TÖMER(トメル) とは
コロナのおかげでオンライン化
2020年3月以来、トルコの学校がオンライン授業化に伴い、このトメルもオンライン化しました。
6月にイズミルに留学していて暫くイズミルに滞在していた Yちゃんにトメルのことを相談したところ、すぐに案内を送ってくれました。
そこに電話をして、話をすると、開いている適当なクラスを紹介してくれました。
最初からやりなさいよ! ということだったのですが、丁度人が足りないクラスに入れられる感じでした。
イズミル支店でしたが、最初の先生はサムソンの実家から授業をしていました。
トルコのwifi環境が悪いせいか、よく先生は落ちます。
今までは、トメルで勉強するというのは、留学しないとなりませんでした。
その間に仕事を辞めて、1年以上滞在しないとならないので、時間も費用もかかります。
私のように仕事の責任がある場合にはかなり難しいのです。
私にはトメルは不可能な夢でしたので、オンライン化はとても嬉しいチャンスでした。
さっそく連絡をして、費用を支払い、先生がzoomのIDとパスワードを送ってくれて
自宅から、オンラインで授業に参加ができます。
時間もそれぞれですが、私は午後3時から7時まで(途中で午後3時から6時に変更)でしたので、なんとかやりくりできる時間帯でした。
私の場合は、自分の講義のある時間帯は、自分が学生に授業をzoomで教えて
そして、またトメルに参加する、という感じでした。
参加時間が欠けるのですが、一日の時間が長いので最低でも数時間は参加ができたのです。
トメルへの連絡方法ですが、メールで連絡する、Whatsappで連絡する、国際電話で連絡する、などで連絡して、英語で話すか、初級トルコ語で頑張って話す、書くなどでトライしてみてください。
費用ですが、最初は900TL、最終は1600TL/月でした。二万円くらいです。
以前書いたと思いますが、私はトランスファーワイズでアンカラ大学の口座に送金をしていました。
(送金する際は、必ずメモに支店名と学生名を書くこと)
3か月一括割引付などもありました。
どんな授業体制か
トメルの過程は、初級が1-4
中級が1-4 上級が1-4 と全部で12課程 1課程が一月かかるので、最初からだと最短で12か月かかります。
これが教科書です。これプラス練習問題がそれぞれあり、PDFの問題集も配布されます。
本はトメルの支店で最新版を購入して日本に送ってもらわないとなりません。
私はパパティアミーティングでの友人たち(下案内あり)がイズミルにいるので、彼らの誰かに頼んで、ついでの時に送ってもらいました。
もちろんコミッションなしです。
(以前オンラインがなかった頃はトメル半年で授業料下宿代で数百万円支払わせたブローカー在土日本人がいましたので気を付けてくださいね)
T1のクラスは、いろいろな国から参加している人たちがいました。
トルコ語は全く初めて、という学生(社会人、主婦、学生など)、最低8人のクラス編成です。
その後、どんどん参加者も変りました。最後まで続けたのは私だけでした。
私たちにとって900TL-1600TLは、それほど大きい額ではありません。
為替の変動があっても2万円前後。
でも、トルコに住む働いていない主婦や子供にとっては結構額が大きいらしく、TT1で辞めてしまった学生も多かったのです。
家族の収入の半分近くになる場合もあるので、そうはいかないのでしょう。
また、ラテン系の学生は、バカンスなしで勉強は続けられない!と言ってお休み優先という人たちもいました。
7月8月は、外国移住したトルコ人が、子供にトルコ語を教えるために小学生から大学生の参加が多く、
カメラ越しに兄弟げんかや飲食など驚く光景も多かったです。(笑)
教科書の文章も、なかなかいいことが書いてあるのです。
人間の感性は、国が違っても同じなのかなとも思いました。
これを書いていた頃は、中級クラスにいたのですが、最低数の4人だった月が続きました。
中級の最後のクラスから、実は人数が増えてくるのです。
中級は結構難しいので、ここで辞める学生が多いそうです。
そして、ディプロマを得るために再び勉強する人が多くなります。
最後の上級2か月はホントに大変でした。ほんとにトメルの宿題は多いのです。
それをするのに私は2時間以上は必要なのです。仕事との両立が大変でした。
そして、トルコに住んで、トルコ人と暮らしている、そういう五感を使って体得していく学生には全くかないません。
ディプロマって?
