どこを探しても見つからなかった。
でもずっとそばに居たんだよ、あの子は。
宇宙の子になったあの子は
伝えたいことが沢山あったんだ
その方法がわからなくて。
期限が迫って…諦めたんだ。
そして、祈ったんだ。いつも見てたよ、君のこと。
そして、来たんだ。伝えられる日が。
沢山の伝えたいことと、思いと。
溢れる感情が、まだこんなに残っていたんだって。
沢山残してきた心があってね。
キレイな事だけじゃない・・・それを全部伝える必要はない。
宇宙の子は私に涙しながら感謝したの。
そうじゃないよ。
私がこころから感謝してるの。。。
目の前にいる、あなたをずっと探してた子に。
伝えられたあなたのこころ。
何かのルールで、選ばれたとしたら。。。
涙してるのは私の方。
あの子の思いを聞いた子は、
やっとランドセルが下ろせた。
黒くて重いランドセル。
黒く、重くしていたのは、自分。
だけど、聞けるまで下ろせないことだってあるね。
そして、宇宙のあの子も。
ランドセルを今下ろせたんだ。
同じ様に重く大きい。
それはね、同じではないけど。
でも、似ているね。
二人のこころは繋がったね。
そして、もうそこに私はいらないね。
ホントにすてきだね。
宇宙から感謝が降ってきた。
降らせてくれたのはあの子。
私は何で返せばいい？
ふたりの下ろしたランドセルは大切にしまうね。
ママの代わりに。。。
おめでとう。
本当の卒業？すこしそんな気持ちね。
この間の冬の桜は。あなたが見せてくれたんだね・・・
