※約1年6ヶ月前の記憶を思い出しながら書いています。
大部屋へ移動になって、個室MFICUよりも動けるようになり予定帝王切開日までのんびり入院生活を送ろうとしていたところ、その日はやってきた。
その日は旦那がお休みだったので、個室のときはなんとなく我慢していたお菓子を大量に届けてもらった。
そして午後。
昼食を食べて点滴を差し替えて、身体を拭いて(シャワーは2日に1回だったので)我慢していたお菓子を楽しもうと計画していたさなかの、身体を拭き終わった後。
何も前触れもなく、股から生理の時みたいな、さらっと出血した感覚があった。
さまかと思ってその場で確認すると、鮮血だった。
そして、止まらない。ずっと出ている感覚があった。
すぐにナースコールをして看護師さんに来てもらう。
看護師さんが来て説明してる間も血が止まらず、しかし焦りながらも冷静だった気がする。
この時に対応してくれた看護師さんたちも冷静だったから、私も落ち着いていられたのかな。
さすが総合病院。
応援の看護師さんが来て、スマホやら歯磨きやらを持って、ベッドごと個室MFICUへ移動。
先生も来て、看護師さんもたっくさん来て、すぐに帝王切開になると告げられる。
股にはガーゼを詰められる。
旦那に、これから連絡取れなくなるから病院に連絡するようLINEで連絡。
(たまたま近場で買い物をしていたので、30分後には病院に来ることができた)
個室へ移動してからお腹にモニターを付けてもらったけど、赤ちゃんは無事、元気と言われた。
本当に元気だったのかは不明(^_^;)
もっと質問すれば良かったなぁ。
赤ちゃんの全部が無事なのか、出てこようとしているのか、少し苦しいのかとか。
なんで出血したのかとか。
しばらくしてベッドごと手術室へ移動。
到着してからは、ものすごい数のスタッフさんがいたことを覚えている。
全身麻酔をかけられて、
「眠くなりますよ〜、眠れなくてもお腹にへんな違和感を感じるかもしれません〜」
と言われ、股のガーゼを取り出されて、手をぎゅっと握ってくれたから握り返して、そこから記憶なし。
目が覚めると、まずは目を開ける前に耳でガチャガチャ聞こえて、次に目を開けた。
すぐ喉に入ってる呼吸器を取ってくれて、「あーっと言えますか」みたいな意識確認をした。
手術が無事終わって、ベッドごとMFICUへ戻る。
赤ちゃんは、一瞬だけ泣いたけど呼吸ができずすぐ呼吸器を付けてNICUへ運ばれた。
私は一度も見ていない。
MFICUへ戻る途中で旦那と顔合わせした。
面会禁止だったので一ヶ月ぶりくらいの顔合わせかな?
このときの感情は忘れちゃった(笑)
でも旦那は、手動の呼吸器を付けてNICUへ運ばれる赤ちゃんと対面してて、いろんな感情を抱いたみたい。
この日のことは、1年6ヶ月経った今でも鮮明に覚えている。
たまたま旦那が休みですぐに駆けつけてこれたのは良かった。
赤ちゃんが無事に生まれてきてくれて良かった。
私も生きていられて良かった。
いろんな運があった気がします。