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美容皮膚科 ペルラクリニック神宮前 院長の本田 淳です。
当院は、院長が診察から治療まで一貫して施行すること(ワンドクター制)を特徴としています。
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以下本文となります。
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2025年の論文
High-Intensity, High-Frequency, Parallel Ultrasound Beam Device for Skin Laxity of the Upper Arms
今回はアブストラクトのみ公開されている論文のご紹介です。
緑字は私のコメントですので、お読みになる必要はございません。
Background
高強度集束超音波(HIFU, High-Intensity Focused Ultrasound)技術は、顔面や顎下などの皮膚弛緩に対し、真皮層での熱凝固点形成によるコラーゲン新生(neocollagenesis)およびエラスチン新生(neoelastogenesis)を誘導することで臨床的改善効果をもたらすことが知られている。
High-Intensityは 音響パワー密度(W/cm²)に関する強度を指し、Focused は空間的集束(spatial focusing)を意味しますので、高強度集束 が本来の訳です。高密度焦点式という言い方は物理量のcategory errorで以下略。
本研究では、従来の点状焦点型HIFU(MFU-V等)とは異なる、新機構SUPERB™を搭載したデバイスを用いて、高強度・高周波数の平行超音波ビームを上腕内側に照射した。
Objective
上腕の皮膚弛緩に対する、高強度・高周波数・平行超音波ビーム技術の安全性および有効性を前向き多施設臨床試験で評価する。
Methods
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デザイン:前向き、多施設共同、2回照射の臨床研究。
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被験者:女性46名(平均年齢59歳、Fitzpatrick skin typeI〜IV)。
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評価期間:ベースラインおよび治療3か月後を比較。
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主要評価項目:
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盲検化された評価者(3名)による治療前後の写真の識別率。
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皮膚のシワおよび弛緩(たるみ)スコアの変化。
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Global Aesthetic Improvement Scale(GAIS)に基づく審美的改善度。
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安全性:有害事象の有無。
Results
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識別率:3名中2名以上の評価者が正しく識別した被験者は88.9%(p<0.0001)。
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スコア改善:皮膚のシワ・弛緩(たるみ)スコアは1.97→2.95(p<0.0001)で、有意に改善。
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GAIS:93.3%の症例が改善と評価。
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安全性:デバイスに起因する有害事象なし。
Conclusions
高強度・高周波数・平行超音波ビームデバイス(SUPERB™テクノロジー)は、上腕の皮膚弛緩を安全かつ有効に改善しうる。
あくまでアブストラクトの情報からですが
limitation
対照群・シャム群なし。
crepiness・laxity scaleの定量的根拠が不明瞭
フォロー期間が短い
治療前後の識別可能率とMCIDの対応が以下略
等
以上となります。
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