もう1週間も前のことですが、NHK杯が終わりました。
羽生君が出るということも気になりましたが、
女子が気になる試合でした。
日本女子は果たしてファイナルに行けるのか?
勝負強さを一番発揮できるのは誰だ?
そう思ってみていましたが、一番勝負強かったのはやはりロシア・・・
しかも、若さでぐいぐい押してる選手ではなく、もうベテランの部類に入るアリョーナ・レオノワでした。
技術も表現力も確かなものを持っているのに、ここ数年は特にショートとフリーを2本そろえられないというイメージばかりついていましたが、
このNHK杯ではきちんと結果を残してくれました。
これが「意外にも」という結果になり、村上か宮原か、どちらかがなんとか表彰台に上ってファイナルに行ってくれるだろう・・
という予想(願望)が外れたことになります。
宮原知子は3位に入りましたが、ファイナルには届きませんでした。
ということで、ファイナルはロシア4人、アメリカ2人ということになりました。
残念。
日本女子もあと一息だったのに。
演技を見ると、村上佳菜子のショートは、前回大会よりも緊張していたように見えましたが、
大きなミスもなく、本人も納得しているように見えました。
しかし点が伸びず、ということはやはりジャンプの回転不足ということでしょう。
自分では回ってると思っても、判断するのはジャッジですから、そこは厳しいところです。
思ったより点が伸びないというのは、本当につらいものでしょうね。
明らかに失敗しているのと比べると、なんというかモチベーションが下がってしまいます。
さらにフリーに至っては、ジャンプの飛び過ぎで点を下げてしまいました。
ジャンプ自体はうまく飛べていても点が入らないというのはこれも泣きそうな気分ですよね。
ルールは難しいです。
飛びながら考えるのも難しいと思います。
男子は、村上大介選手がまさかの金メダルでした。
日本人選手ですが、アメリカ代表だった時期もあり、あまり日本にはなじみのない選手だったかもです。
かなり前からグランプリシリーズに出てはいましたが、なかなか結果が出ていませんでした。
「ダイスケ」なんですよね。この人も。
場内アナウンスで、「ダイスケ~」と呼ばれると、次は決まって「タカハシ~」だったんですけど、今年は「ムラカミ~」でした。慣れません。
しかし、こちらのダイスケ選手のプログラム、ショートは「ロクサーヌのタンゴ」で、フリーがラフマニノフの「ピアノ協奏曲第2番」でしたね。
タカハシ~のほうの大ちゃんが、トリノでやったときと同じ選曲です。
髪型もなんとなく大ちゃんに似てますし、やや日本語苦手な感じも似ています。
日の丸上がった時に涙流してましたね。
一昨年のNHK杯にも出たのですが、試合中にけがをして棄権したそうです。
そんなこと思い出したんでしょうか。
しかし、ショート・フリーともに大きなミスなく、しっかりと演じてました。
余計な緊張がなかったのが勝因でしょうか。
女子はグレイシー・ゴールド、男子は村上大介が金メダルということで終わりました。
この2人、同じコーチなんですよ。つまりチームメイトです。
おめでとうございます。
その後、ケガのためにグレイシー・ゴールドがファイナルを欠場することが決まりました。
いつケガしたんでしょうね?
NHK杯の時は特にそんなそぶりはなかったと思うのですが。
その結果、なんと本郷理華選手がファイナルに行くことになりました!!
どういうチャンスが転がってるかわかりませんね。
本郷選手は、点数が伸びなかったので、点数的には宮原知子選手のほうが上なのですが、
それでも本郷選手は1回優勝してるので、代表になれました。
こういう組み合わせやその時の運みたいなのも、勝負事には必要なのでしょうね。
それではこの続きはまた後日。