アンチエイジング研究会 | 美容皮膚科医の日常ーペルラクリニック神宮前院長 本田淳

美容皮膚科医の日常ーペルラクリニック神宮前院長 本田淳

一美容皮膚科医の想い

東京都渋谷区 原宿 表参道
ペルラクリニック神宮前院長
本田淳のブログ

先の日曜、休診とさせていただき研究会に参加してきました。

その中で、ここ1年程アンチエイジング関連で話題になっていることを、まとめた発表がありましたので、何点かシェアしたいと思います。

・日光浴には中毒性がある。マウスに低用量の紫外線を照射するとβエンドルフィンの血中濃度の上昇をみた。

・日焼け止め使用によるビタミンD欠乏は生じない。また、補充するならビタミンD 3を摂取すべき。

・老化に伴う脱毛の場合、毛をつくるstem cellは残存していることがわかった。創薬に光明か?

・ホクロが多数ある女性は女性ホルモンレベルが高く、乳がんになりやすい?エビデンスレベルは高くないが、母集団の大きいリサーチで明らかになる。

・女性の美貌は「香り」によってその評価を高める。

・マルチビタミンやミネラルのサプリは基本的に推奨しない。

・ゲルマニウムローラーなどの美容ローラーの効果は根拠がない。一時的にむくみがとれることもある、という程度。

・表情筋体操も意味がない。あるとすれば、笑うという筋肉操作、情動にアンチエイジング効果があるかもしれない、という程度。

・ごく単純化して述べれば、見た目が老けている人は病気になるリスクも高い。

他に、コーヒーに関して健康に良いという趣旨のポジティブなデータがたくさんありました。もっとも、コーヒーを健康食品のように捉えて、研究しようとする「力」がどのように働いているかを考えると、微妙な感じがしますが・・・


究極的には、個体差もあることですし、ご自身の感性に従って明るく悔いのない生活を送ることが肝要だと考えています。


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