<10th Dec Wed>

昨日ロイヤルオペラで始まったヘンデルの「アリオダンテ」には4回行く予定で、毎回着物で行こうと思っていたのに、昨夜は天気あやしかったし長いしで最初からめげて洋服になりましたが、明日のリッツホテルのランチには絶対着物で行こうと、あれこれ迷って(これが楽しいんですが)、準備済み。

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12月3日は一人でEnglish National Operaに行きました。

ENOは全部英語にしてしまうのが嫌いなので滅多に何やってるかチェックすらしないのですが、ヘンデルは好きだし(昨夜はロイヤルオペラでアリオダンテ観ました)、このPartenopeは評判も良くて、なんと言ってもイギリス人カウンターテナーでは今一番気になってるヒュー・カッティングが出てるので、行かなくては。

空席が多い場合、ここにはありがたい割引システムがあり、開演3時間前からシニアは半額で買えるので、それを狙って、めでたく最前列を50ポンド足らずでゲット。いつもこんなありがたい席がこの値段で買えるのなら、英語でも我慢して、又行こうかしら?

 

 

 

ナポリの女王パルテノペをめぐって複数の男性が求愛する恋の駆け引き他愛ない話で、男装の女性とかも出てきて揉めますが、もちろん最後はハッピーエンド。細かいことは気にしなくて、美しいバロック音楽とテクニックを駆使した歌唱で、長いけど、気軽に楽しめます。

 

それには歌唱力が大事なのですが、良いレビューだけあって、タイトルロールの黒人ソプラノがやや金属的な声で残念だった以外は(すらりとして素敵だけど)、皆さん上手で聞き惚れました。

お目当てのヒュー君をオペラで聴くのは初めてだけど、期待通り素晴らしくて演技も上手。もう一人のカウンターテノールのアメリカ人ジェイク・エングバーはヒュー君ほどではないけど充分上手だし、タップダンス出来るし階段をスローモーションで転げ落ちて最後は逆立ちして大受け。

男装のケイティ・ブレイは姿も声もチャーミング。テノールのルーパート、チャールズワースはロイヤルオペラで主役じゃないけど2022年のアルチーナとか2017年のミトリダーテに出てて、ルックスも良いし前から好きな人。

 

トラファルガー広場近くのコロシアム、かつてのようにオペラだけでは生き残れないので、日本語で「千と千尋」やったりしてますが、とても美しい劇場なので目一杯活用して欲しいです。

 

 

 

 

 

毎年同じだけど、リージェント・ストリート周辺のクリスマス飾りの天使天使は人気。そろそろ新しくして欲しいけど。

 

レスタースクエアではスケートリンクが出来てました。

ちょくちょく行くWigmore Hallは、2時に終ってからちょっとどこかに寄るのにちょうど良いのですが、12月1日、日英ハーフのテノールあまりさんのWigmore Hallのランチタイム・リサイタル(→こちら)の後は近くの素敵な教会をカフェに改造したメルカト・メイフェアーに寄ってみました。この時期混んでるでしょうから最初から見学だけのつもり。

 

1820年代に立てられたMt Mark's教会ですが、1950年代以降に信者が減少し、1974年に教会としての役割を終え、しばらく放置されていたものを(最重要保存指定なので壊すことはできない)、2014年にGrosvenor Estatesが買い取って修復改装され、2019年にフードコートMercato Mayfairとしてオープン。教会時代のステンドグラス等を残して荘厳な雰囲気を保ってますが(天井の梁は新しくしたそうです)、高級レストランではなくカジュアルな食事やカフェがほとんどで、美しい歴史的な雰囲気の中で気楽に楽しめる人気スペースになってます。

 

オープンしてすぐくらいに一度だけ行ったことがあり、その時はたしかお店は1フロアーだけだったですが、久し振りに行ったら規模拡大してて、4フロアー全部がお店やカフェやレストランになってました。

