顔やせの原因別治療 | 美容皮膚科医の日常ーペルラクリニック神宮前院長 本田淳

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一美容皮膚科医の想い

東京都渋谷区 原宿 表参道
ペルラクリニック神宮前院長
本田淳のブログ

頬やあご周りの脂肪をとりたい。
フェイスラインをすっきりさせたいという方は、
意外と多くいらっしゃいます。

顔が大きく、太って見える本態というのは、

脂肪が過剰
「むくみ」がある
「たるみ」がある
エラの筋肉が張っている
骨格が大きい

などがあります。

現実的には、複数の原因が組合わさっているケースが
多いですね。

以下、個々に見ていきますと、

骨格の問題に関しては、非常にハードな外科手術も
ありますが、ダウンタイムが長く、重篤なトラブル
も報告されていて積極的にお薦めできるものでは
ありません。

また、強引に骨格を矯正する整体?みたいなものも
ありますが、医学的には甚だ疑問の多いやり方です。
効果が出るとしても一瞬でしょう。

エラの筋肉が張っている場合は(本当に筋肉が原因
の場合)、ボツリヌストキシンを用いた治療が有効です。

効果の継続期間は個人差が大きいのですが、
3~6か月程度で繰り返しの治療が必要になります。

「たるみ」に関しては、美容皮膚科的には数多の治療が
あります。特に、著名かつ効果の高い治療として、
サーマクールやウルセラなどがあります。

「むくみ」についてですが・・・いや「小顔」とか「顔やせ」
というぼんやりした表現に関する民間的な療法?として、
上でも書きましたが、強力なマッサージのようなものとか、
顔の筋トレのようなものがありますが、美容皮膚科に
携わる者としては、これを危険視します。

一時的に効果が出ることはありえますが、極めて短い時間
しか保ちませんので、そのような目的でおやりになる分は
個人の自由です。

しかし、このような民間的な方法の結果、
肝斑が増悪したり、
表情じわが増えたり、
むしろ、たるみが増長した
と言う例が多く見られます。

強い物理的な力が加わるものは極力避けるべきでしょう。

極端な療法というのは、メディア受けしますので、
一気にブレイクすることもありますが、
トラブルが生じても誰も責任をとってはくれませんよ。




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