ニキビ痕治療 | 美容皮膚科医の日常ーペルラクリニック神宮前院長 本田淳

美容皮膚科医の日常ーペルラクリニック神宮前院長 本田淳

一美容皮膚科医の想い

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ペルラクリニック神宮前院長
本田淳のブログ

 当クリニックのニキビ痕(クレーター等の形態不整)治療における主力は、やはりブリッジセラピーです。アンコアのウルトラパルスという特性を生かし(臨床的にかえって不利になるのではという疑念が湧く部分もありますが、トータルで見ると長所の方が遥かに多い)、また、ニキビ痕の形状に応じて、様々な調整が可能ですから、細やかな治療が可能です。

 個々のニキビ痕に対してスポット的に加療した上で、ニキビ痕を含む皮膚広域をむらなく治療する手法は、「工夫」などと呼ぶのも恥ずかしい、医師であれば誰でも思いつき、実践していることですが、場合によっては、ブリッジセラピー以外の手技を複合的に加えることもあります。

 もちろん、ブリッジセラピーをプランニングする前に、皮膚の基礎的な力を取り戻すために、トレチノインを使用したり、他のレーザー治療やフラクショナルRF治療を先行させる場合もあります。それとは別に一見原始的(ある意味先進的?)な治療を併用することもあるのです。

 そう言えば、これまでダーマローラをお受けになっていた方々のほとんどが、ダウンタイムの短さと効果の高さから、フラクショナルRFに乗り換えてしまわれましたね。3回程行うと、これはこれで良い結果が出るのですが、時に不十分(患者様の満足度が今一つ)で、さらなる複合的な治療が必要になることもあります。