トレッキングシリーズ第2弾。
フィレンツェから電車に乗り、Compiobbi(コンピオッビ)からSettignano(セッティニャーノ)経由、フィレンツェまでのCAI1番(10.6km)→2番(12km)の歩けそうな距離の7kmくらいを行く独自コースです。
実は第1弾と今回の第2弾の間にフィレンツェ市のサイトにあるコースを歩いたのですが、途中で道が閉鎖されて少し迷いながらのミステリートレッキングになったので、それは削除。
今後は、赤と白のマークがしっかりとあるCAI(Club Alpino Italiano)のコースに限ることにしました。
フィレンツェSMN駅からコンピオッビ駅までは所要時間15分、2.60ユーロ。
駅を出て線路沿いの道を左に進むと高架下に早速CAIの赤と白のマークがありました。
これを見ると安心します。
Via della Rosaをひたすらフィレンツェ方面へ進む道は、ほぼ上り坂。
この写真では分かりにくいですが、場所によっては結構急な坂です。
でも周りはオリーヴ畑や素敵な門構えの家があり、気持ちのいい道になっています。
通りの名前がVia Terenzanoに変わってから少し進むと、Chiesa di San Martino(サン・マルティーノ教会)の看板が見えてきました。
中には入れませんでしたが、Terenzano地区に昔からある教会のようで、歴史を感じます。
本当は教会の看板がある上の写真の歩行者専用道路がトレッキングコースになっていたのですが、「あんな急な坂がコースじゃなくて良かった」と勝手に思いつつ、今まで歩いてきた道をそのまま先へと進みました。
が、「ん?なんだか道が違う。もしかしてさっきの急な坂を行くのが正解だった?」と思い、途中からもとのコースへ戻れる道を調べて軌道修正。
そう、教会近くの急な上り坂までは戻らずに何事もなかったかのようにVia Montegironeを前へ前へ。
こういうこともあります、はい。
こちらの家からはピアノの音が聞こえたりして、なんとも長閑なコースです。
Via del Crocifissaltoに入る所には十字架があり、この辺りに来ると遠くにドゥオモを見る事が出来ました。
オリーヴの木越しに見えるドゥオモ。
こういう景色を昔の人も見ていたんだろうなと思うと感慨深いです。
マウンテンバイクで颯爽と通り過ぎる方と挨拶を交わしたりするのもトレッキングの楽しいところですね。
1番のマークとこの付近のトレッキングコースの案内もあり、まだまだ挑戦しがいのあるエリアです。
セッティニャーノに到着する前には左手に立派な建物のVilla Ganberaia(ガンベライア邸)が見えてきます。
宿泊施設と素敵な庭園がある邸宅で、庭園だけの見学も可能です。(有料)
ゆっくりのんびりとトレッキングをされる方はここの見学をプランに入れてもいいですね。
Villa Gamberaia
https://www.villagamberaia.com/
庭園見学可能時間
月~土曜日 9:00~18:00
日曜日 9:00~17:00
料金:大人15ユーロ 学生10ユーロ
全コースの3分の2くらいで、ちょうどセッティニャーノに到着です。
フィレンツェ市内からも市バスの10番で来られる小さな町です。
町中のCimitero(墓地)の看板に従って進み、墓地の横を通ると1番と2番のコースの別れ道になります。
まっすぐ進むとFiesole(フィエーゾレ)へ。
でも今回は左へ曲がり、ここから2番のコースへと進みます。
なぜかマークがないので不安になりますが、間違いなくここは2番のコース。
前半は上り坂だったので、後半は下り坂です。
これまた結構急な坂。
遠くにぶどう畑や途中に教会を見ながら進み、並木道を通って今回の終着地点のPonte a Mensola(ポンテ・ア・メンソラ)へ到着です。
ここでようやく2番のマークを見つけることが出来ました。
到着地点には、トスカーナ料理のお店Trattoria Osvaldo(トラットリア・オズヴァルド)があるので、ワインと料理で疲れた体を癒してあげたら完璧です!
Trattoria Osvaldo
http://www.trattoriaosvaldo.it/
帰りは、Via Gabriele D'Annunzioにあるバス停から10番に乗ってフィレンツェ市内のP.zza San Marco(サン・マルコ広場)まで行く事が出来ます。
景色を楽しみながら、ゆっくり歩いて2時間半。
お勧めのコースです。