こんばんは。
山下純子です。
Tokyo. 8℃.
It's cloudy.
おやすみ前コラムです。
与えて与えて与えると全ては叶います。
私は
特別な人など
この世には誰一人として居ないと考えます。
偉業を成し遂げる人がいますが
彼らは
特別な人ではなく
ただ
自分が心に持つ信念に打ち込み
それに人生を捧げた結果が偉業となっただけだと
私は思うのです。
ミュシャも
その一人です。
彼の事を知りたくて
本を読めば読むほどに
絵を観れば観るほどに
私はミュシャという人の
崇高なる使命を持つ心と純粋なる心を感じます。
私は、彼は、
アールヌーボーで成功した
ポスターのデザイナーだとしか思っていなかったのです。
ところが、ミュシャ展に行き
実際のスラヴ叙事詩を観て
ミュシャという人の凄さと純粋さに激烈に感動しました。
ああ～
この人は、これを描く為に生まれてきたんだ！と。
スラヴ叙事詩を観ると
アールヌーボーの世界はありません。
ミュシャだと判らない程です。
彼は実は途中からは
ポスターや
タバコやチョコレートのパッケージを描く事で
チェコの歴史、スラヴ人の歴史を描く為の
歴史絵画制作の為の資金としていたのです。
彼は普段から与える人でした。
デザインの仕方、絵の描き方、デッサンの仕方、
手の内の全てを出し、惜しげなど無かったそうです。
全て教えた人でした。
チェコの紙幣のデザイン
プラハの市民館の絵画
全て無料でやっています。
もし、私が彼に
チャリティでのポスターデザインを今依頼したとしても
彼は快く無料で引き受けてくれたかもしれないと思うほどに
ミュシャは与える人だったんです。
与えて与えた結果が
アメリカに渡った後
スラヴ叙事詩制作にあたっての大スポンサーである
アメリカ人のリチャード・クレーンを引き寄せます。
とてつもない大金持ちリチャード・クレーンを引き寄せたのは
ミュシャがそれまで与えた分のエネルギーです。
振り子の原理です。
与えて与えて
自分が心に秘める
成し遂げなければならない使命に
一直線に純粋な気持ちで向かうと
全ては叶っていくのだと
ミュシャは私たちに教えてくれています。
彼は私の人生のメンターの一人となりました。
私は現在、ミュシャ展をクライアントにご案内した後に
個人セッションをするコースも設けていますが
私はミュシャの絵画を解説する事は
ミュシャの生き方を多くの人に伝える事が重要だと思いながら仕事をしています。
皆さん、
人生は、たったの100年ですよ。
ケチるなんて
自分だけで持つなんて
そんな考え、私は、くだらないと思うのです。
本当に何かを叶えたければ
全てを渡せば良い。
自分が持てる全てを誰かに渡しながら生きると
本当に成し遂げたい事は全て叶っていくと私は信じます。
ミュシャのように。
皆さんの明日も素晴らしい日で在ります様に。
おやすみ前コラムでした。
ライフメソッドアドバイザー 山下純子