謝るということ | 美容皮膚科医の日常ーペルラクリニック神宮前院長 本田淳

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 間違いを犯したら、あるいは他人に迷惑をかけたら謝るということは、当然の事として子供の頃から教育されます。
 
 最近は、色んな意味で窮屈な世の中になったのか、普通に謝るということが出来ない人が増えてきたように思います。古来から日本人の美徳として、粗相をしたら心より謝る、そして被害を被った方は、お詫びに何か差し出されても、「お詫びの品や金が欲しくて言ってる訳じゃないんだよ。」と辞退する、という「形」があります。おそらくは、謝ってしまうと自分の非を認めたことになり、訴訟にでもなったら不利になると、そんなところだけがアメリカナイズされてるのかもしれません。
そう言えば、「自動車事故の時は謝ったら負けだ。嘘でも何でも声を張り上げて言い切った方がいい。」などと恥じらいもなく豪語する魂の汚れた人もいましたね。

 確かに、アメリカ人はシビアな局面(ビジネスなど)では滅多に謝りません。しかし日常生活レベルでは紳士な方が多いような気もします。心がこもっているかどうかは別にして。
 逆に、自分の非を認めたら、謝るよりも代償の物(具体案)を出してくる場合が多いようです。まあ、文化の違いと言えばそれまでの話です。