日本人の美徳の中でも最たるもの、また、一流の人に共通する人間的性向を一言で述べれば「謙虚」という言葉に集約されるように思われます。
以前のブログで、自身を客観視すること、また自身を冷静に内観できる精神的柔軟性・余裕を持つことは至難だが非常に大切だと感じる、という趣旨のことを書きましたが 、まさにそのように心掛ける時、人間は謙虚にならざるを得ないものだと思います。
思い上がった精神性や、それを内面だけでなく、愚かにも実際に言動に出してしまうという稚拙なメンタリティーの持ち主は、「世間を知らない」のではないのでしょうか? 要は子供なのでしょう。
何やら、私自身が偉そうですが、自分が「一流」などと思うほど、世間知らずでも、恥知らずでも、またそこまで頭が悪くはないのではないかと思っていますが・・・
きちんと内観し、結果的に謙虚になるという理想の帰結になるよう人間を磨いていきたいのものです。
芸事においては、「個性を消すほど真似ろ(それでも個性は消えぬ)」とよく言いますが、一流の人の特徴が「謙虚」さにあるというなら、大いに真似させて頂き、「一流」近づくべく努力しましょう。