ロンドンの一等地、すぐ近くにセルフリッジズという大きなデパートもあり、次はここで何か食べたいです。

 

メイフェアという洒落た高級エリアで回りの建物も素敵。優雅なギリシャ柱まで。

 

 

天井の梁は新しいらしいです

一階と二階はびっしりピザとかのカジュアルな食べ物屋さんとカフェやワインバーピザ鍋カクテルコーヒー

 

一階のクリスマスグッズのお店

4階の屋上にも座れます

crypt地下礼拝堂にもお店とテーブルがあり、ここはそんなに混んでませんでした。

Tonariというカウンターお寿司屋さんもあり寿司、そこそこのお値段ですが、静かに落ち着いて頂けそうです。

 

すぐ近くのセルフリッジスの今年のウィンドウのクリスマス飾りも見ていきましょう

夜になるとイルミネーションで綺麗でしょう

ピノキオ

しょぼい年の方が多いのですが、今年はディズニーがテーマでなかなかよく出来てました。

これは一部で、他のウィンドウも。

101匹わんちゃん

メリー・ポピンズ

美女と野獣

<6th Dec Sat>

一昨日の日本舞踊イベントと今日の日本人会の忘年会には着物で行こうと思ってたのに、どちらも天気があやしかったので結局洋服で。今年は着物にあまり熱心になれないのは、久し振りに細くなって昔の服が着られるようになったのも一因かと。来週からのオペラ通いには雨でも着物で行くつもりですが。

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11月29日、38才のムスメが長年同居してるイギリス人の彼氏とCivil Partnershipというセレモニーをしました。

これは2004年に同姓カップル向けに導入され、たしか第一号がエルトン・ジョン。

結婚と同じ法的保護を受けられる制度で、2019年以降は異性カップルも利用可能に。今は同姓カップルでも普通に結婚できるそうなので、なぜこの制度がいまだに残っているのか不思議だし、ムスメ達がなぜ普通に結婚ではなくこっちを選んだのさっぱり理解できないのですが(費用も同じなのに)、まあ、とりあえず一歩進んだわけで、ほっとしてます。

イギリスでは同棲が道徳的に責められることはないのですが、二人で家を買った彼女たち、もしどちらか死亡した場合に名義変更でかなりお金が掛かるというのをトーチャンと私は問題視して、「その損害を避けるためにだけでも結婚した方がいいのではないの?」と言ってたのが功を奏したと思うので、これで法律的に結婚と同じ状況になって一安心。

 

うんと小規模なセレモニーにしたのは結婚ではないからかどうかはわかりませんが、出席者は私たち夫婦と、彼氏のお母さんとお姉さんだけで、場所は歩いて行けるテニスクラブ(ここに役所から係が来てくれます)。

 

 

 

トーチャンはこの日のためにジョン・ルイスというデパートでスーツを購入。ムスメが持ってるビーズのバッグは、私の大昔のもので、成人式の着物用(私の成人式は着物禁止だったので着てませんが)。

セレモニーの後、ジャパニーズ・レストランで食事し、6人全員が松花堂弁当お弁当。泡入り日本酒で乾杯日本酒。そこそこ美味しかったですが、量が多過ぎて私は完食できず。

その後、彼らの家でお茶しながら皆でお喋りして、彼のお母さんとお姉さんは田舎に車で日帰りで戻っていきました。お疲れ様でした。

この日のためにムスメが買ったこのドレス、結婚するのに黒ってのもどうかと思いますが・・。

私が着たトルコブルーのワンピースは、実は私が45年前に結婚した時に着たもので(共布のベルトは紛失)、糖尿病で食生活を一変して体重がうんと減ったおかげで久し振りに又着ることができました。まだ日本にいた時にたしか友人の結婚式のために買ったもので(物持ちが良過ぎるのは反省)、40年前の義兄の結婚式もこれで出席。寒かったので、光る素材の黒いジャケットをずっと着たままでしたが。

 

