ペルバッコ気まぐれブログ

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個人、法人問わずイタリアを目指す方のためのコーディネイト会社&旅行会社(株)バッキーノのスタッフが、魅力あるイタリアの日常を気ままに綴ります。

2024年もあと2週間を残すところとなりましたが、皆様いかがお過ごしですか?

 

フィレンツェの街は、来週のクリスマスに向けてプレゼントを求める人達で賑わっており、ショーウインドウもクリスマスバージョンでとても華やかな雰囲気となっております。

 

少し遅くなりましたが、先月の「イイ肉の日」の報告です。

 

2024年最後の回ということで、少し早い忘年会も兼ねての開催となりました。

 

場所は、2017年3月29日にも訪れたRistorante Cafaggi(リストランテ・カファッジ)

1922年創業なので、もう100年以上の歴史がある、古き良き時代を感じさせてくれるレストランです。

 

まずお店のこの縦看板「RISTORANTE」が素敵です。

昔はもっとこのタイプの看板があったと記憶しておりますが、年々少なくなっている気がします。

 

店内が見えないようになっている窓のカーテン、店内にある木製のコート掛け、天井から下がるシャンデリア。

写真は撮りませんでしたが、前菜やデザート、コーヒーなどを用意するお店に入ってすぐのカウンターなど、そうレトロなのです!

110年、120年、130年・・・・とこれからも代々続いて欲しいですね。

 

 

 

 

 

 

さて、頂いたものはこちら。

 

↓↓↓↓↓↓↓↓↓

 

●アンティパスト

・Crostini toscani di fegatini

鶏レバーのトスカーナ風クロスティーニ

参加者の1人がいろいろなお店の食べ比べをしてくるらしく、ぜひとリクエストあり。

日本のお味噌汁のように、お店によって違うので気になる気持ち分かります。

 

・Lingua salmistrale della Casa

スライスにしたリングア(タン)

見たままタン!

このようにスライスをして出している所もなかなかないので、珍しい一品。

これ、美味しかったです。お勧めです。

 

 

・Carciofi FrittiとZucca gialla fritta

付け合わせメニューにあったアーティチョークとカボチャのフライをそれぞれ注文。

いや~この揚げ物2品、衣がとても軽く、すごーく美味しかったです。

150回近くの「肉の日」で、いろいろな揚げ物も食べてきましたが、これは1~2位を争うものでした。

 

 

 

●プリモ

・Risotto all’empolese(coi carciofi)

エンポリ風リゾット(アーティチョーク入り)

フライに続き、リゾットもアーティーチョーク。

個人的にリゾットは家ではあまり作らないので、外食の際には選ぶ機会が多いです。

今回はアーティチョークの季節ということで、これをみんなで選びました。

 

・Tagliatelle ai funghi porcini

ポルチーニ茸のタリアテッレ

先月ポルチーニ食べられるかな?と思っていましたが、メニューになかったので11月にリベンジ。

プリモは2品共に、誰かの家でご馳走になっているかのような家庭的なホッとする味付けでした。

 

 

 

 

●セコンド

・Rognoncino di vitella trifolato

仔牛の腎臓を煮た一品

これは臭いから嫌だという反対意見と、なかなか食べる機会がないからどうしても食べたい賛成意見に分かれたので、お試しということで一皿注文。

臭みは全くなく、これがまた美味しく大好評でした。

 

 

 

・Costolette d’agnello alla griglia con insalata mista

仔羊のロース肉グリル、ミックスサラダ添え

仔羊はね、やっぱりね、美味しいですよね~。

 

 

・Fiorentina nel filetto a peso, al kg

フィレ付き、ビステッカ・アッラ・フィオレンティーナ

ビステッカはもちろんヒレ付き

今回は約2キロをペロリ

 

 

品数をそう多くは頼まなかったので、追加したのがこちら。

 

●追加メニュー

・Carciofi Fritti

美味しかったのでおかわり!です。

 

・Cervello di vitello fritto con carfioci fritti

仔牛の脳みそのフライ、アーティチョークのフライ付き

今回の参加者、ゲテモノ好き&揚げ物好きだったのかもしれません。笑

ここにもアーティチョークのフライが!

