TotalFx ブリッジセラピー  経過4 | 美容皮膚科医の日常ーペルラクリニック神宮前院長 本田淳

美容皮膚科医の日常ーペルラクリニック神宮前院長 本田淳

一美容皮膚科医の想い

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ペルラクリニック神宮前院長
本田淳のブログ

 「炎症性(後)色素沈着(PIH)が生じても構わない」と明言される方、また同系統の他治療の経験がおありになる方には、確かに最初から、かなりアグレッシブに治療を行うことがあります。
 PIH は、低出力で行っても、どんなにリスクを回避すべく手をうっても、起こるケースは起こる、という経験則もありますので、逆に、PIH の可能性をご了承いただけない方にはブリッジセラピーは行えません。
 
 しかし、患者様が、このあたりのことを割り切ってお考えになっているとしても、いくらでもアグレッシブに施術をしてもよい訳ではありません。もちろん医学的に安全な範囲を逸脱するなど論外ですが、可能な限り、避け得るものであれば、避けた方がいいのは当然です。
 一度の治療で劇的に改善し、ご本人の満足感が得られるのであれば、あるいはいいのかもしれませんが、現実はいかなる方法をもってしても、単回の施術でそのレベルまでもって行くことは、残念ながら不可能に近いと思われます。すると、複数回の施術を前提に治療プランを組み立てるのですが、言うまでもなくPIHが存続してる間は、次の治療を行うことが躊躇われます。つまり、場合によっては、半年以上待たなければならない、という状況も発生するわけです。今は、メドライトがありますので、この期間を短縮できるとは思いますが・・・