頭を使うことは、筋肉を使うことと同じです。
脳細胞だろうが、体の筋肉だろうが、生きている身体であることにかわりはありません。
そして、生きている以上は、使わなければ鍛えられません。
その点で、脳を使うことは筋肉を使うことと、まったく同列に考えた方がいいのです。
どちらも、なまけてほっておいたら、「自然に」能力が落ちてしまう。
逆に、使えば、どんどん能力が強化されます。
生物の身体なのだから、そういう基本的なところに違いはありません。そういうふうにできているわけです。
人間は、「知恵の動物」だと思います。
動物として、もっとも発達しているのは、脳機能、つまり知能だからです。
ただ、人間は社会で生きて行く存在なので、むしろ自分の知能の発揮だけをあてにするのはナンセンスです。
人は、知恵があるわけだから、むしろ自分の知能の使い方も、社会全体で知恵ある使い方にすることで、より知恵が発揮される生き方になるようにして行ける。
知恵を環境化して、みんなで使うことで、そのポテンシャルは、そこにかかわる人の力で自ら上がって行くのです。
知恵の総体性への傾向と、その総体化された知恵が使える傾向とが循環していなければなりません。それが、知恵の一体性となる。
そのための、逆ピラミッドです。
社会のもとで生きていれば、自然と頭を使うことばかりです。
人間自身の社会なのだから、当たり前ですが、自然と頭を鍛えられるようによくできている。
そこを、より自分よりに、しかも社会生活に矛盾もなく、そして自分の頭が活性化される生き方を、逆ピラミッドの力学でしてください。
自然に鍛えられる知恵の生き方です。