産前産後リハビリの必要性 | 骨盤底のプロ・マダムフリーランス熊丸真理

骨盤底のプロ・マダムフリーランス熊丸真理

福岡県福岡市六本松で『骨盤底筋トレーニングサロンはぴくま』営業中!
骨盤底のお悩み(尿漏れ・頻尿・子宮脱・性交痛・骨盤のゆがみ・姿勢・呼吸)に関する情報と、50歳でフリーランスになった私の人生最後の大冒険についてもリアルタイムで経過を発信。

マダムフリーランス・骨盤底理学療法士の熊丸です。
本日は妊婦さんや産後ママの骨盤底について。

先日、当サロン近所の産婦人科(お産もされる大きな病院です)で出産された方が、出産後の定期健診で尿漏れのことを相談されたら、担当医師から当サロンを紹介していただいたらしくて、そのお客様は意を決して当サロンで尿漏れ軽減を目指して通っていただけることが決まりました。

大変有難い話です。

実はそのようなお客様が数名いらっしゃって、そちらの産婦人科のお医者様がたまたま私のinstagramを見ていただいていたらしくてご紹介してくださっているようです。

当サロンは吹けば飛ぶような規模感でやっておりまして(もちろん今後は早めに設備投資やいろんなことをやっていきたい希望はあります!)、お値段もぎりぎりまで下げている(今の段階ではなるだけ多くの困っている方にサービス提供したいので)ので、たくさんご紹介いただくとサロンの安定経営や設備投資もできるようになり、さらにより良いサービスをお客様に提供できるようになることにつながりますのでいいことしかない!

そちらの産婦人科さまには足を向けて寝られない!

ありがとうございます、本当に。いつか桐箱入りの明太子を持ってご挨拶に伺いたい!

同じように知り合いの方や友達や卒業生(自分は元養成校教員だったので)の紹介で本当に徐々にですがお客様が増えてきて、それもちゃんと症状改善していこうとされるお客様が増えてきて、本当に嬉しいかぎりです。

えっと前置きが長くなりましたが妊婦さんの骨盤底について。

妊娠した女性は十月十日かけて徐々にお腹が大きくなり体重も増えていきますね。
その増えた体重を下から(股の下から)支えているのは骨盤底筋やその辺りの靭帯となります。
妊娠後期に向けて大体10キロ程度体重が増えるとして、やはり骨盤底や靭帯は抗重力でその重みを支えていきます。妊婦さんが一生懸命経膣出産や安産を願ってウォーキングやマタニティヨガとかマタニティピラティスとかスイミングなどされると思いますが、スポーツによっては骨盤底にものすごく負担はかかってくると思います。ですのであんまり激しく走ったりなどの運動がNGなのはそのように骨盤底や膝や足首に負担がかかりすぎて破綻する可能性がある。。ってのも理由の1つですね(もちろん運動器以外の理由もあります)。

で、例えば妊娠後期や産後、尿漏れがひどくなった、尿漏れが始まった、尿漏れが止まらないなど、よくあることではあります。

産後の尿漏れでいいますと、代表的なリスクの因子としては
・会陰切開
・吸引分娩
・鉗子分娩
・バルーン留置

などあります。その他にもあるかも知れません。

もちろんこれらの処置はまず安全に赤ちゃんとお母さんの命を救うために絶対必要な処置です。

それを理解したうえで、ではその後の骨盤底リハビリをどうするのかという話になります。経膣出産においてはもちろん産道の傷、会陰切開をして縫合した後の瘢痕化する組織は、そのまま自然治癒することもあるかも知れませんが、リハビリをした方が戻りが良い。
例えばアキレス腱断裂後、手術で縫合してそのままにしておくことはありませんよね。そのままにしておくと足首の動きが悪くなりそうです。
そのため、ストレッチしたり~
筋力トレーニングしたり~
ちょっとづつ体重かけていく練習したり~
癒着をしないように徒手療法したり~
リハビリをするわけです。

じゃあ、出産時に縫合した骨盤底(会陰)は、リハビリはどうするのか?
しなかったら、不具合が出るんじゃない?
それこそ尿漏れとか?便もれとか?
性交痛とか?
次の子の妊娠にも影響ないかな?

しかし、いまのところ、様々な理由により保険診療では産後のリハビリはできないことになっています。

そのために当サロンのような病院ではないところで、自費で、サービスを受けていただくしかないのが現状です。近所の産婦人科ドクターが当サロンをご紹介いただいた理由はそこかな~と思っている次第です。

当サロンでは、産後の尿漏れをはじめとした骨盤底の不具合のある産後ママに対するリハビリサービスを提供しています。
また、産後の不具合はもちろん骨盤底に限ったことではありません。腰痛や恥骨痛、だっこや授乳による肩や背中の痛み、手首の使い過ぎによる腱鞘炎も耐え難いものがあります。浮腫やだるさもあります。
その辺りの対応ももちろん合わせて行っていますし、赤ちゃんとの日常生活でできる姿勢の指導や負担の少ないだっこの仕方も教えることができます👈この辺は理学療法士が得意とする『日常生活の指導』ってやつです。

ママのその後の長い人生を、痛みや不具合を最小限にして子育ても家事も仕事も遊びも楽しく過ごしていくためにも、産前産後リハビリは是非お勧めします🌸