理科専科というけれど
理科専科といっても
最初の2年間は
理科だけというわけでは
ありませんでした
1年目は理科と図工
2年目は理科と体育
そして3年目に理科だけになりれました
理科だけになると
3~6年生の理科を
すべて指導することになりました
私には
常に観察や実験を
どうするかという悩みが
付きまとっていました
小学校専科は
20時間以上指導しなければならない
と管理職から告知されました
1年目は理科と図工で20時間以上
2年目は理科と体育で20時間以上
そして3年目は理科だけで20時間以上でした
管理職は
担任の授業の負担を減らそうとします。
しかしそのために担任以外の教員が
多忙になるのは
本末転倒です
特に理科は
実験器具や観察器具の準備
予備実験が必要になります
これを勤務時間外で
準備するのは
多忙さがただほかの教員に
移っているだけで
改善しているとはいえません
時数や指導内容も
単元の時数を減らした分
どこかにしわよせがきます
多忙さをへらそうとすれば
担任以外の教員がその分
負担を負います
しかも担任と違って
子どもの力を
借りて準備したり
片付けることはできません
すべて自分で
用意したり
片付けなければなりません
それでも、理科の支援員が
いる学校はよいです
いなければ
理科専科はその負担を
全て負わなければなりません
時間は削らない
人は増やさない
それでは益々負担が
一人に偏ることになります
そこで、理科専科の教員に提案です
1つ目は
何とかして時短をする方法を考えましょう
ここにあるワークシートやパワポ教材を
改良して活用してもかまいません
2つ目は
子どもたちの安全のためなら
1人でできないことは
できないとはっきりいいましょう
3つ目は
観察、実験器具は
先のことまで考えて
1単元分あらかじめ
用意しておきましょう
4つ目に
特に準備が複雑な教材は
市販の理科教材を
利用しましょう
5つ目に
遠慮せずに担任の力を
どんどんかりましよう
特に私のように全ての学年を
担当する専科はどんどん弱音をはいて
助けてもらいましょう
そして負担を
自分がかぶるのは
やめましょう
専科は予備実験、観察、実験器具の準備
ノートやテストでの評価など
やることはたくさんあります
その時間を勤務時間中に確保しましょう
次回はそんな中
どのように1年間すごしたのかお話しします
これを知ると
少し光が見えてくるかもしれません