カンボジア🇰🇭のシアヌークビルより、真夜中に一句ではなく、お気に入りの中也の詩をひとつ👍
夏の日の歌
青い空は動かない、
雲片(ぎれ)一つあるでない。
夏の真昼の静かには
タールの光も清くなる。
夏の空には何かがある、
いじらしく思わせる何かがある
焦(こ)げて図太い向日葵(ひまわり)が
田舎(いなか)の駅には咲いている。
上手に子供を育てゆく、
母親に似て汽車の汽笛は鳴る。
山の近くを走る時。
山の近くを走りながら、
母親に似て汽車の汽笛は鳴る。
夏の真昼の暑い時。
中也の詩を読んで、息子ふたりを育てたのは僕ではもちろんなくて、七年半前に天国へ旅立った妻なんだなぁとあらためて思いました。
僕はただ遠くでその様子を眺め、都合の良い時に手をさしのべてきただけでした
◆Summer Place
👍
◆夏のモンタージュ
👍
夏の日の恋
👍
また明日👋