また、傷害の予防に役立たないばかりか、悪影響を及ぼす」
という論文・論説がある。
おそらく上級アスリートは失笑していると思う。
いや、こんな与太話を聞いて、
「何バカなこと言ってんだ」とか
「学者はやはりわかっていない」
という感想を持たないアスリートは一流ではありえない。
そもそも、ストレッチとは、運動のパフォーマンスを上げるために
その方法を工夫して行うものであり、文言がそもそも矛盾しているのだ。
「これまで一般的に正しいと信じられてきたストレッチ」を行った後に、
筋力の測定などを行っているのであろうが、その数値が低下したとして、
それがスポーツのパフォーマンスと相関関係にあるかどうかはまた別の問題だ。
言ってしまえば、ストレッチとは、筋肉を柔らかくするとか、関節可動域を
広げる運動ではなく、意識的に体を柔らかく使うための予備的な訓練でなけ
ればならない。
もはや論文に絶対の信頼をおく人などいないだろうが、十分注意されたい。
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