12月17日(日)
天候:晴れ
会場:中央公園グランド
都築杯決勝トーナメント1回戦
vs豊田東
●0-4(0-1、0-3)
フレンドリーマッチ
vs保見SC(20分/1本)
●0-2
日頃はチームの活動にご協力頂き、ありがとうございます。
都築杯決勝トーナメントに臨みました。
「勝つ」ことにこだわり過ごした1ヵ月。この試合で「勝つ」ことを目標にしてきた1ヵ月。「優勝」を目指してサッカーに取組んだ1ヵ月。
結果は、0-4の敗戦。完敗、、。
新人戦の借りを返すどころか、完膚なきまでに叩きのめされ、返り討ちにあいました。選手達の想いとは正反対の結果となりました。
選手達は強い気持ちを持ち、最後まで戦うことができました。試合開始直後には決定的なチャンスを作る事もできました。そのチャンスを決めれなかった後にコーナーキックから失点。失点のショックと相手の素早いプレッシャーでズルズルとDFラインが下がり、空いた中盤のスペースを使われ、ほとんどが自分達のコートで守備をする時間となってしまいました。ボールを奪っても、ラインが低い事、味方選手との距離が遠い事から、パスを繋いで前に運ぶことができず、また守備に戻る繰り返しでした。
1ヵ月間、積み上げてきたサッカーを表現する事ができませんでした。
『止める、蹴る、運ぶ』技術や、球際での強さ、マークに付かれていてもボールを前に運ぶ推進力など、相手との差を感じさせられました。加えて、サッカーを楽しむ事でも相手が上回っていました。
試合後、悔しさのあまり、涙を流す選手もいました。負けた事への悔しさや、自分の仕事ができなかった悔しさ、力を出し切れなった悔しさ等、色々な気持ちだったと思います。普段なら、1日の全ての活動終了後に保護者の方々に挨拶に行きますが、今回はあえて、試合直後に挨拶に行きました。1ヵ月間、真剣にサッカーに取組んだからこそ、努力したからこそ、流す事ができた選手達の本当の涙や、悔しさが滲んだ彼らの表情を保護者の方々に見てもらいたかったからです。いつもはふざけてたり、すかしてみたり、中々、自分達の本音を見せてくれない子達ですが、そんな彼らが見せてくれた飾りのない姿を観ることができました。
気になった選手とは個別で話をしました。いつも、力いっぱい相手に向かってファイトしている選手が、友達や保護者の方が自分の練習に付き合ってくれたけど、努力したけど、結果が出せなかったと涙を流した姿に、もらい泣きしそうになりました。そんな選手の背中をいつも押してあげられる指導者でありたいと思います。
1ヵ月間、「勝つ」ことや「優勝」する事を選手達に言い続けてきた事には理由がありました。選手達同様に本気でそれを目指していましたが、何よりも目標に対して、
・何をすれば良いのか?
・どんな気持ちが必要なのか?
・どうやって努力するのか?
など、目指している場所へ立つ為の取組み方を学んでもらいたかったからです。本当なら試合に勝ち、優勝し、達成感を得て欲しかった。残念ながら、そうとはいきませんでしたが、1ヵ月間の選手達や、試合後の姿を見て、大事なことを学べた1ヵ月間にできたと思いました。
今日の豊田東戦後に自分のスマホが無い事に気付きました。朝はあったのに。ダメなオッサンです、、。どれだけポケットを探っても、バックの中を探しても見つからず、フレンドリーマッチのウォーミングアップの時間になってしまいました。選手達に「携帯が無いんだわ、、」と言うと、アップより先に携帯探し始めてくれました。試合に出場しない選手はアップ中も探してくれました。笑顔で楽しそうに。何でも一生懸命できる子供達が羨ましく思えました。結果、子供達が見つけてくれました。恥ずかしくてどこから出てきたかは言えませんが、子供達に感謝!
閉会式後、無性にサッカーがしたくなり、ピッチ脇で子供達とミニゲームをしました。子供達同様に自分も悔しくて、モヤモヤして帰りたくなかったので、子供達に付き合ってもらいました。大声出して、小5相手にムキになってサッカー(笑)。楽しかった。サッカーって楽しいんだって思いました。負けて悔しいはずの子供達に救われました。
勝つ喜びを味わう為には足りない物がまだまだ、たくさんあります。
倒したい相手は強敵です。ですが、今回の1ヵ月で学べた事もたくさんあります。選手達は1歩ずつ成長しています。焦ることなく、これからも一つ一つ、選手達と積み上げていきます。
『継続は力なり』
素直でサッカーが大好きな彼らなら、きっとできる。
次の目標に向かってまた明日から『真剣に全力で!』サッカーに取組みます。
曇り空で気温が低い中、選手達への温かいご声援、ありがとうございました。
※ミニゲームでコーチのわがままにお付き合い頂いた保護者の皆様、ありがとうございました。
ペレニアルSC 松山