脳みそは白子みたいで美味しいです。

 

 

 

お腹も落ち着いたところで、甘いものへ。

 

●ドルチェ

・Torta Tenerina con salsa d’arancia

オレンジソースがかかったソフトチョコレートケーキ。

いくつか頼んだ中でも美味しかった一品。

これも家庭的で優しい味わいでした。

 

 

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オープンと同時の19:30は観光客の姿もありましたが、遅い時間帯は常連さん、地元の人達で賑わっていました。

そうそう、数種類のメニューからプリモ1品+セコンド1品、パン、席料、サービス料込みで€25というお得なセットメニューもありました。

 

22時もまわり、お会計を頼んだのですが、10分経っても15分経ってもこず、???と思いキャッシャーに行ったところ、みんなズラーッと並んでお会計の順番を待っているではありませんか。

でも誰も怒っているわけでも慌てているわけでもなく、順番になるとお店のご主人とお喋りをしながらゆっくりお会計。

 

ご主人「●ユーロです。」

お客様A「エーッと、私達3人だったから、1人・・・。」

ご主人「3人で割ると、エーッと、●ユーロだね。」

お客様B「私はカードで払いたい。」

お客様C「私は現金で。」

ご主人「Aさんは? じゃあ、カードのBさんはこれにカード通して・・・・。」

 

というやり取りをしつつ、+お喋り。

 

そりゃあ時間かかりますわ。笑

でもそれも良し!

 

 

今年何回も参加してくれたAさんが、来春、日本に帰国するということで最後の参加となりました。

短い間でしたが、楽しく美味しい時間を共にしてくれてありがとうございました!

日本でもたまーに開催するので、またどこかで再会出来ることを願ってます。

 

来年の初回はいつなのか?

またそれはここでお知らせします。

 

今年も1年間ありがとうございました!

また来年もどうぞ宜しくお願いいたします。

 

毎年恒例のオリジナルカレンダー2025年版が出来上がりました!

2025年はカレンダー制作15年目となります。

毎年秋にカレンダーミーティングを開くのですが、今までのカレンダーを全て並べて眺めながら、

「こんな画像は●年で使ったな。」
とか
「いや~、●年のこの画像は良かったよね。」
とか
「これも入れたいけど、もう入れられない!でも入れたい。」
「じゃあ、これ抜かしてもいいよ。」

と思い出に浸りつつ、スタッフ譲り合いながら画像を選んでいます。

が、15年間、一度も譲ることなく、変えることなく一貫しているのが表紙。

「フィレンツェのドゥオモ」を入れること。

 


 

毎年、「もうドゥオモじゃなくてもいいのでは?」という話も出ますが、「いやいや、ここまで続けたんだから可能な限りは続けよう!」となるのです。

今年の表紙、このアングル、かなり気に入っています。

その他、各月のタイトルと詳細はこちらです。
今年は動物はいませんが、可愛い子どもたちが2つの月を飾ってくれました。

 

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表紙:Cattedrale di Santa Maria del Fiore e Campanile di Giotto, Firenze
「花の大聖堂とジョットの鐘楼 フィレンツェ」
ドゥオモと鐘楼の間から顔を覗かせている金色の十字架。

1月:Basilica di San Francesco, Assisi
「聖フランチェスコ聖堂 アッシジ」
世界遺産の聖フランチェスコ聖堂。黒い空に映える聖堂、綺麗です。

2月:L’Edicola al Tramonto, Catania
「夕暮れのエディーコラ(キオスク) カターニア」
オレンジの光とヴェスパ、イタリアらしさが出ています。

3月:Naviglio Grande, Milano
「ナビリオ運河での校外体験」
その昔、川の流れを利用して運送手段となっていた歴史ある運河でこんな体験出来るなんて。

4月:Una villa in Val d'Orcia, Toscana 
「グラティエーターの邸宅 サン・クイリコ・ドルチャ」
2000年公開の映画「グラディエーター」に登場した主人公マキシマスの家。

5月:Campo d’Uva, Langhe 
「ランゲ地区のぶどう畑」
世界遺産のランゲ地区。秋の色も綺麗ですが、初夏の緑も画になります。

6月:Uno dei borghi piu belli d'Italia, Loro Ciuffenna / 
「最も美しい村協会(I bolghi piu` belli d’Italia) の一つに登録されているローロ・チュッフェンナ」

7月La Battitura, Panzano in Chianti 
「小麦の脱穀、パンツァーノ・イン・キャンティ 」
年に一度の大切な行事、赤いバンダナが団結の印。

8月:Il mare di Iglesias, Sardegna
「サルデーニャ島 イグレシアス地方の海岸」
サルデーニャ島の海はなんでこんなにも綺麗なんでしょう!

9月:Stanchino per Vendemmia, Modena
「収穫、おちゅかれちゃま モデナ」
お父さんのお手伝いでちゅかれちゃった。ご褒美の美味しいお昼が待ってるよ!

