グロースホルモンが出るのは・・・ | 美容皮膚科医の日常ーペルラクリニック神宮前院長 本田淳

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成人以降において成長(グロース)ホルモンはかなり減少しますので、アンチエイジングの観点からは補充療法を提唱する人々もいます(成長ホルモンだけでなく各種ホルモンが低下傾向にあります)。

加齢とともに減少したとしても、成長ホルモンの分泌は生理的・薬理的な影響を受けることに変わりはありません。

例えば、睡眠開始1時間後、ノンレム睡眠の時に多量の分泌が見られます。また、ブドウ糖の血中濃度が低下したり(絶食時など)、高タンパク質食を摂っている時も分泌が増えます。

成長ホルモンの分泌のピークは、何時に寝たかに依存するのではなく、入眠してから最初のノンレム睡眠の時にあるとされていますが、これを持って夜更かしをしても問題ないと判断するのは浅慮というものです。

内分泌系だけを見ても、身体のコントロールは種々のホルモンの複合的な影響下にあります。

メラトニンなどは睡眠とは無関係に概日リズムに支配されていますので、やはり昼夜逆転した生活は生存上不利と言わざるを得ません。


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