ドクダミ Houttuynia cordata Thunb. 別名 ジュウヤク(十薬・重薬)
ドクダミは毒痛みの意味であろうとされています。本州から沖縄および中国、北インドシナ、ヒマラヤに分布します。
ドクダミは特有の匂いがある事で知られますが、漢方薬としてはもいろんな効能があるようです。
まず、この特有な匂いには抗菌効果があります。
利尿作用や、動脈硬化の予防作用などもあります。
また、ドクダミは、ほの暗い木立の下などのやや日陰の湿った場所を好む草で、いたる所で見ることができます。
ドクダミは白い花が咲きますが、この白い4枚の花びらは、本当の花びら(花弁)ではありません。総苞片(そうほうへん)という器官で、中心部の黄色い部分がたくさんの花の集合体です。
つまりたくさんの小さな花が集まって、ひとつの大きな花のように見える形を作っているのです。
匂いがあるので敬遠しがちですが、これからはもう少し待遇をよくしてあげましょう。

