ストレッチは害悪? | 美容皮膚科医の日常ーペルラクリニック神宮前院長 本田淳

美容皮膚科医の日常ーペルラクリニック神宮前院長 本田淳

一美容皮膚科医の想い

東京都渋谷区 原宿 表参道
ペルラクリニック神宮前院長
本田淳のブログ

「ストレッチは運動のパフォーマンスを落とす。
また、傷害の予防に役立たないばかりか、悪影響を及ぼす」

という論文・論説がある。


おそらく上級アスリートは失笑していると思う。

いや、こんな与太話を聞いて、
「何バカなこと言ってんだ」とか
「学者はやはりわかっていない」
という感想を持たないアスリートは一流ではありえない。


そもそも、ストレッチとは、運動のパフォーマンスを上げるために
その方法を工夫して行うものであり、文言がそもそも矛盾しているのだ。

「これまで一般的に正しいと信じられてきたストレッチ」を行った後に、
筋力の測定などを行っているのであろうが、その数値が低下したとして、
それがスポーツのパフォーマンスと相関関係にあるかどうかはまた別の問題だ。

言ってしまえば、ストレッチとは、筋肉を柔らかくするとか、関節可動域を
広げる運動ではなく、意識的に体を柔らかく使うための予備的な訓練でなけ
ればならない。

もはや論文に絶対の信頼をおく人などいないだろうが、十分注意されたい。


メルマガ「美容皮膚科医☆本田淳の思考」



美容・ビューティー ブログランキングへ