45年前の私たち爆  笑。出席したのは彼の両親とお兄さんのみ。

 

自分のが最小限の式だったことは全く残念に思ってないし、ムスメの選択にも異議なしです(今までに何度か、ウエディングドレスが並んでたりするのを見た時に「あの子に似合うのはどれかな?」とつい思ったりしたことはありますが)。とりあえず前進して、一安心。

<4th Dec Thus>

一昨日受けた帯状疱疹の予防接種で打ったところが赤く腫れて、まだかなり痛いえーん

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12月1日はWigmore Hallのランチタイム・コンサートへ。

テノールの一時間のリサイタルで、アマコヒロシさんという名前なので日本人かと思ったら、日英ハーフだそうで、お父さんが日本人、お母さんが北ウェールズで、日本の津で8才まで育ち、その後はイギリス在住だそうです。Royal Academy of Musicの大学院に在学中ということなので若いのかと思ったら、1992年生まれなのでおそらく33才で、結婚指輪してました。

以前はケンブリッジ大学でchoral scholar(合唱奨学生)だったそうです。イギリス人の歌手にはこの元コーラル・スカラーが多いのですが(トビー・スペンスとかもたしかそうです)、歌を歌うだけでいいので学力不要なのか、或いは他の科目を勉強するために歌を歌って奨学金もらうのか?、といつも疑問に思ってました。このアマコさんもトーチャンと同じカレッジなのですが、トーチャンは大学でそういう人に会ったことがないからわからないとのことで、Chat GPTに尋ねたところ、カレッジの聖歌隊で歌うことを条件に奨学金や特典を受ける学生で、学力は必要だとのこと。なるほど。

 

 

Hiroshi Amako tenor

Micheal Pandya piano

 

 

写真はアマコさんではなく、伴奏ピアニストのマイケル君。英国とインドの混血かな? 

アマコさんはこっち→ 

 

ほとんどが英語の歌で、ベンジャミン・ブリテンが多かったですが、彼のHoly Sonnets of John Donneだそうです。小難しい曲が多くて、気楽に楽しめるリサイタルではなかったし、声量もあって立派な歌唱でしたが、太めの声だし低い音が多くて、まるでバリトンのコンサートみたいだったのは、細い声のテノールが好きな私にはがっかりでした。でも、BBCラジオで生放送されるこの月曜日のランチタイム・コンサートに出たわけですから、で大したもので、是非頑張って欲しいです。 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

<1st Dec Sun>

11月はオペラ2回、コンサート5回、バレエ2回、映画1回(国宝)と、まあ平均的なスケジュールでした。

近所の公園には梅(おそらく)の花が早くも?咲き始めました。

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11月27日のバービカンでのLSOのコンサートをかぶりつきで。

アリス・サラ・オットはドイツ人の父と日本人の母を持つ37才のピアニストで、2019年に多発性硬化症と診断されて心配してますが、この日の演奏を聴く限りでは普通に元気で力強く見事な演奏でした。

ジャズの要素の強いラヴェルのピアノ協奏曲は短いですが斬新で面白い曲だし、他もそこそこモダンで聴き応えのある曲ばかりで、フランス人指揮者のアレクサンダー・ブロックは馴染みのない曲の説明もしてくれてすごく張り切って嬉しそうな様子でした。

相変わらず黒髪のキュートなおかっぱと裸足でチャーミングなアリス嬢、黒いオーガンジーの衣装も素敵だったし、少し英語でお喋りもしてくれて、次にここに来るのは2027年だと言ってました。アイルランド人のJohn Field作曲のノクターンのCDを出したそうで一曲アンコールで弾いてくれました。

 

 

Claude Debussy   Prélude à l’après-midi d’un faune

Maurice Ravel   Piano Concerto in G

Witold Lutosławski   Concerto for Orchestra

Maurice Ravel   La valse

 

London Symphony Orchestra  

Alexandre Bloch   conductor

Alice Sara Ott   piano