ペンギンのばーちゃん渡英計画2006が始動したのは年末年始のことであった。私は右半身麻痺からなんとか脱出か?という時期に、小さな台所リニューアル工事が完了し、元上司とその夫がオンラインコールであれこれと台所を確認してくれた。
前回の母の滞在時にショールームにも連れて行ったことがある。ふんふん。。ふんふん。。。母はコロナロックダウンになるとは全く思って思ってもいなかった2020年春にペンギンの小さな巣の検分に渡英をするはずだった。ロックダウンでそんなことは吹っ飛んだ。2025年の再渡英まで5年のブランクがあり、前回は恐る恐るの渡英だった。その前までは孫を連れてブイブイ出歩いていたのだが、元上司に「おかーさんを一人歩きさせちゃダメだよ!」とのお達しもあり、昨年は鍵もクレジットカードも持たせず、ずっと私が付き添っていた。
気ままにしたい母としては窮屈なこともあったとは思う。とはいえ、たまたま熱波到来、それまで住んでいた地区とは全く異なる場所のペンギンの巣、久々の英国ということで母も戸惑うことが多く、また、本人及び私も母がどのぐらい体力があるのか=歩けるのか、把握できないこともあり、思ったようにあちこち行けなかったことは確かだ。
次兄が正月に訪問してきた時に
「おかーさん、あそこも行ってみたかったな。ちょこちょこ小旅行もしたかったけどもうできないな。」
繰り言をモチョモチョ述べていた。
次兄の明快な一言。
「また行けばいいやん」
「え。。。でも、、もう85歳だし。。。」
「去年できたんだから、今年も行けるんちゃう?」
「うーーん」
「来年はわからんけど、今ならなんとかなんやない?」
で、ペンギンのばーちゃん再空輸作戦始動なのだ。
母はありがたいことに、長距離を休みなく歩くことは難しくなったが、まだ杖もつかずに歩けるし、階段も登れる。近所では電動アシスト自転車を乗り回し、脅威の元気ばーちゃんである。
次兄としみじみ、母の年齢のことを忘れがちだが、未だに自立した生活をのほほんと送っている母で、我々は本当に幸運だと語った。贅沢三昧をしているわけではないが、田舎暮らしで使う用途もないので、昨今のフライト価格でもなんとか切符は買うことができた。先立つものがなければ何もできないが、それを持ったまま三途の川を渡ることはできない。今、体が動くうちに、「行きたかったなあ」というところには行ったほうが良いのだ。
さて、あとはペンギンがなんとかすれば良い、ということだ。ペンギンのかーちゃん、おもてなしは満足にできるのか?
「おばーちゃん来るの?」![]()
「そうだよ、パーシー、あと1ヶ月だね」
「去年はおばーちゃん僕のフリッパーぱふぱふするからびっくりしたよ」![]()
「だって、かーちゃんのかーちゃんだからね」