者

 

北朝鮮が、「嫌韓助長法」と言える「反動思想文化排撃法」の制定後、平壌でも韓流掃討戦を繰り広げ、平壌市の西城区域だけでもおよそ1000人の関連犯罪者が自白したことが確認された。26日に本紙が入手した「首都からありとあらゆる反社会主義、非社会主義現象を払いのけるための闘争をさらに高い強度で繰り広げていこう」というタイトルの動画に、こうした内容が出てくる。


 北朝鮮当局が住民宣伝・教養のため今年上半期に制作したとみられるこの動画の前半では「社会的に一層甚だしく現れている反社会主義、非社会主義的行為を制圧し、厳格に統制することは、こんにちわれわれの前に重大な課業として現れています」という金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(党総書記)の指示が引用された。

 

 続いて、平壌市で進められている反社会主義・非社会主義掃討の状況が各区域別に具体的に紹介されている。

 

 故・金日成(キム・イルソン)主席の生家がある万景台区域では計140件の反社会主義・非社会主義犯罪行為を摘発・処罰したと明かした。動画では「万景台区域では毎週、イルクン(活動家)によって群衆政治事業や、前科者・女小者(女性と子供)に対する教養分工(分担作業)を与え、執行情形(状態)と反社会主義・非社会主義闘争関連分野において提起される諸問題を正常に総話し、イルクンが原則性と階級性・献身性を持って事業を行うようにしている」と伝えた。

 

 また「法イルクンらが、人跡まれな場所まで調べてみるよう具体的な分工を与え、夜間巡察を二重三重に強化することで犯罪者らが横行できなくしており、順法教養と住民政治事業を活発に繰り広げ、あらゆる単位で自衛警備体制を徹底して打ち立て、労働者と住民が申告事業に徹底して参加するようにしている」とも主張した。平壌出身の元高官の脱北者A氏は「夜間のパトロールを二重三重にするというのは、平壌市で各種の犯罪行為がまん延していることを意味する」とし「金正恩は、平壌も安全ではないと恐れを抱いているものとみられる」と語った。

 

 さらに、西城区域では反社会主義・非社会主義を根絶するための宣伝扇動事業の結果、およそ1000人の住民や学生が過去に犯した違法行為を反省し、自白したと明かした。

 

 北朝鮮の事情に詳しい消息筋は「他の動画では、反社会主義・非社会主義で摘発された平壌市住民の身元や罪名を具体的に明らかにしている」とし「恐怖の雰囲気を造成し、韓流を本から断とうとするもの」と語った。

 

 北朝鮮は、「南朝鮮映像物を流布したときは死刑」など極端な処罰条項を含む反動思想文化排撃法を2020年12月に制定した後、全国的に大々的な韓流掃討に乗り出した。

 

 しかし、北朝鮮当局の強力な統制にもかかわらず、北朝鮮内部では韓流が広がっていると伝えられている。統一メディアセンターは今年10月に発表したアンケート調査で、韓流に対する処罰が強化されても、コンテンツを楽しめる機器が多様化したことで、むしろ北朝鮮の青年層を中心に韓国コンテンツの需要が増加していると明かした。

 

キム・ミョンソン記者


チョソン・ドットコム/朝鮮日報日本語版



 

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10 

12年前に付け忘れた「1本のナット」で…420億ウォンの韓国空軍戦闘機が墜落
記事入力 : 2022/12/31 09:26
 

先月の墜落事故は整備不良が原因
部品の欠落も把握されない状態で600時間飛行
最終的にエンジンへの燃料供給がストップし飛行中に停止



▲先月墜落した韓国空軍の戦闘機と同じKF16/韓国空軍

 

先月20日に韓国空軍の戦闘機KF16が墜落する事故が発生したが、その原因は12年前に整備士が機体に燃料ポンプ駆動軸を固定するナットを取り付けず、エンジンへの燃料供給が長期にわたり異常な形で続いたことが原因とみられることが分かった。韓国空軍が30日に発表した。直径5.5センチ、厚さ1センチのナットを締め忘れるという整備上のミスで420億ウォン(約44億円)の戦闘機が墜落し、パイロットの生命まで危険にさらされたのだ。ある韓国軍関係者は「このような問題が発生するのは1996年にKF16が導入されてから26年間で初めてだ」とコメントした。


 韓国空軍は30日にKF16墜落事故の原因に関する調査結果を公表したが、それによると事故機にはエンジンの燃料ポンプ駆動軸のギヤに通常では発生しない摩耗の存在が確認されたという。これによりエンジンへの燃料供給に異常が生じ、エンジンが停止し戦闘機が墜落した。燃料ポンプ駆動軸の摩耗はそれを固定するナットの欠落が原因だったことが調査により分かった。

 

 上記の韓国空軍関係者は「固定されたものが緩んで外れたのではなく、2010年に行われた整備の際にミスあるいは何らかの理由でナットが取り付けられなかったと推定されている」と説明した。この状態で事故を起こした問題の戦闘機はその後12年間で約600時間飛行した。2010-12年の2年間は予備エンジンに分類され使用されなかったが、その後600時間使用されたものの、ナット以外に駆動軸を固定するものがあり一定期間は問題が発生しなかったようだ。

 

 事故を起こした第19戦闘飛行団所属のKF16は先月20日の哨戒任務中、山岳地帯に墜落した。エンジンの出力が弱まり一瞬でストップした際、パイロットは2回にわたり再始動を試みたが、直後に民家のない方向に機首を向け緊急脱出した。今回の事故を含めると今年発生した航空機の墜落事故は鳥との衝突を除けば合計5件に達する。

 

 最近韓国軍では整備不良や綱紀の緩みなどによる様々な事故が相次いで起こっている。今月26日に北朝鮮無人機が飛来した際には撃墜のため出撃したKA1軽攻撃機が離陸直後に墜落した。今年10月4日には北朝鮮の弾道ミサイル挑発に対抗するため江陵から東海に向けミサイル「玄武」を発射したが、このミサイルは逆方向の江陵方面に向きを変え基地周辺に落下し危うく人命被害が発生するところだった。

 

盧錫祚(ノ・ソクチョ)記者


朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

 

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