こけしちゃんお気に入りの、街のフラワースポットには、ノコギリソウも咲いています。
ノコギリソウ Achillea alpina 。葉がキザギザで鋸のようなのでついた名前です。
花の色は白、黄色、オレンジ、ピンク、赤などがあります。
フラワースポットのオオハンゴウソウやオニユリに混じって白い花が……。目立たないけれどあちこちに咲いていました。
最近では、この辺りではあまり見られなくなったノコギリソウですが、富士山では車道の脇に雑草のように群生しているそうです。
健胃強壮剤、痔(じ)病の治療など、薬用としても用いられていました。
属名Achillea は、ギリシアの英雄アキレウスが薬効を発見したという伝説に基づいて属名に Achillea が用いられていますが、イリアスによると、アキレスの軍の兵士たちは傷をノコギリソウで癒していたといいます。
↑ 葉は、さすがにノコギリの刃のようです。