10月:Mulares, Milano
「ミラノの壁面アート ポルタ・ヌオーヴァ地区」
後ろの新、手前の旧の建物、壁面アートがミラノらしさを出しています。

11月:Un angolo di Venezia
「ヴェネツィアの街角」
小道が入り組んでいる街、この色合いがラビリンス感を増しています。

12月:Illuminazione Natalizia, Firenze
「クリスマスのイルミネーション フィレンツェ」

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今回も、作成料・送料など実費(1,700円+消費税170円=1,870円)をご負担頂ける方に年内到着で提供いたします。

ご希望の方は12月19日(木)までに下記バッキーノのメールアドレス、又はバッキーノFBの直メッセージにお名前・発送先ご住所・ご希望冊数をお知らせ下さい。
その後、こちらよりお振込先他、詳細をお知らせいたします。

件名:「2025年カレンダー申込」

ご連絡先:

info@bacchino.co.jp 

又は

バッキーノFBの直メッセージ

カレンダーがなくなり次第終了となります。

皆様からのご連絡をお待ちしております。

2024年もあと少し、皆様良いお年をお迎えください!

スタッフ一同

7月以来、3ヶ月ぶりの「肉の日」。

 

今回の場所・Piatti e Fagotti(ピアッティ・エ・ファゴッティ)は、以前も一度考えたのですが、ちょうど定休日にあたってしまいその時は出来ず、念願叶っての10月開催となりました。

 

 

フィレンツェからFiesole(フィエーゾレ)行きの7番バスが通るSan Domenico(サン・ドメニコ)エリアにあり、フィレンツェ外でありながら簡単に来られるのが嬉しいお店。

 

この辺りは、昔は小さな食材店や肉屋、ワインを売っているエノテカなどがあり、肉屋があった場所を2人のイタリア人が今のお店にしたのが2011年のこと。

店内は、大理石の壁や床、肉の値段表など肉屋だった時の面影があり、また無造作に置かれた昔のキッチン道具がなんだか懐かしさを感じさせてくれます。

 

 

レストランの隣には彼らの食材店もあり、昔の雰囲気を残しつつ、新しい時代へと進んでいます。

店名の「料理とファゴット(楽器)」の通り、HPには音符が描かれており、自分達をバンド、オーケストラに見た立てているのが可愛いですね。

 

さて、参加者9名で頂いた料理はこちら。

↓↓↓

●アンティパスト

・Sformato di Pere con Formaggio fondente

洋ナシのスフォルマ―ト、チーズがけ

洋ナシの甘味と塩味のあるチーズ、よく合っていました。]

 

・le Polpettine del Signor Pelliccia

ポルペッティーネ=ミートボールなのですが、Pellicciaという単語が付くと、ジャガイモ沢山・肉は少しになり、このいい方と料理方法は昔ながらのトスカーナ料理のひとつなんだそうです。

このお店にはありませんでしたが、Stufato di Pelliccia=ジャガイモ沢山・肉は少しの煮込み料理などもあるそうです。

Pellicciaは毛皮という意味。

想像ですが、高価な肉は使わずに、安く手に入る肉を沢山のジャガイモと一緒に調理することにより、かさを増していた名残なんでしょうね。

いや~初めて聞き、そして知りました。

そういえば、このポルペッティーネを食べた時に、Mさんが「これ、ジャガイモいっぱいで、コロッケみたいだね。」と言っていました。

まさにそれ!

 

 

 

 

●プリモ

Risottino ai Finferli

フィンフェルリのリゾット

フィンフェルリは、和名でアンズダケというそうです。

ポルチーニを狙っていたのですが、今シーズンは終わったばかりとのことで、唯一のキノコを頂きました。

 

 

 

●セコンド

・Bistecca alla Fiorentina 2,4kg

ビステッカ・アッラ・フィオレンティーナ 2.4キロ

フィレ付き、1枚約1.2キロを2枚。

やはりビステッカはフィレ付きじゃないとね。

 

 

・Tacchino ripieno con Frittatino di rape e formaggio

カブの葉とチーズをイタリア版卵焼きのフリッタータにして、それを七面鳥のお肉で巻いたもの。

この日久しぶりに参加してくれたRさんが七面鳥好きということもあり、これにしました。

特に中身のフリッタータが美味しく、頼んで正解!

 

 

●付け合わせ

Carciofi fritti

アーティチョークの揚げ物

季節のお野菜は欠かせません。

 

●ドルチェ

・Castagnaccio

・Zuppa inglese

・Tiramisu

・Creme brulee

・Torta di pere e cioccolato

各々食べたいものを注文

栗の粉で作るカスタニャッチョはこの時期限定なので、もちろん注文

 

 

 

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料理の他に、この日の重要アイテムだったのがワイン。

 

というのも、私達がかれこれ20年お付き合いのあるワイナリーのオーナーさんがこのお店を愛用していて、お店のワインリストにも白・ロゼ・赤共に入っているのです。

しかも他のレストランよりはかなり安い料金設定になっている気がするので、ここに行かれる際にはぜひRenzo Marinai(レンツォ・マリナーイ)のワインを頼んでみてください。

 

 

 

長くなりましたが、以上が10月「肉の日」の報告です。

 

さて、今月は今年最後の「肉の日」。

少し早い忘年会も兼ねて、ワーッとやりたいなと思っています。

 

またその詳細は改めて。