夏の日の歌 PartⅡ | peroの根無し放浪渡世日記

peroの根無し放浪渡世日記

バックパッカーで旅仲間からはperoと呼ばれています。金融業➡︎探偵➡︎通信関係➡︎エセ小説家。東京に単身移転後16年余り暮らし、2022年6月に故郷・和歌山へ。妻が他界して7年以上も経つのにまだ生きている。藤井弘司としての著書が数冊有り、密かに文学賞を狙ってます(笑)

カンボジア🇰🇭のシアヌークビルより、真夜中に一句ではなく、お気に入りの中也の詩をひとつ👍

 

 

夏の日の歌

 
青い空は動かない、
雲片(ぎれ)一つあるでない。


  夏の真昼の静かには
  タールの光も清くなる。

夏の空には何かがある、
いじらしく思わせる何かがある


  焦(こ)げて図太い向日葵(ひまわり)が
  田舎(いなか)の駅には咲いている。

上手に子供を育てゆく、
母親に似て汽車の汽笛は鳴る。
  山の近くを走る時。

山の近くを走りながら、
母親に似て汽車の汽笛は鳴る。
  夏の真昼の暑い時。



中也の詩を読んで、息子ふたりを育てたのは僕ではもちろんなくて、七年半前に天国へ旅立った妻なんだなぁとあらためて思いました。

僕はただ遠くでその様子を眺め、都合の良い時に手をさしのべてきただけでした
えー
 

 

◆Summer Place


 👍


 

◆夏のモンタージュ


 👍

 

夏の日の恋

 👍

 

 

また明日👋