昨日、一昨日の天気とはうって変わったどんよりとした空模様です。
一番見慣れた庄内地方の秋の空です。
街の中ではほとんど見られませんが、少し郊外に行くと必ずといっていいほど農家には柿の木が植えてあります。
商品として出荷される庄内柿はもうそろそろ終わりですが、農家の敷地内の柿の木です。
やはり、充分木に成らせておいてから渋抜きをして食べた方が美味しいのです。
この柿は、『平核無柿』(ひらたねなし)といって、『渋柿』の王様と呼ばれ、とても美味しいのです。脱渋してから食べます。そのままでは食べられません。
名前を見ても分るように、種がありません。明治18年に、越後から来た行商人から購入して植えた柿の木の中に、他のものとは形の違う実のなる柿の木がありました。
しかも、その果実は扁平で種のないものでした。
偶然に紛れ込んだ1本の柿の木が今の世に伝わり広がったとされています。
とても甘いので、糖分の取りすぎには注意しながら食べましょう。
