こんばんは。
全日本フィギュアの感動を分かち合うべくこのブログを書いていたわけですが(当初の目的から相当かけ離れている)、
そうこうしてるうちにもう四大陸選手権が近くなってきました。
急いで女子の感想を述べなければ。
女子シングルショート。
涙なしには見られない演技のオンパレードでした。
なんでって、女子のメンタルが強いんですもの。
ここまで、いまひとつ結果の出なかった選手の、ここ一番の気合の入った演技。
そして、終わった後の達成感、解放感から来る涙。
みんな本当~に、素晴らしい演技でした。
村上佳菜子選手、今井遥選手、宮原知子選手、鈴木明子選手、そして安藤美姫選手。
もちろん、真央ちゃんもよかったんですけど、ノーミスってわけにはいかなかったので。
本人も悔しそうでしたね。
個人的に一番泣いたのは、安藤美姫選手でした。
もともと、好きな選手だったんです。
技術的にはすごいものを持っているし、やはりジャンプの天才です。
でも、メンタルに左右されることが多く、どうもマスコミからも一般からもウケがあまりよくないようで、気の毒でした。
また、昨年4月の衝撃の事実。
まさか出産とはね~。
おめでたいです。でも、もう少し周りを味方につけることはできなかったのか???。
まあいいや。
とにかく、出産を経て、予選会から出場して、やっと出た全日本。
ショートの演技はすごかったです。
ジャンプもミスなく。スピンもきれい。ステップの笑顔。
演技中のあんな笑顔も、終わった後のあんな笑顔も、初めて見ました。
世界選手権で2度優勝してるんですよ。
それでもあんな顔ははじめてです。
いろいろ背負ってたんでしょうね。責任とか。プライドとか。簡単にジャンプを跳べた過去とか。
公式戦で4回転ジャンプ跳んでるんですよ。
世が世なら、というか、オリンピックのタイミングとかあるんでしょうね。
真央ちゃんほどには騒がれなかったのが気の毒です。
でも、出産してから1年もたたないうちに、全日本で表彰台を争うぐらいに復活してきたこと。
本当にすごい才能があります。
出産したら体って変るんですよ。
すごく痩せたりすごく太ったり、いままでと脂肪のつくところが違う気がします。
髪だって抜けるし育児疲れでノイローゼっぽくもなるし・・・。
それが、毎日毎日練習してる選手と同じように演技するところまで戻してきたんですからね。
とにかく、そんな才能に恵まれながらも、紆余曲折のあった選手生活の最後が、あの笑顔でした。
これからもいろいろな困難が待ち受けているでしょうが、
安藤美姫らしく、自由に生きて言って欲しいです。
そして、あのすばらしい演技をまた見たいです。