修了証書のことです。
ディプロマ、こんな感じです。卒業証書みたいなもの。
読解、聞き取り、作文、対話、演説の試験を受けて合格点に達すると卒業認定されます。
上級クラスにいた頃は、女医さんがいました。中国からトルコに来ていて、DEUで研究者をしているけれど
中国の医師給料よりもトルコの方がいいのでトルコで医師免許を取るためにディプロマがいるというのです。
日本人から見たら、それだけですか、、、というトルコの給料ですが、それでも周辺諸国の人々や中国と比較すると良いというのです。
ここで、また自分の愚かさを知ったという気がしました。
このディプロマは、外国人がトルコで大学受験をするために必要で、また仕事の為にも必要なのです。
私も、このディプロマがあるので、友人の大学の大学院で農学か薬草学か、ガレノス博物館の為に必要な学問を学ぼうと思っています。
TÖMER(トメル) のメリットは何か?
コロナのお陰で、トメルで勉強することが出来るようになったのですが、このメリットはなんでしょうか。
トメルで学ぶことですが
読解、聞き取り、作文、対話、演説、単語理解
毎日3時間、ネイティブの先生や同じ学ぶ学生と話せる。
2か月に一度の試験が行われます。
これらは、日本のトルコ語講座では不可能です。
日本で学べるのは文法だけ、と考えても良いくらいだと思います。
読むのも作文も、ネイティブがいないと、どれが正しいのかは本を読んだだけではわからないからです。
トルコ語で口を動かす、一種のその言語での口の筋肉 声を出すための筋肉を鍛えないと喋れません。
そして、脳、日本語を介さずにトルコ語だけで考えて話す、それを作り上げないとなりません。
私は、言語は専門ではありませんが、こんなに面白く、楽しく、時には辛くて泣いて勉強した経験はそんなにありません。
本当に楽しかった。
ディプロマを取得した後に、イスタンブルトメルのイレリ(更に上の)クラスに参加させてもらったのですが、
これは正に神授業でした。先生が明るく、生徒たちも穏やかで良い人たちばかりでした。
ここでは複文の作文、これは今まで勉強できなかったので
本当によい経験になりました。
イスタンブルのクラスでは、私が楽しく参加できるように気を使ってくれた友人たち、
親切なシホちゃん ほんとうにありがとう。
イズミルのクラスでの友人たち。本当に感謝です。
月2万円で、20回。一回あたり1000円、1時間あたり330円。
こんなに安くて、効果のあるオンラインの勉強はなかなか魅力的です。
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パパティアミーティングのお知らせ
毎週日曜日夜9時からやっている「パパティアミーティング」
今週末は65回目になりました。
日本人とトルコ人の交流活動です。
(特定非営利活動法人日本ガレノス協会とパパティアフェスティバル実行委員の共催)
毎週は、トルコ語と日本語を勉強しながら交流をするということをしています。
毎月最終週は、講演になります。
トルコの民族舞踊と衣装
村上 佳也
東京都出身 日本工業大学卒
96年から97年にトルコへ滞在しトルコのフォークロアの調査研究を行う。
日本フォークダンス連盟公認2級指導者
東京都フォークダンス連盟講習部部長
民族舞踊研究会スランツェ会長
フォークダンス活動30周年
トルコをはじめ、世界中の民族舞踊を研究し、トルコ舞踊が専門。96年から97年に民族舞踊の調査、研究のためトルコに滞在。毎年トルコでの調査、研究をしながら、舞踏指導をする。
7月25日夜9時から 10分前には開けています
Zoomミーティングに参加する
https://us02web.zoom.us/j/9991860325...
ミーティングID: 999 186 0325
パスコード: papatya
ぜひ、事前登録などはありませんので、日本時間夜9時 トルコ時間午後3時にzoomからご参加ください。
費用も無料です。